韓国内外で絶賛され、世界中で多くの共感を呼んだ映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』が、2025年6月13日(金)に全国公開。数々の映画賞を受賞した話題作が待望の日本上陸ということで、公開前から大きな注目を集めています。そんな『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』のあらすじや見どころを、一足先に作品を鑑賞したユーザーのレビューとともにご紹介します。

『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』(2025)あらすじ

他人の目を気にせず自由奔放に生きるジェヒ(キム・ゴウン)と、ゲイであることを隠し孤独に生きるフンス(ノ・サンヒョン)。正反対の二人が出会い一緒に暮らす中で、二人は互いの「自分らしさ」を励まし合うかけがえのない存在となっていく。大学を卒業しそれぞれの道に進んでも、関係は変わらないはずだった。だが社会に出た二人に人生の大きな転機が突き付けられ、大切な友情に思いがけない危機が降りかかる……。
国内外で大絶賛!世界中で共感を呼ぶそのワケは?
「君」がいたから「私」になれた!
最強のふたりが織りなす人生讃歌の物語。

原作は世界三大文学賞「国際ブッカー賞」や「ダブリン文学賞」に ノミネートされたパク・サンヨンのベストセラー小説。映画化された本作では、ドラマ『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』や映画『破墓/パミョ』で百想芸術大賞の女性優秀演技賞を受賞したキム・ゴウンと、世界的話題作『Pachinko パチンコ』で注目を集めた新鋭ノ・サンヒョンが主演を務め、正反対の二人が“自分らしい生き方”を見つけるまでの物語となっています。
世間のルールに縛られないジェヒと、ゲイであることを周囲に隠しながら生きているフンスは、“普通に馴染めない”アウトサイダー気質という共通点で次第に絆を深めていきます。
SNSの普及により“自分らしく生きる”ことの多様性が生まれ、ポジティブな変化が起きている反面、内在化された“正しさ”が偏見やプレッシャーを生んでいる現代。
自由奔放に見えるジェヒも、普通を装う孤独なフンスも、そして現代人なら誰しも「実は生き辛い」というジレンマを抱えているはず。

また、クローズドなゲイ男性と自由に生きるシス女性を主人公に置いたストーリーではあるものの、LGBTQ+の物語という文脈だけにとどまらないのも特長のひとつ。
本作で描かれるのは、恋愛や友情、社会、家族などに対する悩みといった、誰もが大人になる過程で衝突する普遍的なテーマ。“普通じゃない”二人にも平等に降りかかる人生の転機や危機、そしてそれを乗り越えることでお互いがかけがえのない存在となっていく様子は、まるで他人事とは思えません。
二人とともに人生を歩んでいるような感覚で物語に引き込まれ、気づけば自分も背中を押してもらっているような、温かくやさしいストーリーが本作の最大の魅力です。
世界が絶賛。国内外の映画祭を席巻!

第49回 トロント国際映画祭のスペシャル・プレゼンテーション部門出品、2024年今年の女性映画人賞ではジェヒ役のキム・ゴウンが演技賞、イ・オニが監督賞を受賞。さらに第45回青龍映画賞と第11回韓国映画製作家協会賞ではフンス役のノ・サンヒョンが新人俳優賞を受賞するなど、国内外で数々の賞を受賞している本作。

また、韓国のゴールデングローブ賞とも称される第61回 百想芸術大賞では、映画部門の作品賞、監督賞(イ・オニ)、女性優秀演技賞(キム・ゴウン)、男性新人演技賞(ノ・サンヒョン)、グッチ・インパクトアワードの5部門でノミネート。
話題作が勢揃いの韓国映画のなかで、数多くの部門にノミネートされており、注目度の高さを物語っています。
ハッと気付かされる、名言の数々
劇中のなにげない会話のなかに、心の琴線に触れる名言が数多く登場のも見逃せないところ。
自分自身を見つめ直すきっかけになったり、恋愛における大切なことを教えてくれたり……思わずハッとするセリフの数々も、本作の見どころのひとつです。
「あんたらしさが、なんで“弱み”なの?」

ゲイであることを周囲に隠して孤独を感じながら生きていたフンスに、ジェヒが言ったセリフ。後ろめたさを抱えていた問題を“自分らしさ”だと認めてくれるジェヒという存在に出会い、フンスは徐々に外の世界へと踏み出していきます。ありのままの自分で大丈夫なんだと背中を押してくれる名言です。
「“好き”が“愛”になる分岐点は分からない、でもね、“会いたい”は“愛してる”より真実味がある。」

ジェヒが恋愛をしているときに、愛の本質に気づいた場面でのセリフ。自由奔放に見えて、実は誰よりもピュアなジェヒ。心から愛する人に出会えた喜びを爆発させながら語る、彼女の言葉に誰もがきゅんとするはず。
「執着が愛じゃないなら、僕は愛したことがない」

執着を心の病気だと言ったフンスに、スホが返したメッセージ。自分のセクシャリティを周囲に打ち明けられず、好きな相手にもなかなか素直になれないフンスに対して、想いを伝え続けるスホ。真っ直ぐな言葉に思わずドキッとしてしまいます。
劇中には、印象的なセリフがまだまだ登場します。あなたにとって忘れられない名言の一つと必ず出会えるはず。
映画好きなら思わず反応。洗練された映画ネタの引用

劇中ではさまざまな映画作品の引用があるのも見どころのひとつ。例えば、『君の名前で僕を呼んで』(2017)は、1980年代のイタリアを舞台に、17歳と24歳の青年が織りなすひと夏の恋の行方を描いたラブストーリー。フンスのセクシャリティや抱える葛藤などに通ずる要素が多くある作品です。
『エレファントマン』(1980)は、特異な容姿で見せ物小屋に入れられていた青年の半生を描いた作品。人間としての尊厳の大切さ、偏見や差別について考えさせられます。
それぞれ、本作の登場人物とリンクする設定や、物語に込められたメッセージに共通する部分があり、映画好きなら思わず「おっ!」と嬉しくなってしまうはず。それぞれの作品がどこでどのように登場するかは、ぜひとも劇場でご確認を。
みんなの評価は? Filmarksユーザーのレビュー

もうだめだー。本当に愛しくて愛しくて涙が止まらん。二人の関係が最高すぎる。そして観ながら、わたしも大事で大好きな友だちのことを考えた。
最高にロマンティックでもあるし、思わず爆笑したり、時折ハッとさせる台詞も多々あって主人公2人がとても愛おしく見えた。
すごくよかった。人の心の隙間は、人がうめるんだなと思った。
ありのままの自分を受け入れてくれる存在が1人でもいることで人生はもっと豊かになる。等身大の自分のままでいい。そんなことを思わせてくれる心が豊かになる映画だった。
映画の話自体も素晴らしかったけど、それ以上に自分の存在を映画の至る所に感じられて「この映画はあなたのことをちゃんと見てるよ」って言われてる気がした。だから、すごく好きだった。
自分にとっての最強の味方が欲しくなると同時に、自分も誰かにとっての最強の味方でありたいなぁと感じた。
自分らしさと世間の普通との間で抗いながら前に進む二人と、その年月がとても愛おしい。お互いへ掛けた言葉は時を経て呼応し、傷みをその先の力に変えてゆく。
二人をもっともっとずっと見ていたいと思った。キム・ゴウンとノ・サンヒョンが本当に素晴らしい!力強く優しい映画。とても大切な作品になった。
“自分らしさ”って何?そんな悩みを抱え現代を生きる私たちに、「ハッピーになるために生まれてきたんだ」と思い出させてくれる極上のエールムービー。人生に悩んだ時、元気が出ない時に何度も見返したくなる、お守りのような大切な作品にきっとなるはず。
笑って、泣いて、前向きになれる映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』をぜひ劇場で楽しんで!
『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』作品情報
6月13日(金)全国ロードショー
https://loveinthebigcity.jp
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