ハリウッドの若手人気女優のひとりとして躍進を続けるマーゴット・ロビー。そんな彼女が出演したおすすめ映画をまとめてご紹介。
マーゴット・ロビー プロフィール
マーゴット・ロビーは、1990年7月2日生まれ、オーストラリア出身。
大学卒業後に演技の道に進み、TVドラマ『PAN AM/パンナム』(11)などを経て、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(13)でレオナルド・ディカプリオの相手役として脚光を浴びる。
『フォーカス』(15)などの話題作でヒロインを務めたのち、『スーサイド・スクワッド』(16)のハーレイ・クイン役で大ブレイクを果たす。
主演を務めた『アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル』(17)で第90回アカデミー賞 主演女優賞にノミネート。以降も『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(18)、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)、『スキャンダル』(19)など、話題作に続けざまに出演。
『スーサイド・スクワッド』のスピンオフ作品として注目が集まる『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』が公開中。
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)
株式ブローカー、ジョーダン・ベルフォートの回想録を、マーティン・スコセッシ監督と主演レオナルド・ディカプリオのタッグで実写映画化。ウォール街で貯金ゼロから成りあがったジョーダンの波乱万丈の半生をつづる。
22歳の時にウォール街の投資銀行で働き始めたジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)。学歴も経験もなかったが、巧みな話術と斬新なアイデアでまたたく間に頭角を現し、26歳で証券会社を設立する。巨万の富と名声を手に入れたかに見えたジョーダンだったが、思わぬ波乱が待ち受けていた。
本作で知名度を高めたマーゴット・ロビーが演じたのは、ジョーダンの妻・ナオミ。元モデルという役どころで、ミニスカートにハイヒールのセクシーな姿でレオナルド・ディカプリオを翻弄する姿にも注目したい。
『フォーカス』(2015)
『フィリップ、きみを愛してる!』『ラブ・アゲイン』などのグレン・フィカーラとジョン・レクアが監督・脚本を手掛けたクライムサスペンス。凄腕詐欺師と彼の元弟子である美人詐欺師が繰り広げる、壮絶な騙し合いを描く。
30人もの詐欺集団を束ね、自身も凄腕の詐欺師であるニッキー(ウィル・スミス)は、弟子として迎え入れた未熟な女詐欺師・ジェス(マーゴット・ロビー)と恋に落ちる。恋愛は仕事の妨げになると判断したニッキーはジェスの元を去るが、数年後、大富豪を標的にした大きな山場で再会を果たす。
マーゴット・ロビーが演じたのは、美しい女詐欺師・ジェス。洗練された美貌が繰り広げる鮮やかな詐欺の手口はもちろん、ウィル・スミス演じるニッキーとの恋の駆け引きも見どころの一つ。
『スーサイド・スクワッド』(2016)
DCコミックスの「スーサイド・スクワッド」シリーズを、『フューリー』などのデヴィッド・エアーが監督・脚本を務め、実写映画化。「DCエクステンデッド・ユニバース」シリーズの第3弾にあたる。DCコミックスの悪役たちが集結し、悪対悪のバトルを繰り広げる。
世界崩壊の危機に瀕する中、最強スナイパーのデッドショット(ウィル・スミス)、邪悪な犯罪者のジョーカー(ジャレッド・レトー)、彼に恋するハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)など、ヒーローによって投獄された悪党たちが集められ、特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成。任務に失敗すれば自爆装置が作動という過酷な状況下で、悪によって悪を退治する危険なミッションに挑む。
マーゴット・ロビーが演じたのは、ジョーカーに恋するキュートでクレイジーなヒロインのハーレイ・クイン。個性際立つキャラクターの中でもハーレイ・クインの人気は断トツで、新たなヴィランのヒロイン像を確立している。
『グッバイ・クリストファー・ロビン』(2017)
『くまのプーさん』の誕生秘話を、原作者A.A.ミルンの生涯を通して描いた伝記ドラマ。監督は『マリリン 7日間の恋』などのサイモン・カーティスが務める。
第1次世界大戦後、PTSDに悩まされていた作家のアラン・ミルン(ドーナル・グリーソン)は、静養のため田舎に移り住むことを決めるが、一向に創作活動が進まないアランに愛想を尽かせた妻・ダフネ(マーゴット・ロビー)は家を出て行ってしまう。息子のクリストファー・ロビンと2人で暮らすことになったアランは、息子のお気に入りのテディ・ベアから着想を得て新作を書き始める。
マーゴット・ロビーが演じたのは、作家アラン・ミルンの妻のダフネ。世界的童話を生み出したミルンの傍らで、妻はどのような思いを抱いていたのか、興味深い役どころを演じている。
『アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)
元フィギュアスケーター・トーニャ・ハーディングの波乱に満ちた半生を描いた伝記ドラマ。監督は『ラースと、その彼女』などのクレイグ・ギレスピーが務めた。
貧しい家庭で、母ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)から厳しく育てられたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)は、フィギュアスケート選手として2度のオリンピックに出場。輝かしいスケート人生を送るはずであったが、元夫のジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)の友人がトーニャのライバルのナンシー・ケリガンを襲撃したことにより、スケート界から追放されてしまう。
主演を務めたマーゴット・ロビーは、スキャンダルにまみれた元フィギュアスケーターのトーニャ・ハーディングを熱演。特訓を重ねてスケーティングシーンにも挑戦し、第90回アカデミー賞 主演女優賞をはじめとする複数の映画賞にノミネートされ、大きな話題を呼んだ。本作では製作にも携わっている。
『アニー・イン・ザ・ターミナル』(2018)
マーゴット・ロビーが主演とプロデューサーを務めたスリラー作品。妖艶な女性が男たちを翻弄して繰り広げる、壮絶な復讐劇を描く。
ロンドンのダイナーで働くアニー(マーゴット・ロビー)は、街の裏で起こるトラブルを片付ける謎の美女という別の顔を持っていた。実はアニーには壮大な復讐計画があり、ダイナーに訪れる客たちはすべて彼女の計画に関係する人物であった……。
主演を務めたマーゴット・ロビーが演じたのは、裏の顔を持つミステリアスな美女・アニー。黒髪の殺し屋、ポールダンサー、キュートなウエイトレスなど、さまざまなコスチューム姿にも注目したい。
『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』(2018)
これまでにも多数映像化された、16世紀英国の2人の女王の人生を描いた伝記ドラマ。スコットランド女王メアリーをシアーシャ・ローナン、イングランド女王エリザベスI世をマーゴット・ロビーが演じる。監督は本作が長編デビュー作のジョシー・ルーク。
16歳でフランス王妃に、18歳で未亡人となったメアリー・スチュアート(シアーシャ・ローナン)は、スコットランドに帰国し王位の座に就く。イングランドを統治するエリザベス(マーゴット・ロビー)は、結婚・出産を経験し、美貌を備えたメアリーに複雑な感情を抱いていた。王位継承権をめぐるライバルであった2人は、互いに惹かれ合いながらも対立し、陰謀や内乱が渦巻く激動の時代へと身を投じていく。
孤高の女王、エリザベスⅠ世を演じたマーゴット・ロビーは、極端な白塗りのメイクで持ち前の美貌を封印。強く気高いが、コンプレックスと猜疑心にまみれた女王を体現し、女優としての新境地を開拓した。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)
1969年、黄金時代のハリウッドを震撼させたある事件を、クエンティン・タランティーノが監督・脚本を手掛け、独自の視点で描き出す。レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットの2大スターが初共演を果たし、第92回アカデミー賞では合計10部門にノミネートされた話題作。
人気のピークを過ぎたドラマ俳優のリック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と、リックの付き人でスタントマンのクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は、固い友情で結ばれていた。ある日、気鋭の映画監督ロマン・ポランスキー(ラファル・ザビエルチャ)と、女優である妻のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)が、リックの隣に引っ越してくる。
ヒロインを務めたマーゴット・ロビーが演じたのは、気鋭の女優、シャロン・テート。美しくチャーミングで魅力たっぷりのシャロンが、タランティーノ監督とマーゴット・ロビーによってスクリーンに蘇る。
『スキャンダル』(2019)
全世界のメディアを驚かせたアメリカ大手テレビ局CEOの大スキャンダルを、「オースティン・パワーズ」「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズなどのジェイ・ローチが監督を務め、実写映画化。衝撃のセクハラ騒動の裏側と、声を上げた女性職員たちの葛藤や苦悩を描き出す。
2016年、アメリカの大手テレビ局FOXニュースの元人気キャスター、グレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、CEOのロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)をセクハラで提訴。メディアが騒然とする中、局の看板番組でキャスターを務めるメーガン・ケリー(シャーリーズ・セロン)は、自身の過去を振り返り、動揺していた。一方、メインキャスターの座を狙う若手キャスターのケイラ・ポスピシル(マーゴット・ロビー)は、ロジャーと対面する機会を得る。
マーゴット・ロビーが演じたのは、出世と成功のチャンスを虎視眈々と狙う新人キャスターのケイラ・ポスピシル。本作では架空のキャラクターであるが、上を目指す女性の強さと弱さを見事に表現し、女性を中心に多くの共感の声が上がっている。2020年2月21日より公開中。
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)
『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クインを主役に迎えた、予測不能でクレイジーなアクション作品。監督は、気鋭の女性監督キャシー・ヤンが務める。
ジョーカーと別れたハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)は、全ての束縛から解放されてやけになり、モラルのない暴れっぷりを見せていた。そんな中、ダイヤを盗んだ少女(カサンドラ・ケイン)をめぐり、残忍なサイコパス・ブラックマスコ(ユアン・マクレガー)と対決すべく、くせ者たちを集めてチームを結成する。
マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインの可愛さとクレイジーさは本作でも健在。悪の仲間を引き連れて悪と対決する、先の読めない展開から一瞬たりとも目が離せない。2020年3月20日公開予定。
【文・ココネコ】
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