食欲の秋に感動もつまみ食い!?心にグッとくる映画予告編10選

映画はいつだって人生の鏡像だ

鈴清

映画見たいんだけど、時間がないんだよな〜」

仕事の繁忙期や試験勉強中など、どうしても時間がとれない時もありますね。そんな時、ふと空いた息抜きの時間などに、映画の感動つまみ食いしてみませんか?

映画の予告編。それは作品の魅力を端的に伝え、人々を劇場へと誘う宣伝素材です。しかし、時に本編を凌駕するほど完成度の高い予告編が存在します。

今回は、本編に負けず劣らず心にグッときてしまう予告編を10本紹介いたします。

1,ボーイズ・オン・ザ・ラン

花沢健吾による漫画を原作にした映画です。タイトルの通り、主人公である三十路前の青年ががむしゃらに人生を駆け抜ける遅咲きの青春ストーリー。

予告編では片思いの女性をライバルに奪われる苦しさ、不甲斐ない自分自身への怒りと空しさ、青春の痛々しさと、それに抗う主人公の奮闘がダイジェスト的につながれ、見ると私たち自身のほろ苦い記憶を想起させ、予告の最後で主人公が声を枯らして叫ぶストレートなセリフでなんとも切ない気持ちになってしまいます。

2,少年H

妹尾河童の自伝的小説を原作にした映画で、太平洋戦争下の日本を舞台に、混乱期を生きた家族と、そこに関わる人々を描いた作品です。

戦時下に生きる過酷さや、当時の人々の慎ましさ、その中でも失われないユーモアや子供たちの純粋さ、そして、主人公の父親による心に残るセリフと共に予告編は組み立てられており、胸に迫るものを感じさせてくれます。

3,カールじいさんと空飛ぶ家

今年公開された話題作「インサイド・ヘッド」の監督・ピート・ドクターによるピクサーの感動作です。

多くの予告編が本編をダイジェスト的に繋ぐのに対して、こちらの予告編は主人公が妻を亡くし、彼女と共に夢見た地へ旅立とうとする物語冒頭のセットアップ部分を見せることに比重を置いています。

これにより予告編を見るだけで主人公への感情移入が深まり、グッと目頭が熱くなること必至です。

4,風立ちぬ

ご存知、日本が誇るアニメーション作家・宮崎駿による名作です。

4分間という予告編としては長尺のものが制作され、松任谷由実が歌う「ひこうき雲」のフルコーラスにのって、主人公やヒロインの身の上や、当時の時代背景などをテロップなども用いながら丁寧に描かれていきます。

かつての日本人が生き抜いた激動の時代を丁寧に伝え、平和を享受する現代人の私たちに静かに訴えかけるものになっており、予告編だと言って片付けられない深い余韻を残してくれるでしょう。

5,カラフル

続いてもう一本、日本のアニメーションを紹介します。

こちらも日本アニメ界の名手・原恵一が、森絵都による原作「カラフル」をアニメーション映画化した作品です。

いじめや自殺、家庭崩壊など重いテーマを扱った作品ながら、主人公の苦しみと救済がモノローグとともに描写され、主題歌として流れるアーティストmiwaの歌う「僕が僕であるために」が爽やかに響きます。

6,私の中のあなた

世界的ベストセラー小説を映画化した感動作です。

予告編冒頭から衝撃的なモノローグによってはじまり、白血病を患う少女と、その家族の崩壊と再生をダイジェスト的に繋いでいきます。

非常にオーソドックスな作りで、巨匠ニック・カサヴェテス監督によって切り取られた印象的な構図で美しく構成された映像に、劇中でハイライトになるセリフが散りばめられ、心に残る予告編です。

7,英国王のスピーチ

吃音に悩むイギリス国王ジョージ6世と、その療法にあたった言語療法士との交流を描く作品で、第83回アカデミー作品賞をはじめとする4部門を受賞しました。

こちらの作品で秀逸なのが、主人公が自身の弱点を克服し、何に立ち向かわなくてはならないのかというドラマチックな対立軸を端的に示している点です。

20世紀最悪のカリスマであり、演説の天才と呼ばれたヒトラー率いるドイツに対峙するイギリス。その国民を鼓舞し、勝利へ導くべく、吃音のジョージ6世が演説に臨む構図が予告編では描かれていて、当時の緊張感、主人公の勇気が伝わり、予告編を見るだけで勇気がもらえます。

8,ライフ・イズ・ビューティフル

第二次世界大戦下、強制収容所において息子を励ましながら希望を失わずに生きたユダヤ系イタリア人の姿を描く感動作品です。

予告編では最初に牧歌的な音楽とともに幸せな家族の日々が描かれ、そのあとに待ち受けるユダヤ人の過酷な運命をじわりにおわせています。その中で明るさを失わないロベルト・ベニーニ演じる主人公の健気さが十分に伝わり、予告編だけで思わずホロリとさせるものに仕上がっています。

9,インビクタス

名匠クリント・イーストウッド監督の作品です。

「国の恥」とまで言われるほどチーム状態が停滞していた南アフリカラグビー代表チームが、やがて自国開催のワールドカップで決勝までのぼりつめるまでの姿を、同国初の黒人大統領となったネルソン・マンデラ大統領との交流を絡めて描いています。

本編でも印象的に引用される、マンデラ大統領が27年間にもおよぶ獄中生活の中で心のよりどころとした英国の詩人、ウィリアム・アーネスト・ヘンリーの詩「インビクタス」の一節が予告編でも効果的に使われていて、心に深く響き、この予告編を見るだけで、きっと元気付けられることでしょう。

10,42 ~世界を変えた男~

アフリカ系アメリカ人初のメジャーリーガーとなったジャッキー・ロビンソンを描いた作品です。

予告編で最初に「42」という数字がメジャーリーグにとって大きな意味を持っていることを説明します。それから黒人差別と戦うジャッキーの過酷な日々と、やがて不屈の精神が周囲を変えていく奇跡をダイジェスト的につないでいて、その中で白人でありながら彼を支えたゼネラルマネージャーのブランチ・リッキーの印象的なセリフがのせられ、胸が熱くなる予告編です。

よくできた予告編には作品の魅力が凝縮されている

いかがでしたか?

予告編は長くても5分を超えるようなことはありません。そのなかでよくできた予告編には、本編のおもしろさや興奮、感動など、作品の魅力が存分に凝縮されています。

通勤時間や休憩時間、寝る前などに、予告編を見てちょっとだけ元気が出たり、ホロリとしたり……。映画の感動つまみ食いしてみませんか?

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  • Keisuke
    3.5
    #55 峯田さんが、タニシ以上にタニシだった。すんばらしい。 二時間弱、エンディングまでうまくまとまった感じ。 漫画のスケール感をまた味わうべく、また読みたくなった。
  • とだな
    -
    爽快感はある
  • yuhi
    4.8
    走り出したくなった。 好きな映画
  • 阿部航平
    4
    夢をあきらめないで、サラリーマンアッパー、ボーイズオンザラン
  • marmalade
    4
    あちいね。 しょうもないただのハッピーエンドとかじゃなくてよかった。
ボーイズ・オン・ザ・ラン
のレビュー(9153件)