君も明日から即モテ決定!ラブコメ帝王ヒュー・グラントの傑作モテ映画5選!

2015.11.20
映画

シネマは身体の一部です。

イトウタクマ

皆さま、「ラブコメ 帝王」でGoogle検索してみてください。なんと検索結果の1ページ目がすべて同じ俳優に関するwebページがあがってきます。その俳優とは?もうお分かりの通り!イギリスを代表する伊達男、ヒュー・グラントです。

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出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Hugh_Grant#/media/File:Hugh_Grant_Brussels_%2708.jpg

1994年公開の『フォー・ウェディング』から20年以上一貫してラブコメに出演し続けたヒュー・グラント。彼が”ラブコメの帝王”と称される理由を、11/20公開の最新作『Re:LIFE~リライフ~』を含めた出演映画5作から探ってみます。

ヒュー・グラントのように女性をメロメロにしてみたいあなたには必見の映画ばかりですよ!

『9か月』

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まずこの上のポスターをご覧ください。なんというキラースマイル!キラキラした視線と真っ白い歯。モテる要素にあふれています。本作では小児専門の精神科医・サミュエルを演じています。

恋人のレベッカ(演じるはジュリアン・ムーア!若い!)は子どもを授かったことに素直に喜んでいますが、サミュエルは困惑するばかり。まだ結婚にも踏み切っていないし、実は子どもは苦手だしと、頼りなくオロオロしている姿はまさにヒュー・グラントの代名詞。この頃から独自のキャラクターの基礎が出来上がっていました。

“9か月”という期間は、妻の出産までの期間を意味しながらも、実はサミュエルが妻の妊娠を知り、わが子の存在を自覚し、本当の意味での父親になるまでの成長譚を描いています。ヒュー・グラント入門編として欠かせないラブコメの傑作です。

『ノッティングヒルの恋人』

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本作のヒューは田舎の本屋さん・ウィリアム。彼の店にハリウッド女優のアナ(演じるはジュリア・ロバーツ)が偶然訪れるところから、このラブストーリーは始まります。

身分違いの恋という、いわゆる”『ローマの休日』”タイプなロマンティック・コメディですが、何が違うか?と申しますと、主役の男性キャラクターの性格と、それに伴うロマンチックな展開です。

『ローマの休日』のグレゴリー・ペックは、オードリー・ヘップバーン演じるアン王女を、高貴な身分と分かりつつも、彼女をベスパの後ろに乗せたり、ジェラートを一緒に食べたり、真実の口でおどけてみせたりと、積極的にデートをリードします。恋の駆け引きという勝負での幾戦錬磨なタフさを感じさせます。

対しましてヒューは?これがなんとも頼りない。愛する奥さんには駆け落ちされて逃げられており、同居している変わり者の友人に振り回され、なによりアナと話すときの視線の揺れやまばたきが気弱さをグッと全面に押し出しています。

しかしこの奥手な性格の中にある純朴さにアナは惹かれていくのですね。本作での恋の駆け引きはアナがリードします。ファーストキスを仕掛けるのもアナです。ヒュー・グラントの魅力は、このキスシーンに凝縮されています。つまり彼は愛するのではなく”愛される”男

『9か月』で生まれた帝王の雛鳥は、本作を経て確実に成長しました。そしてその2年後、さらなるヒュー・グラントの魅力を開花させる映画が現れます。

『ブリジット・ジョーンズの日記』

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レニー・ゼルウィガーの代名詞ともされる最高のラブコメ映画です。本作でのヒュー・グラントはブリジットの上司・ダニエル。希代のプレイボーイで、甘い言葉でささやく姿にブリジット含め日本の女性映画ファンを虜にしました。

ウェービーな髪型に甘さを漂わす垂れ目、ニコッと笑うと白い歯がキラリと、いわゆるイギリス産の上品なセクシーさを活かしたプレイボーイ役が多いかと思われていますが、そうでもありません。

しかし今作では、今まで演じてきた気弱で純朴な男とは正反対のキャラクターダニエル役。今まで多くのラブコメ映画に出演し、そのハンサムな容姿に注目が集まっていることを彼なりに理解した上で作り上げたセルフ・パロディ的なキャラクターなのではないか?と考えられます。

 

彼の眼差しは女性に向けられるセクシーさを放っていながらも、実は「モテる男という記号」でしかない悲哀を伴っています。甘いマスクで女性にモテモテですが、記号の出番が終わるやいなや一人ぼっちのシーンの寂しさがより一層際立つんですね。

モテるという要素をシニカルにかつコメディに昇華させ、その魅力を一番の武器にできると客観視してラブコメに出続けた俳優がヒュー・グラントなのです。自信の記号化に成功した彼は揺るぎない”ラブコメの帝王”と呼ばれるようになります。

『ラブ・アクチュアリー』

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クリスマスのロンドンを舞台に複数の男女の恋模様を描いた極上のアンサンブル・ラブストーリー。

ヒュー・グラントはイギリス首相デイヴィッドを演じています。首相という役柄上、なにか政治に関するシーンはあるのかな?なんて観てるとほぼありません。(強いて言うなら、来英したアメリカ大統領と会うシーンくらいでしょうか)

この映画が公開された際、ヒューは来日記者会見を行いました。その時「役作りのために何か特別なことをしましたか?」という質問に彼はユニークな返答をしています。

「俳優はみんな役作りのためにリサーチをしますが、私は滅多にリサーチをしないんだ。今回イギリスの首相を演じるために、「英国の政治」という本を読み始めんだけど退屈でね、序章で読むのをやめちゃいました。私はシナリオから演技プランを考えるのですが、監督に注文をつけたのは、首相を完璧な善人にしないで欲しいという点です。監督の善人性からか、登場人物がみんな善人に書かれてしまうんですが、政治家ですからね、それなりの欠点もある人間として描いてほしかったんです。」

この返答って、これまでにヒュー・グラントが創り上げてきたキャラクター造形そのものに当てはまります。

女性に対して完璧なプレイボーイなようでいて、頼りなさ、情けなさを見破られてしまうが、そんな欠点をも”愛されて”しまう男。それこそ真の意味でのプレイボーイであり、ヒュー・グラントがラブコメの帝王と称される由縁でしょう。

本作では色々なヒュー・グラントを観ることができる、まさにヒュー・グラントの幕の内弁当。困りながら子どもの前で歌うヒュー、へんてこなダンスで家中を踊りまくるヒュー、そして恋した秘書の女性に優しい笑顔を送るヒュー。ラブコメの帝王の魅力を余すことなく映画に詰め込んでいます。

最新主演作『Re:LIFE~リライフ~』

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最後に11/20に公開される主演最新作をご紹介します。

本作では、若くしてオスカーを受賞しましたが、長いスランプに陥り、みんなに忘れられた脚本家・キースを好演。

この設定、2007年公開の『ラブソングができるまで』とよく似ています。そしてなんだか彼自身のキャリアと被るような気がしてならないのです。

Re:LIFE リライフ

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90年代後半から2000年代前半にかけて最強のラブコメ帝王として一世風靡したヒュー・グラント。しかし帝王も人間です。老いや加齢からはさすがに逃れられません。本作のプレミア上映のあいさつでも「ラブコメを演じるには歳をとりすぎた」と話していました。

しかし最近の彼の反撃は、実に若々しいものがありました。長年一貫してラブコメに出演していた彼は、SF大作『クラウド・アトラス』では時代を違えて5役演じ分け、11/14に公開された『コードネーム U.N.C.L.E.』でもスパイ・アクションという新たなステージで活躍しています。

ラブコメの帝王という記号から解き放たれ、文字通り「リライフ=再生」したヒュー・グラント

抑えられていた反動をバネに更なるステップアップに挑む彼の快進撃は、まだまだ女性の目をくぎ付けにしそうです。今回ご紹介した映画と一緒に、11/20公開の『Re:LIFE~リライフ~』をぜひご覧ください! モテる秘訣はヒューにあり!ですよ。

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  • まゆ
    2.0
    11歳は天国にくるには最適な年齢だ。好きとか嫌いとか正直に言える歳だから。 年齢を重ねると妥協を強いられることもある。 って言葉が心に残った。 それ以外はほんと淡々とダラダラとあるおっちゃんの日常のお話。
  • ナル
    2.1
    昔栄光を掴んだ男が今は落ちぶれて、渋々田舎の大学講師になります。 物語はコメディー調で淡々と進みますが、学生がそれぞれの個性を持って熱心に脚本作りに励む姿が、少しづつ男の心に響きます。 私も年をとっても心に響く何かを見逃すことなくいたいなと思いつつ、また、明日から仕事頑張ります。
  • kumiporo
    3.3
    じゃがいも、にんじん、たまねぎ入りの普通のカレーって感じでした。 隠し味なしの。 普通に美味しい。
  • モアイ
    3.1
    久しぶりに見たヒュー・グラントは、過去の栄光にしがみ付きまくる落ち目のダメダメ脚本家📖 展開は十分に読めるけど、期待してなかったからかおもしろかった🎵 映画や文学ネタ満載の会話もおもしろかったし☆ JKシモンズも良い味出してた💡
  • あすか
    3.0
    最後はキレイに終わりすぎな感じがするけれど、味わいのある映画です。 ダメダメな男なんだけど、憎めない。キースは生徒達の脚本を一緒に直していく内に、それぞれの生き様が浮かび上がり、キースは自分の人生を振り返り、これからの道を修正することができた。 登場人物はみんな魅力的なのがこの映画の素敵なところです。
「Re:LIFE リライフ」
のレビュー(5884件)