あなたは何のために働く?何かのために自分を掛けて動く男を描いた実話映画5選

2015.12.01
映画

邦画・洋画、ジャンルを問わない映画好き

いと

皆さんは何のために働いていますか?

会社で働かれている人はもちろん、学生であれば学業、専業主婦であれば家事といったように、大なり小なり多くの方が日々働いています。しかし、自分の働く意味を考える時間は人生の大半を占める労働という時間の中に比べ圧倒的に少ないはずです。

そこで今回は自分の働く意味を考えるきっかけを与えてくれる、堅い信念や思いを持ち働いた実在の男たちを描いた映画を5つ紹介したいと思います。

愛する子供のため全ての地位を捨て製薬会社を立ち上げるーー

2人の子供が有効な治療薬が存在せず、治療が困難とされるポンペ病に冒され余命まで宣告されたエリートビジネスマンのジョン・クラウリー。ポンペ病の治療薬の研究が遅いことに憤るジョンはポンペ病の製薬を進めるロバート・ストーンヒルと共に製薬会社を立ち上げ子供を救うために奔走する……。

小さな命が呼ぶとき

『ハムナプトラ 失われた砂漠の都』などで有名なブレンダン・フレイザーがハリソン・フォードと共演した『小さな命が呼ぶとき』は愛する子供たちのために安定した地位を捨て、製薬会社を立ち上げポンペ病の治療に貢献したジョン・クラウリーの実話を元にした実話映画。

彼の功績そのものも知っておく価値がありますが、刻一刻と余命の時が近づく焦燥感から後先考えず暴走するジョンを支える偏屈だが優しいロバート博士など、周りの人の力があってこその偉業なのだと感じれる話でもあります。

会社を立ち上げ薬の製品化を進めるのは、全て愛する子供たちのため。経営者としては優秀とは言えないが、ただがむしゃらに子供を想う彼の一途な思いと功績を是非この映画を通し知っていただきたいです。

英雄か殺人鬼か、戦場の仲間のため160人を射殺したひとりの父親

テキサス生まれのクリス・カイルは持ち前の愛国心から海兵隊に志願する。やがて軍の中で狙撃手としての才能に目覚めると同時に戦場に心を囚われ始める……。

アメリカンスナイパー

( C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC

 

公式戦果において160人を射殺した記録を持ちアメリカ軍兵士から『伝説の狙撃手』と呼ばれたクリス・カイルの自伝をクリント・イーストウッド監督が実写化した作品。

アメリカではその過激な内容が話題を呼び、政治的な論争が巻き起こるまでになった今作はクリス・カイルがどのような気持ちで戦地で戦ったのかが描かれています。

戦地から戻り、愛する妻と過ごす間にも心を揺れ動かす戦地に残した仲間への思い。戦争賛美とも反戦映画ともとれるこの映画で戦争に従事した1人の兵士が何を得て何を失うのか。仲間のためにその身をつくした男の物語を心に残してみてはいかがでしょうか。

破天荒な介護師が偏屈な大富豪を変えていくーー

スラム街に住む黒人青年ドリスは就職活動を続けているフリをし失業保険を貰い続けるため、首から下が動かない大富豪フィリップの介護の面接を受ける。しかし、本人の予想を反し偏屈なフィリップが採用したのは介護の経験も資格もないドリスだった。

しかし、介護を通しフィリップを障害者でなく友人として接するドリスの心がフィリップの心癒していく……。

最強のふたり

実話では黒人青年ではないものの、この『最強のふたり』はほぼ実話をベースに製作しフランス国内ではハリー・ポッターを超える大ヒットとなり、既にハリウッドでもリメイクが決定したほどの作品。

介護の知識も無くしっかりとした礼儀も知らない破天荒な男が偏屈に凝り固まった富豪を変えていく、と書くと映画や物語の世界ではややありがちとも思えるシナリオですが今作はなんて言ったって実話ベース。物語に起伏は少ないけれど心温まる時間が流れます。青年にとって必要なものと、富豪にとって必要なもの。ある意味で最も理想的な雇用関係の構図がそこにはあるような気にさせてくれる、そんな映画です。

始まりはただ知的好奇心を満たすためだった

第二次世界大戦時、ドイツが世界に誇る究極の暗号『エニグマ』を解読するため英国政府の秘密機関に収集されたアラン・チューリング。解読に没頭するため次第に孤立していくチューリングは仲間との不和を乗り越え解読を成し遂げるが……。

イミテーションゲーム

(C) 2014 BBP IMITATION, LLC

 

パソコンの元となったとも言えるチューリングマシンを開発し、イギリスに勝機をもたらしたとされるアラン・チューリングの生涯を描いたベネディクト・カンバーバッチ主演作。

ただ単に究極の暗号に対する興味から国家の行方を左右するプロジェクトに挑み始めたチューリングが、やがて国家のため、戦争を終わらせるために上司の静止を振り払い仲間と突き進む。そこには好奇心のみで解読を始めたチューリングの姿はもうありません。

エニグマ』解読という偉業を成し遂げたにも関わらず、その秘密を保守するために沈黙を命じられた彼は生涯その秘密を守りぬきます。天才は何のために『エニグマ』を解読したのか、遺族すらも認めたとされるカンバーバッチの演技がその思いを伝えてくれます。

ただ全ては金と欲望のため!これが働くという事だ!

ウォール街の投資銀行に就職したジョーダンは学歴もコネもない一般的な男。しかし、己の巧みな話術と発想を駆使しウォール街の街を上り詰めていく……。

ウルフ・オブ・ウォールストリート

そう、世の中金です。

なんのために働くかと聞かれれば、それは当然お金のため。「抱えきれないほどの大金を手に入れて豪華な邸宅にクルーザー、そしていい女を手に入れたい!」そんな欲望を自らの力で掴みとった男の自伝をかつてイケメン俳優として話題を席巻したレオナルド・ディカプリオが主演で実写化。

およそ3時間弱に渡るジョーダンの絶頂と転落の人生の縮図は、見ているだけで脳内物質が生成されているかのような不思議な感覚に陥るほどの壮絶さで3時間弱をあっという間に感じさせます。

彼をウォール街の頂点に押し上げたのは決して真似してはいけない違法な手口ですが、その根幹は大いなる野心。想う事、考える事、そしてそれを実行に移す彼の行動力にパワーを貰える1作です。

まとめ

実話を元にした何かのために働く男たちの映画を5本紹介させて頂きました。

何かのために力を尽くし、己を削ってまで働いた彼等ですが何人かの人生は決して幸福とは言えず終わっていきます。しかし、こうして彼等の残した軌跡が語られるということはその行為は決して無駄では無かったと言えるはずです。

今回この記事を通して伝えたいことは働くという事の意味と、何のために働くかという事。たまには余裕のあるオフの時にこそ自分が何のために働いているか、または何のためにこの先働くことになるのか、映画を見ながらでもその意味を考えてみてはいかがでしょうか。

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  • ゆでゆできりん
    -
    やけどあぶないよ
  • ユキ
    4.2
    めっちゃくちゃいい映画だった………ドリスのフェアで、真っ直ぐで純粋で、透明で何にも汚れなくて、正義とか常識とかそういうくだらないものよりも、フィリップが求めるものを本能的に知っていて… あと介護は知識や勉強じゃなくて、何よりその当事者と向き合う気持ち次第なんだってのがありありと痛いほどに描かれていて、これが介護の最上級って良くわかる 私も実は母親が要介護3の片麻痺で身体が全然動かないんだけど、なんとかして介護タクシーとかじゃなくて普通の軽自動車とかに乗って欲しくて 普通の生活を普通にしたくて、でもやっぱりどこかで無理が出てしまって、体力も精神も疲れて 何に疲れるのかって多分、介護者が介護対象の人に「可哀想」って思ってしまうことなんだと思う、その感情に介護者は精神をやられるんだと思う ドリスにはそれが欠片もなくて、常にフェアで、フィリップは常に尊厳を守られていて こうありたいと私も強く思う 辛いだろうけどそれをまっすぐ受け止めて、それは個性で、そういうものだと受け止められる、優しい大きな器を持ちたい ほんとにドリスかっこいい これが理想の男だよってめちゃくちゃ思う ほんと最強 もうラストシーンのフィリップの笑顔めちゃくちゃ幸せすぎて涙止まらんかったし はぁいい映画だった
  • yuma
    5.0
    ほんとに最強のふたりだった。さいこう!!
  • Yuto
    -
    2018.06.23
  • 063
    4.4
    あたたかい映画でした。 この映画で自分という人間を考え、いい方向に自分を変えていこうと思えるきっかけになりました。 人との関わり方を改めて考えさせられました。 それといろんなジョークが物語の中で出てきてどれも面白かったのですが、髭のくだりがとても面白かったです😁 こういう面でも学ばさせて貰いました。 いやー映画はやっぱり素晴らしいです😊
「最強のふたり」
のレビュー(108124件)