【STAR WARS】激レア!激ヤバ!スター・ウォーズ、パロディとパクリの世界!

Why So Serious ?

侍功夫

12月18日『スター・ウォーズ フォースの覚醒』公開まで一カ月を切りました!

11月18日から、日本最速18:30の同時刻上映チケットが発売され、売り切れが続出していることがニュースにもなっているようです。この上映チケットには観賞日が刻印される特製パンフレットの購入権が付いてますので、マニア/コレクターたちはどうかと思う様なチケット争奪戦を繰り広げています。

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以前にSW新作に備えて過去のシリーズ作をどの順番で見ていけば良いかをまとめた記事【スターウォーズ初心者も安心】新作公開前の入門ガイド~新作までの6つのステップ~をお届けいたしましたが、記事を読んだ方も、どうかと思うようなチケット争奪戦に参戦していることと思います。

そんなみなさんに、今回は正式なスター・ウォーズユニバースよりも外側の世界:パロディとパクリの世界に視線を向けてみます。

レベル高い!パロディ/オマージュ映画

現在、様々なジャンルのパロディ映画やオマージュを捧げられた映画が作られていますが、そんな中でもスター・ウォーズは1つの大きなジャンルと言えるほど、多くの作品を生んでいます。

『スペースボール』

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スペースボール星のスクルーブ大統領と部下のダーク・ヘルメットの陰謀に、宇宙のならず者ローン・スターが立ち向かいます。

パロディ映画の巨匠、メル・ブルックス監督作です。ルーカスがブルックスのファンであったため、視覚効果にはILMが、音響効果はスカイウォーカー・サウンドが参加した“最も正式なパロディ映画”と言えるでしょう。

本作にはスター・ウォーズを始め『スタートレック』『エイリアン』『猿の惑星』などの名作SF映画パロディにも溢れた楽しい作品になっています。

『ファン・ボーイズ』

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1999年初頭、ガンで余命わずかと宣告されたSWファンの友人にエピソード1を見せるため、ルーカス・フィルム本社のあるスカイウォーカー・ランチへの潜入を試みます。

つい最近も余命僅かと診断されたSWファンのためにep7の上映会が行われたそうですが、本作が凄いのは苦労して友人に見せようとしているのが「エピソード1」だというところです。今ではSWファンからすら評判の悪いエピソード1のために、様々な苦難を乗り越える、というアイロニーになっているのです。

『フィニアスとファーブ/スター・ウォーズ大作戦』

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今やルーカス・フィルムの親会社でもあるディズニー製作の人気テレビアニメ「フィニアスとファーブ」の特別番組です。タトゥーインに住む天才兄弟フィニアスとファーブが銀河の危機を賭けた帝国軍と反乱軍の戦いに巻き込まれます。

フィニアスとファーブを始め、ファンにはおなじみの面々がスター・ウォーズ世界に顔を出していきます。子供向けアニメながら、細かな台詞や設定を引用した彼らの会話にSWファンも納得の仕上がりになっています。 

♪くーつーしたー! くつしたー! くつしたー!

公認へと昇格したファン・メイドのパロディ動画

YOUTUBEが当たり前になる前から、スター・ウォーズは多くのパロディ動画が作られてきました。その中には日本でDVDソフト化された作品まであります。

『ハードウェア・ウォーズ』

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アイロンやトースターが宇宙を飛びまわり、『オズの魔法使い』ブリキ男がC-3POの替わりに登場する本作が作られたのは、ナント1978年! アメリカでスター・ウォーズ最初の1作目が公開された1977年の翌年、わずか7カ月後です。つまり、スター・ウォーズのパロディ動画の元祖と言えます。

ルーカス自身も本作は観賞済みで、自作のパロディが作られるという事自体に歓喜したそうです。

『恋におちたジョージ・ルーカス』

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タイトルが『恋におちたシェイクスピア』のパロディになっていることからも解るように、スターウォーズがルーカスの体験から着想を得て作られた、という設定の恋愛ドラマになっています。大学生で課題の脚本執筆に頭を悩ませているルーカスが、“オダンゴ頭の女の子”や、“東洋哲学を教える小さな教授”、“ぜん息持ちの大男”などと出会っていきます。

目ざといスピルバーグに本作の存在を教えてもらったルーカスは、その出来の良さに制作者へ賛美の直筆手紙を出したそうです。

『トゥループス』

90年代に日本でも放映されていた、パトカー密着取材番組「全米警察24時 コップス」のパロディで「タトゥーインをパトロールする帝国軍のストーム・トゥルーパーに密着したドキュメンタリー」という体裁になっています。インナー・サークルの「バッド・ボーイズ」をBGMにスピーダーバイクに乗ってドロイド泥棒のジャワ族や、DVのモイスチャー・ファーマー(オーウェンおじさん!)などを取り締まっていきます。

有罪確定!? パクリ作品

歴史的な特大ヒットを飛ばしたスター・ウォーズのおこぼれにあずかろうと、世界各国でスペース・オペラ映画が量産されました。その中から特に珍品を集めました。

『宇宙からのメッセージ』&『惑星大戦争』

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1977年の『スター・ウォーズ』アメリカ公開時の社会現象とも言えるヒットを受けて、東映は『宇宙からのメッセージ』を1978年4月に、東宝は『惑星大戦争』を1977年12月に、急こしらえして便乗公開しました。

ヤクザ映画で有名な東映『宇宙からのメッセージ』は脚本に『女囚さそり』シリーズの松田寛夫、監督に『仁義なき戦い』シリーズの深作欣二を迎え、コワモテのヤクザ俳優が並び、帆船型宇宙船が登場する珍品を仕上げました。

一方、東宝『惑星大戦争』はゴジラシリーズを始めとする特撮映画のノウハウやフッテージをつぎ込み、艦首にドリルの付いた「轟天号」と、脇からオールの付き出したガレー船風宇宙船「金星大魔艦」の戦いを描きました。

2作共に「宇宙船」をロケットや飛行機の延長ではなく「船」として造形している所には、当時流行していた「宇宙戦艦ヤマト」の影響も見え隠れしています。そんな、なりふり構わぬ突貫工事で仕上げられた2本の和製SWは、本編の圧倒的なビジュアルを前に、手を取り合ってマニア向けカルト作の道をたどることとなります。

『アーリャマーン』

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インドからのエントリーは2005年にインドで子供向けヒーロー番組として放映されていた『アーリャマーン』です。安いCGの戦闘機とガイコツ型のデススター(……かっこいい)や、中年太りの腹を隠す気も無いおっさんジェダイに、子供にハリボテを着せたロボットがウロウロする珍品になっています。ただ、その物語はインドの神話を描いた古典叙事詩『バーガヴァタ・プラーナ』ヴィシュヌ神の活躍を翻案したもので、単なる「ツッコミどころ満載」な作品にはなっていません

本作や、本作を企画・製作・主演したムケーシュ・カンナさんの子供向け作品については筆者が編纂したBootleg CATALOGにくわしいよ!コチラを参照

『Dünyayı Kurtaran Adam』

これは珍品中の珍品。トルコからのSWパクリは、なんと本編からデススター攻撃シーンをそのまま、本当の意味で“パクった”場面から始まります

「デス・スター」を破壊した(と、思わしき)ダンディなオッサン2人が、砂漠の惑星でトーテムポールのような異星人や、仮面以外は私服の戦闘員と戦います。やったこと無いけど、重いドラッグを服用するとこういう光景が見えるんだと思います。

スター・ウォーズにオマージュ、パロディ、パクリが多いワケ

スター・ウォーズのキャラクターたちは、今やミッキーマウスやスーパーマン、バットマンに肩を並べる知名度と人気を誇ります。そんな“有名人”ですから、パロディやパクリの標的にも成り易いのですが、ここまで多くの作品が生まれたのにはワケがあります。

ジョージ・ルーカスが自身の会社ルーカス・フィルムで「スター・ウォーズ」に関する諸々を管理していた頃、オマージュやパロディは、ほぼノー・チェックでスルーされていました。これはルーカスが「下品だったり、イヤミなパロディであっても結果として宣伝に繋がるし、訴えればマイナスイメージに繋がる。」と、判断していたからです。その結果として、多くのオマージュ映画やパロディ動画、果てはパロディ・ポルノまでが生まれることとなります。

2012年以降、ルーカス・フィルムは権利関連にうるさいことで有名なディズニー傘下に入っています。今のところ都市伝説のようにウワサされる“ディズニー警察”的な訴訟沙汰は起きておらず、相変わらず愉快なパロディ動画がYOUTUBEなどにアップされ続けています。

このまま、スター・ウォーズに関してはルーカスの意向を受けた運営がされるのか、それとも“ディズニー帝国”による恐怖政治が執行されるのか、フォースの流れに注意したいところです。

番外編『アルゴ』

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1979年に実際に起こったイランのアメリカ大使館人質救出作戦を描いた作品です。イランのカナダ大使館に逃げ込んだアメリカ大使館員を助けるために、CIA職員トニー・メンデスが立てた計画は「ロケハンをしに来た映画スタッフという設定にして帰国させる」という大胆な作戦でした。その際に、どんな質問をされても答えられるよう、実際には作られないSF映画「ARGO」には細かな設定が作られました。

その設定として使用されたのが、ロバート・ゼラズニィのSF小説「光の王」の映画化用に作られた資料だったそうです。

エキセントリックな街並みをどこの国とも言えない服装の若者たちが駆け抜け、宇宙での戦いに挑む、という物語が真実味を帯びていたのは、もちろんチュニジアでロケ撮影され、大ヒットを飛ばしたスター・ウォーズの存在があってこそです。

映画のウソは時に現実に侵食するのです。

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    2.0
    内容が少し薄くなったような気がする。スターウォーズ1,2,3のようなアクションとキャラと展開とストーリーを期待してたのに
  • まるこ
    4.5
    やっぱりわたしはフォースの覚醒好きです! 色々ファンには嬉しいところもあるし、なによりBB-8のかわいさ!R2-D2より何言ってるかわかりやすいよね! そしてジョンウィリアムズが今なおスターウォーズの新曲を作曲してるということにしびれる! フォースの覚醒で特に好きなのがレイのテーマ!なんか、1人で細々と生きてきたけれども、心には大きなものを抱いています、って感じが曲だけでイメージできるのです!
  • causeK
    3.8
    あまり期待せずに観たが、思った以上に面白かった 映像、音楽ともにワクワクさせてくれた
  • ソウゴ
    4.0
    新たな世代へ継承されていく様がすさまじく興奮した。 物語的には進んだ感はないが ハンやこれまであったものを完結させるという、勇気ある決断をしたJ・J・エイブラムス、すこいぞ。
  • hosaka
    3.6
    すげぇ期待はずれだった。
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」
のレビュー(77729件)