この運命なんて切ないんだ!ラストに余韻が残る映画10選

映画好きなサラリーマン。

柏木雄介

この運命なんて切ないんだ!ラストに余韻が残る映画10選

出典:By Alyssa Smithより著者編集

気分が落ち込んでいるとき、明るい話をしてくれる人と一緒にいたいって思うときは、もちろんありますが、ただ自分と同じ気持ちになって寄り添って欲しいと思うときもありませんか?

そこで、今回ポジティブで明るい映画というよりも、ちょっとセンチメンタルな気分の時にぴったりの「切ない映画」を10作品ご紹介します。ただ単に切ないだけでなく、最後はほんのり希望も見え、悲しいけれど前向きになれるそんな映画。ひたすら暗かったり、重かったり、救いがないわけではありません。映画を観終わった後も余韻が残る映画です。

ラストに余韻が残る映画10選

1.『ガダカ』

1.「ガダカ」

宇宙飛行士を夢見る青年。運命に逆らおうと努力すること、それを応援する男。

DNA操作によって子どもを生むことが当たり前になっている近未来社会のお話です。この近未来では肌の色などではなく、遺伝子の優劣によって人を差別しています。ある劣った遺伝子を持つ男が、別の優秀な遺伝子の持つ男に成り代わり、宇宙飛行士の夢を叶えるため頑張ります。見ててハラハラするシーンもありますが、未来社会の派手さを描くSFというわけではありません。観終わった後、勇気が湧いてくるヒューマン映画としてご覧ください。

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2.『レナードの朝』

2.「レナードの朝」

30年も昏睡状態の難病の患者をあるひとりの医者により奇跡的に目覚めさせるが。

治療不能の難病により、30年間昏睡状態だった男レナードをセイヤー博士の治療により回復するが、また元に戻ってしまいます。この話は実話です。 人生は「絶望」の方が多いかもしれません。どうせまた裏切られるんなら、一朝しかない「希望」なんか見ない方が良い、って思うかもしれません。でもやはり一縷の「希望」を見るために、戦うことに意義はあるって思えます。きっと観る人を明るい気持ちにさせてくれるラストだと思います。

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3.『道』

3.「道」

失って初めて知る大事な人を。

「すべてのものには、価値がある。こんなちっぽけな石だってきっと何かの役にたってる」という名セリフがあります。
大道芸人ザンパノというどうしようもない男が、白痴の女ジェルソミーナを奴隷として買い、一緒に旅回りを続けますが、あるときその彼女を捨ててしまいます。その結果男に何が起こるか。ラストはとても切ないのですが、人間の孤独感、不器用さ、そして本当の愛を知ることができる名作です。

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4.『容疑者Xの献身』

4.「容疑者Xの献身」

そこに成り立つのは愛情ではなく献身。

「誰にも解けない問題を作るのと、その問題を解くのとでは、どちらが難しい?」東野圭吾原作のミステリー映画ですがトリックの緻密さというより、犯人の動機や心情を丁寧に深く描かれています。天才数学者がしてはならないある隠蔽工作をします。それを友人でもある天才物理学者が科学的論理的に証明しようとします。論理的なことだけでは説明できないことがあります。ある女性に恋をしたことで生まれる幸せと悲しい結末。胸が痛くなります。深く心に残る映画です。

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5.『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

5.「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

生まれたときから”無常”を知る。

”数奇な人生”というタイトルですが、この物語の主人公はたくさんの人と出会い、たくさんの人と恋をして、仕事を一生懸命します。音楽やお酒を楽しみ、知人が亡くなり悲しみます。普通の人生です。でもその彼は生まれたときから80才で生まれ、そして徐々に若返っていく数奇な人生を送ります。逆回しの人生を見ることで私たちは日常の素晴らしさと無常を知ることになります。

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6.『ある日どこかで』

6.「ある日どこかで」

本当に会いたい人に決して会えないときに”もがく苦しみ”をここまで体現している映画はないかもしれない。

1980年に生きる青年が70年近く前にタイムスリップする純愛映画です。そのタイムトラベルの仕方が斬新で驚くと思いますが、それが後々良い味を出します。ホテルで一枚の肖像写真に写った女性(昔の写真)に恋して、その時代の時の彼女に会いに行きます。センチメンタルにさせるラブストーリーです。

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7.『鑑定士と顔のない依頼人』

7.「鑑定士と顔のない依頼人」

初めて恋をした童貞おじいちゃん。予想もつかない結末に切なさなの余韻が残る。

主人公の童貞のおじいちゃんは63歳。腕利きの美術鑑定人、また、オークションの進行係のお仕事をしています。自分の部屋に沢山の女性の肖像画を眺めるのが大好きです。そんな”オタク”なおじいちゃんが、ある女性に恋します。アプローチしていく姿が可愛くもあったり、時には怖かったりします。そんなおじいちゃんに待っている結末とは、、、、。ミステリーなので、いろいろ予測しながら見ましたが、最後の最後でおじいちゃんと同じく茫然としてしまいました。切なすぎて私は泣きました

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8.『月に囚われた男』

8.「月に囚われた男」

3年間孤独に過ごした男。やっと愛する妻と子どものもとへ帰れると思ったら。

地球に必要不可欠なエネルギー源を採掘するために、月の基地に3年間の契約で滞在し契約満了に近づきます。ずっと月にひとりぼっち。話し相手はロボット1台。それだけでもう切ないですよね。そんな男の目の前に、あることが起きます。悲痛な表情が見ていてさらに切ない気持ちにさせます。しかし暗いだけではありません。最終的にどう終わるか?果たして地球に帰れるのか?気になる方は是非ご覧下さい

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9.『バタフライ・エフェクト』

9.「バタフライ・エフェクト」

愛する人を想っての悲しい選択。

最高に切ないラブストーリーです。ラブストーリーであり、SFミステリーでもあります。愛する人のために、何度も過去を変える。より良い未来にするために過去を変えること、その小さな蝶の羽ばたきが地球の裏側で台風を起こします。必ずしも良くなるとは限りません。本当に愛する人のことを想ってするひとつの選択。とっても切ないです。エンドロールまでずっとずっと余韻が残る作品です。ディレクターズカット版の別エンディングもありますが、私は通常のエンディングが好きです。

10.『キャスト・アウェイ』

10.「キャスト・アウェイ」

戻ってきたときには、自分の居場所はなかった。

宅配便のシステム・エンジニアのチャックが米国から南米へ向かう途中、飛行機が墜落し無人島に漂流します。そんなチャックの親友はバレーボールのウィルソンです。これだけで切ないのですが、実はこの映画無人島のサバイバルだけでなく、その後漂流後の話が非常に切ないのです。

時間に厳しくて1秒でも無駄にしない男が無人島に行ってしまい、最高に”無駄”な時間を何年も過ごしてしまうことが何とも皮肉なことか。時間も、失った環境も取り戻せません。人の感情も変わっていきます。ただのサバイバル映画ではないことがこの映画のラストのシーンで分かります。見終わった後は、前を向いて懸命に人生生きていこうと思えます。道に迷ったときに見て欲しい映画です。

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切ない映画こそ、希望に満ち溢れた映画が多い!

今回ご紹介した10本の作品は、そこに出てくる誰かに感情移入できると思います。彼ら、彼女らの境遇は様々ですし、もちろんそれを観る私たちの境遇も違います。映画のように極端なことは起きないかと思いますが、自分とは違った生き方をしている人の気持ちを考えることで何かしら感じるものがあるはず。

切ない気持ちにさせ、それでも何かを求めて進んで行く。きっと、それぞれの主人公のように私たちもまた前向きになれる。そんな切ないけど、希望のある作品。興味があるものがあれば、是非一度見て観てください!

 

※2020年10月28日時点のVOD配信情報です。

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  • 岩佐数音
    4.7
    ストーリーもモチーフも美しく設計されている。 科学と合理(に見えるもの)が席巻する世界でも、意志や優しさの強さを見せてくれる。 自力で進む様を「泳ぐ」行為をモチーフに描くのも、裸の/生物としての変わらなさを感じられて良い。 古代文明から発掘された指輪が現代のものと変わらない様を見て感動するような、素朴な良いものの変わらなさがあった。 脚本・監督のアンドリュー・ニコルは「未来を一から構築し、デザインできないなら、過去や現在の優れた部分を拝借し、未来に持ち込む方が良い」と語っているそう。 ガタカ社のコンピュータルームとメモリアルホールは、フランク・ロイド・ライト設計のマリン・シヴィックセンターで撮影、 衣装デザインのコリーン・アトウッドも作品のコンセプトである「いいものが残っている未来」に相応しいクラシカルなスーツを登場人物に着せている。 未来には何が変わっているかを考えがちだけれど、何を残せるかも重要な要素であると思わされた。 未来は先にあるが、未来に先立つのは今である。
  • おもち
    3.9
    ジュードロウに見惚れてしまう 設定が現実化すれば かなりのディストピアだろうな
  • Right
    4.3
    キスシーンに痺れた。 30年近く前の作品とは思えないほど、全てが美的。SF、サスペンス、ヒューマンといった色んな要素を楽しめる。しかも、てんこ盛りといった感じはせずに、作品の余白すらも味わえる。説明する必要のない綺麗な映画だった。
  • とい
    3.3
    結局、人は無いものねだりなのかもしれないということだった。 “不適正”として生きる苦労がある一方で、完璧に見える側にもまた別の苦悩がある。 ずっと地球から離れたいと思っていても、いざ離れる瞬間には離れたくないと感じる。その揺れも印象的だった。 今の時代にも、完璧を目指そうとする風潮は確かにある。 けれど、完璧であることがそのまま幸せにつながるわけではないのだと思う。 作中では、遺伝子だけが重視されるから、顔そのものは誰も見ていない。 それは今の時代にも少し通じる気がする。 人は何か一部の情報だけで相手を判断して、それ以外のものをちゃんと見ようとしないことがある。 そして、肌の色や人種による差別ではなく、これからは遺伝子によって人が判断される時代になっていくのかもしれない。 『ガタカ』は、そんな未来への怖さと、今の社会にもすでにある価値観の危うさを感じさせる作品だった。
  • 3.5
    優生思想に対する静かな挑戦状。 究極の合理社会からは、微笑みが消えるのか?
ガタカ
のレビュー(93926件)