【女子たちの永遠のミューズ】目標にしたい!女性が憧れる魅力的なヒロインたち

好奇心で生きてる雑食人間

sakasa

突然ですが皆様は映画の登場人物に影響されたことはありませんか?憧れの台詞やファッション、職業など映画は様々な影響を私たちに与えてくれます。特に女性の方は、作中の素敵なヒロインを観てあんな女性になりたい!と思ったことが一度ぐらいあるのではないでしょうか。

そこで今回は私から女性の皆様に、目標にしたくなるような映画の中の女性キャラクターをご紹介させていただきます。男性の方は理想的なヒロインがいるかどうかぜひ探してみてください。

麗しのサブリナ(1954)

サブリナ

言わずと知れた永遠のヒロイン、オードリー・ヘップバーン。こちらは彼女の出演作の中でも人気の高い作品のひとつです。

アメリカのロングアイランドに住む主人公サブリナは、可愛いのですがまだ幼さが残っていて垢抜けていません。そんなある日パリで2年間を過ごすことになり、2年後別人のように綺麗になって帰ってきます。しっかり大人の女性となったサブリナは誰が見ても美しく周りの男性は放っておけません。

清楚なロングワンピースからファッショナブルなジバンシィのイブニングドレスまで着こなすオードーリー。その中でもこの映画で彼女が着用して名付けられたサブリナパンツは当時大流行しました。

作中ではサブリナパンツに背中が大きく開いた無地のトップス、そしてフラットシューズというシンプルなコーディネートで登場。ラフなファッションでも彼女が持つエレガントさもちゃんと残っていて、リアルに女子が着こなしたいと思うスタイルが描かれています。カジュアルなスタイルもだらしなくならず、女性らしく完璧に着こなしているのはさすがです。

普通の女の子から垢抜けて綺麗な女性へと変わるサブリナからは、大げさかもしれませんがファッションは自信を与え人生を変えてくれるということを教えてくれます

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アンビリーバブル・トゥルース(1989)

アンビリーバブルトゥルース

ハル・ハートリー監督の長編映画デビュー作であるこちら。主人公はいつか世界は核によって滅びると信じてやまない、現代で言えばこじらせ系の女子高生オードリー(エイドリアン・シェリー)。

そんな少女オードリーは、若い頃に罪を犯し15年の服役生活を終えて帰ってきた、同じ街に住むジョシュ(ロバート・バーク)と出会い、彼の他を寄せ付けないミステリアスな雰囲気に魅かれてしまいます。

設定を聞くと、「少し危なげなラブストーリーかな?」と思われるもしれませんが、コミカルに展開されるストーリーや個性的な登場人物たちのテンポ良い会話などクスッと笑えるシーンも多い作品です。

そして何と言っても見どころはオードリーの圧倒的な可愛さ。大人びた顔立ちでありながらも、思春期真っ只中の反抗的な行動や夢見がちな発言はやはりティーン・エイジャー。大人なジョシュに釣り合うために自分を大人っぽく演じてみたりする姿にも男女問わず心をグッと掴まれます。

彼女自身だけでなく、インテリアや何パターンもあるファッションも文句無しの可愛さで魅力たっぷりの作品です。

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あの頃ペニー・レインと(2000)

ペニーレーン

女性ファンも多いこちらの作品はキャメロン・クロウ監督が15歳でローリングストーン誌のライターになった時のことを元に描いた自伝的音楽映画です。

作品の舞台は70年代のハードロック全盛期。タイトルにもあるペニー・レイン(ケイト・ハドソン)は、新進バンドのグルーピー(芸能人などの熱狂的な追っかけ兼ツアー中の彼女的存在)のリーダー格。主人公であるウィリアムはその新進バンドの記事を書くためライターとしてツアーに同行することになり、そこでペニー・レインと知り合います。

笑顔が魅力的でいつも自信に溢れている強気なペニーはグルーピーの中でトップクラスにカワイイ女の子。ウィリアムはそんな彼女に恋をしてしまうのですが、ペニーはバンドで1番人気のあるギタリストのラッセルの彼女でした。

そんなペニーも本当は普通に恋する女の子。バンドメンバーとグルーピーたちと送るツアー生活は、毎晩パーティーを繰り返したりと華やかで夢のような毎日。しかしそんな生活は薄っぺらく儚いもので、永遠に続くわけがないとペニーは分かっているつもりでした。それでもラッセルを好きな気持ちを抑えられず、現実離れの日々から抜け出せなくなります。

純粋に人を愛する気持ちと刺激的な生活に憧れつつも後から苦しむことが目に見えているペニーの苦悩に共感できる女性は意外と多いのではないでしょうか。

70年代に流行したグランジスタイルやボヘミアンスタイルといったファッションと共に、ロックミュージックも堪能できるので男性にも楽しんでいただける作品です。

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マルタの優しい刺繍(2006)

マルタのやさしい刺繍

スイスの小さな村でひっそり暮らす老婦人マルタは、夫に先立たれて生きる希望を亡くし、ただぼんやりと毎日を過ごしていました。そんなある日、彼女は若い頃からの夢だった自分の刺繍でデザインしたランジェリーショップを開くことを思い出し、その夢へと駆け出します。

ストーリーはいたってシンプルな老婦人のサクセスストーリー。そこに村の風景やスイスならではのファッション、マルタの作るランジェリーが加わることで、視覚的にも楽しめる作品となっております。隅々まで抜かりない小道具演出にもぜひ注目してみてください。

新しいことを始めるには困難や批判は付き物です。年甲斐もなくランジェリーショップなんて・・・という村の人たちからのバッシングもありますが、マルタは強かでなにより自分には大好きなものがあるという自信に漲っています。もし今、何か新しいことに挑戦しようとしている方がいるならマルタがきっと背中を押してくれるでしょう。

最初は非協力的だった村の友人たちも、そんな姿を見て彼女を援助するように。友人たちをすんなり受け入れるマルタには年の功なのか、元からの性格なのかはわかりませんが懐の深さがうかがえますね。

可愛いものや好きなものは何歳になっても変わらない。夢を追いかけるのも年齢は関係ない!ということを教えてくれます。また、こんな風に年齢を重ねていきたいと思わせてくれる作品です。

月曜日のユカ(1964)

月曜日のユカ

このジャケットにも写っている主人公のユカを演じたのは、お人形のような顔立ちがキュートな若かりし頃の女優、加賀まりこ。今も昔も変わらず美しい彼女は和製ブリジット・バルドーとも呼ばれていました。

ユカはナイトクラブで人気を集める18歳の女の子。彼女は男を喜ばせることが生き甲斐で、誰とでも寝る。ただしキスだけはさせないという信条をもつ一方で、教会に通うクリスチャンでもありました。周りから見れば少し異様な生活ですが、彼女にとっては当たり前の日々なのです。

純粋すぎるあまりに、疑うことを知らず何でも受け入れてしまうユカ。そこが彼女の最大の魅力であり、彼女が生活する環境の中では突出して魅力的に見えます。作られたり計算されていない素直さというところが重要なポイントです。観れば男性も女性もユカの虜になるかもしれません。

作品は60年代初頭の横浜が舞台になっており、当時の日本のカルチャーやファッションを色濃く映し出しております。とくに60’sレトロガーリーファッションは今見ても可愛くて真似したくなるほど。

日本の純文学とフランス映画を混ぜ合わせたような不思議な感覚のある作品です。

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下妻物語(2004)

下妻

ロリータファッションをこよなく愛する竜ヶ崎桃子(深田恭子)レディース(暴走族)の一員である白百合イチゴ(土屋アンナ)があるきっかけで出会い、徐々に友情が芽生えていく様子を描いたこちらの作品は人生のバイブルとして掲げている女性も多いようです。

原作からのファンに加え、桃子のロリータファッションやロリータとヤンキーという異色の組み合わせ、作品と中島哲也監督の世界観の相乗効果もあって当時話題を呼び大ヒットしました。

見た目も中身も正反対な2人ですが、作中の台詞や言動からそれぞれがしっかり自分の信念を持っているということを随所に感じられます。この共通点が2人を繋げたのかもしれませんね。

個人的には『人間は大きな幸せを前にすると急に臆病になる。幸せを勝ち取ることは不幸に耐えることより勇気がいるの。』という台詞がとても印象に残っています。どのシーンの台詞なのかぜひ本編でチェックしてみてください。

友情や恋愛、夢など人生において重要なものを爽快でコメディタッチに描いているので、リラックスして観ていただけます。

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さいごに

今回、女性キャラクターを紹介するにあたり作品を思い返してみましたが、どの女性も自分の中に軸がしっかりあり、尚且つ笑顔が素敵な女性が多かったです。

いつの時代にも現実の世界だけでなく、映画の中にも魅力的な女性はたくさんいます。女性と男性の視点でまた感じ方が違うかもしれませんが、いろんな作品と出逢えばきっとあなたの理想の女性が見つかるでしょう。

もし紹介した中で未見の作品があれば是非チェックしてみてください。

 

※2021年3月21日時点のVOD配信情報です。

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    音楽よすぎコクトーツインズ系。役者は感情的な演技で、静寂をぶち壊したい。 緊張感とこの雰囲気真空パック。エモすぎる、音がきこえる
  • yonaka
    3.3
    世の中に冷めててもちゃんと自分の思うところに熱くなれるならいいかも
  • apple
    4.2
    昔に観て久しぶりにオールナイト上映で鑑賞 何回見ても良いなと思える 後半のすりガラス越しにパールが告白をするシークエンスでジョシュが神父としての役割を与えられてたことに気づいた。
  • kazco
    3.9
    なんでかずっと観ていなかったハル・ハートリー。 唯一、今すぐ観れそうだったこの映画を。 お金と、愛あるいは信頼の対立描写のしっかりした映画で、 オトンのわかりやすくお金で解決しようとする様が滑稽で、ただそれも娘が心配っていう父親としての至極真っ当な愛ということも観ているうちにわかるし、なんかこれ書いてる間に、父親のことがビジュアルも含めて愛らしく好きになってきたかも。 あと画が持つねえ。
  • LUKE
    3.8
    やっぱりハル・ハートリーはいいなぁ。 彼の世界の中での日常に彷徨いたい。 映画は違和感を日常にできる。 エイドリアン・シェリーは唯一無二ですな。好き。
アンビリーバブル・トゥルース
のレビュー(2785件)