【スノードームを探せ!】冬の定番アイテム、スノードームが活躍する映画まとめ

2015.12.21
まとめ

劇場未公開作品を愛してやまない田舎人

フレスコの傘

ウィンターシーズン定番のアイテムといえばスノードーム。この時期になると店頭などでもよく見かけると思いますが、実は映画の中でもちょっとしたインテリアや小道具として登場したりするのです。

今回はこの時期にぴったりなスノードームが登場する映画をご紹介したいと思います。

そもそもスノードームって?

スノーボールの画像

誰しも一度は目にしたことがあるかと思いますが、まずは簡単にスノードームの説明から。

スノードームとは球形やドーム形の透明な容器の中を水とグリセリンを混ぜ合わせた液体で満たし、ミニチュア(人形・建物)とスノーパウダーなど雪に見立てたものを入れ、振り動かすことで雪が降っている風景を作り出している置物のこと。海外ではスノーグローブ( Snow globe)と呼ばれることが多く、コレクターズアイテムとしても有名です

またクリスマスシーズンになると売れ行きが倍増するため、クリスマスにかかせないアイテムのひとつといっても過言ではないかもしれません。

アベンジャーズ/THE AVENGERS(1998)

アベンジャーズ

イギリスで1960年代に放送されたTVシリーズ「おしゃれ(秘)探偵」映画化した作品。アメコミの方ではありませんのでお間違いのないように!

謎の異常気象が相次ぐイギリスが舞台。レイフ・ファインズ演じる極秘諜報員の武器が傘だったり、車に紅茶メーカーなるものが搭載されているあたりなんかはさすがイギリス。悪役を演じたショーン・コネリーはクマの着ぐるみを着たり、スコットランドの正装であるキルト姿で派手に登場したりとコスプレ要素もバッチリです。

肝心のスノードーム自体はキーアイテムになるわけでもなし、ワンシーン程度の登場になるのですが、いかんせん出てくる数が半端ではないのです。それはもうバーゲンセールか?と思ってしまうくらいわんさかと出てくるので目立つ目立つ。これ一本でたくさんのスノードームが一瞬にして拝めるので入門編にいかがでしょうか?

恋愛手帖/KITTY FOYLE(1940)

恋愛手帖

美しいキティ・フォイルは二人の男性から求愛を受ける。貧乏だが誠実な医者のマークと資産家の息子ウィン。二人の男性の狭間で揺れ動く女心を描く。

元祖スノードームが出てくる映画といえばこれ。本作でのスノードームは主人公キティの過去を映し出す鏡のような役割を果たしており、実に効果的な使われ方をしています。ちなみにスノードームの始まりは19世紀前半のヨーロッパでペーパーウェイトとして使われていたことが一説として残っているとのこと。

話としてはどちらの男性を選ぶのかというとてもシンプルなものですが、最後の最後までその行方が分からず面白い。女性の社会進出が活発になった1940年。働く女性の典型として描かれたキティをジンジャー・ロジャースが好演しています。

市民ケーン/CITIZEN KANE(1941)

市民ケーン

新聞王ケーンが死んだ。バラのつぼみという言葉を残して。バラのつぼみとは一体何なのか。このキーワードと共にケーンのミステリアスな一生を追いかける。

多くの映画批評家から現在でも映画史上最高の作品と称賛される名作のひとつ。スノードームは冒頭、そして終盤に出てくるのですが、本作で印象的な使われ方をしたことによりスノードームが一般的に認知されたそうです。確かにバラのつぼみの謎を解くキーアイテムのような存在になっていて、最後の最後までスノードーム自体が印象に残る作品になっています。

ザ・プロジェクト/SECONDS APART(2011)

ザ・プロジェクト

ハイスクールで起きる奇妙な連続殺人。その背後には双子の兄弟の影がちらつく…。一卵性双生児の兄弟セスとジョナは他人を寄せ付けない雰囲気を纏い、いつも二人で行動。おまけに彼らは必ず殺人現場に居合わせており、何故か死にゆく人間をビデオに撮影している。二人が殺人を計画しているのかそれとも・・・。

本作では双子を追う刑事が捜査中にスノードームの中に入っている自分を自分が見つめているという幻想的でありながらも悪夢的なシーンが用意されています。これは視覚的にも大変面白い構図で、スノードームにはこういう使い方もあるのか!となかなか衝撃的。

また、双子が題材なだけあってシンメトリーな美しい図がたくさん出てくる点にも注目。一見ゴシックホラーのような趣がありますので、暗めのお話が好きな方にもおすすめしたい一本です。

ジャンパー/JUMPER(2008)

ジャンパー

テレポート能力を持つ“ジャンパー”たちの姿を描いた作品です。

主人公デヴィッドが想いを寄せる同級生ミリーにセール品だけど・・・と言ってプレゼントするのがエッフェル塔が中に入ったスノードーム。新聞紙に包み、申し訳なさ程度にリボンをあしらっただけのシンプルなラッピングが逆に乙女心をくすぐります。一度でいいからこういう素敵なプレゼントを貰いたいと思っている人は実は多いかも・・・。

そしてそれを見たクラスメイトから「なんだよもうクリスマスか?」とからかわれる場面もあるのですが、微笑ましいと同時にやはりスノードームといえばクリスマスのイメージが王道なんだなあ、と強く感じる作品です。

まだまだある!スノードームが出てくる映画

以下、筆者が見つけることのできたスノードームが出てくる映画の一覧になります。

物語と深く溶け込んでいる作品のものもあれば、一瞬だけ映るインテリア扱いの作品など登場の仕方は様々。一瞬だけ映るとなると探すのが非常に難しいのですが、見つけることが出来た時の喜びはひとしお。

テレビの前にスノードームをずらりと並べ、スノードームが出てくる映画を鑑賞する・・・というのもなかなか粋で楽しめるかもしれませんね。

  • アナとオットー/LOS AMANTES DEL CIRCULO POLAR(1998)
  • クリスチーナの館/CHRISTINA'S HOUSE(1999)
  • ケビン・ベーコンのハリウッドに挑戦!!/THE BIG PICTURE(1988)
  • サンダーボルト/LIGHTNING: BOLTS OF DESTRUCTION(2003)
  • サンタクローズ/THE SANTA CLAUSE(1994)
  • 幸せのポートレート/THE FAMILY STONE(2005)
  • ジュエルに気をつけろ!/ONE NIGHT AT McCOOL'S(2001)
  • デモンズ4/LA SETTA(1991)
  • トイズ/TOYS(1992)
  • フォーリング・ダウン/FALLING DOWN(1993)
  • ホラー・シネマ・パラダイス/All About Evil(2010)
  • ラブリーボーン/THE LOVELY BONES(2009)
  • 夢の降る街/THE BUTCHER'S WIFE(1991)

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  • 4.0
    劇場 新聞王ケーンは、「バラのつぼみ」と言い残し死ぬ 偉大な人物が、なぜそのような事を言ったのか 関係者の証言からケーン氏について回想するミステリードラマ 最期の言葉の意味とは一体⁉︎ オーソン・ウェルズが製作・脚本・監督・主演を務める そういうことでしたか ケーンという人物 幼少期から1941年に死ぬまで激動の時代を生きた 華やかな生活の裏で何が? 良くも悪くも、これがアメリカ人 スゴい人物ですが、敵も多い 女性問題とかいつの時代も同じですね笑 冒頭、ニュース映像あり 撮影技法もこの時代にしては優れている オープニングは怖い これは名作ですね
  • Yoko
    4.1
     「バラのつぼみ」という言葉を残しこの世を去った新聞王”ケーン”。 彼の人生を報道映像でまとめていた記者”トンプソン”はこの言葉の謎に迫るべくケーンの旧知の人物に話を聞きに回る…。  オーソン・ウェルズ若干25歳でこの名作を監督する力量。 そして青年期から老年期の見事な演じ分け。モノクロの魔法がそれをさらに助長しているが、あらゆる意味で万能。 その才能に加え、映画界追放も容易に想像されたであろう実在の新聞王を取り上げた彼の胆力には映画作家としてのそれを見れた。    ケーンが抱える孤独や「与え(られ)ない愛」、「バラのつぼみの謎」云々(ちなみに『薔薇物語』から引用される”陰部”説は全く自分の肌に合わない解釈でした)もさることながら、私にはトンプソンが見つけた解答が今作のメタメッセージとして強く響いてきた。  どんな人生も一言では語れない面白さと深さがあるはず。とりわけ、この新聞王の人並外れた人生ならなおのことである。 ゆえに、一個人の人生を映画や小説という形で様々な解釈を行い、そこに物語が生まれる。 その謎に対するトンプソンの解釈にはこうした「創作」をすることへの許容を認められないだろうか(彼自身もケーンの自伝映像を「創作」している立場であります)。  やや強引だが、この名作の所以をこういう箇所でも求めることはできそうな気がして止まない。  それにしても、存命だったらF・シーモア・ホフマンに是非ケーンを演ってほしかったなぁとしみじみ。
  • sada
    3.7
    世界最大の新聞王死す。彼が残した一言「バラのつぼみ」女なのか物なのか‥偉大な男が残した最後の言葉、きっと何かあるだろう。 うーん、奥が深イイ。 人生って言葉って素敵ですねぇ。
  • なっちゃん
    4.3
    しみじみするね。
  • isse
    -
    人は高慢になればなるほど孤独になり、孤独になればなるほどは狂う。金を持ってれば更なり。 ローズバッドというキーワードは映画のただの一つの装置に過ぎないかもしれない。しかし僕はこう感じた。 この世のありとあらゆる物は金で手に入れたケーンが唯一手にいれることが出来なかったもの それは愛だと。だから″ローズバッド″とは花開き、情熱の赤である愛を開花できなかった自分自身を暗喩しているのではないかと。 スノードームに閉じ込められたのは純粋無垢な過去の自分、のぼる煙は解放を表す。 「″独りよがりの愛″に乾杯だ」
「市民ケーン」
のレビュー(2970件)