コメディからシリアスまで幅広い役を演じ、大人の女性の代表格として高い支持を受ける篠原涼子。そんな彼女が出演したおすすめドラマをまとめてご紹介。
篠原涼子 プロフィール
篠原涼子は、1973年8月13日生まれ、群馬県出身。
オーディションを経て芸能事務所に所属し、90年にアイドルグループ・東京パフォーマンスドールのメンバーとしてデビュー。小室哲哉プロデュースの楽曲がミリオンセラーを記録するなど、歌手として活躍する。
蜷川幸雄演出『ハムレット』（01）で舞台初主演を果たしたのを契機に、女優としての活躍の場を広げていく。
宮藤官九郎脚本のTVドラマ『ぼくの魔法使い』（03）でヒロインを務め、『光とともに～自閉症児を抱えて～』（04）で連続ドラマ初主演。
以降、大ヒットを記録し映画化もされた『アンフェア』（06）、『ハケンの品格』（07）、『ラスト・シンデレラ』（13）、『オトナ女子』（15）など、話題作での主演を重ねる。
映画にも多数出演し、第42回日本アカデミー賞では、『人魚の眠る家』（18）で優秀主演女優賞、『北の桜守』（18）で優秀助演女優賞のダブル受賞を果たした。
私生活では俳優の市村正親と結婚し、2人の子どもをもうける。
2020年4月より、『ハケンの品格』の続編が放送開始予定。篠原涼子と絶妙な掛け合いを見せた大泉洋など、お馴染みのキャストが多数顔をそろえる。
『ぼくの魔法使い』（2003）
『ゆとりですがなにか』などのヒットメーカー・宮藤官九郎が脚本を担当。伊藤英明、篠原涼子、古田新太、大倉孝二、ベッキー出演。
広告マンの道男と妻の留美子は、周囲が呆れるほどのラブラブ夫婦。ある日、田町という中年男性と自転車で衝突して頭をぶつけた留美子は、何かを思い出そうとすると田町の姿に変身するように……。夫婦にふりかかる騒動と夫婦愛を描いたコメディドラマ。
ヒロインを務めた篠原涼子が演じたのは、記憶を辿る際におじさんの姿に変身してしまう女性・町田留美子。少しおバカだが、甘えん坊で可愛らしい妻を魅力たっぷりに演じている。
『anego[アネゴ]』（2005）
![anego[アネゴ]](https://filmaga.filmarks.com/wp-content/uploads/2020/03/anegoアネゴ-214x300.jpg)
林真理子の同名小説をドラマ化。『ハケンの品格』などの中園ミホが脚本を担当。篠原涼子、赤西仁、戸田菜穂、市川実和子、山口紗弥加出演。
勤続10年のOL・野田奈央子は、仕事ができ面倒見もよく、後輩からの信頼も厚い。しかし結婚願望がある奈央子は、独身であることに焦りを感じていた。ある日、奈央子が所属する経営戦略部に黒沢と立花という2人の若手男性社員が入ってくる。30代の独身女性のリアルな生き方を描いたドラマ。
主演を務めた篠原涼子は、仕事ができる美人OL・野田奈央子を演じた。周囲から頼られる“アネゴ”的な存在を自然体で演じ、第45回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞を受賞した。
『アンフェア』（2006）
秦建日子の小説『推理小説』を原作とし、オリジナルのストーリーを加えてドラマ化。篠原涼子、永山瑛太（瑛太）、加藤雅也、阿部サダヲ、濱田マリ出演。
検挙率No.1の美人刑事・雪平夏見は、かつて未成年者を撃ったことでマスコミからバッシングを受けていた。そんな雪平は、新米刑事の安藤とコンビを組み、降りかかる難事件の捜査に挑む。
主演を務めた篠原涼子は、型破りな捜査を、ポーカーフェイスで次々と繰り広げる敏腕女性刑事・雪平夏見を演じた。本作は大ヒットを記録し、スピンオフドラマ3作、劇場版1作が製作され、篠原涼子の代表作の一つとなった。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】『花嫁は厄年ッ！』（2006）
『アンフェア』の原作者であり、『ドラゴン桜』などの秦建日子が脚本を担当。篠原涼子、矢部浩之、岩下志麻、宇梶剛士、小沢真珠出演。
人気キャスターの竹富明子は、ある日突然レギュラー番組を降板させられ、3ヵ月間農家の嫁として体験取材するというバラエティの仕事を命じられる。偶然再会した元彼・安土一郎を頼り、桃農家を営む一郎の実家に嫁を装って訪れ、“花嫁修業”として潜入を試みるのだが……。厄年の女性に巻き起こる騒動を描いたコメディドラマ。
主演を務めた篠原涼子は、嫁と偽って桃農家に潜入するアナウンサー・竹富明子を演じた。元彼・一郎（矢部浩之）や、一郎の母・幸恵（岩下志麻）とのやり取りや、持ち前の元気いっぱいの演技から目が離せない。
『ハケンの品格』（2007）
篠原涼子が出演した『anego[アネゴ]』などの中園ミホが脚本を担当。篠原涼子、加藤あい、小泉孝太郎、大泉洋、勝地涼、板谷由夏、安田顕出演。
派遣社員の大前春子は、多数の資格と人並み外れたスキルを持ち、破格の時給で働く“スーパーハケン”。食品会社に派遣された春子は、不愛想で周囲の人と関わろうとせず、正社員にも遠慮のない態度を取り反感を買うが、驚異的な能力で与えられた仕事を定時内にこなし、降りかかるトラブルを次々と解決していく。派遣社員としての女性の働き方と生き方をユーモアを交えて描いたドラマ。
主演を務めた篠原涼子は、一匹狼の“スーパーハケン”、大前春子を演じた。高いスキルでひたすら仕事をこなすが、実は過去の辛い出来事により心を閉ざしているという役どころ。女性を中心に共感を集めた本作は大ヒットを記録し、2020年4月より続編の放送が予定されている。主要キャストの多くが続投となり、篠原涼子と名コンビと話題となった大泉洋との掛け合いも楽しめる。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】『月の恋人～Moon Lovers～』（2010）
ベストセラー作家・道尾秀介がドラマのために小説を書き下ろし、『ラスト・フレンズ』などの浅野妙子が脚本を担当。木村拓哉、篠原涼子、リン・チーリン、松田翔太、北川景子出演。
インテリアメーカー・レゴリスの社長、葉月蓮介は気鋭の事業家。オープンを控えた上海店に向かった蓮介は、デザイナーの真絵美に内装のやり直しを命じる。そこで蓮介は中国人のシュウメイという女性に出会う。3人の男女が織りなすラブストーリー。
ヒロインを務めた篠原涼子が演じたのは、インテリアデザイナーの二宮真絵美。木村拓哉演じる蓮介とは仕事上の良きパートナーだが、恋愛に関して複雑な思いを抱えるという役どころを演じた。
『黄金の豚－会計検査庁 特別調査課－』（2010）
『わろてんか』『学校のカイダン』などの吉田智子が脚本を担当。篠原涼子、岡田将生、大泉洋、桐谷健太、山口紗弥加出演。
詐欺罪で仮釈放中の堤芯子は、ひょんなことから会計検査庁の検査官にスカウトされる。元詐欺師の経験と勘を生かして、芯子は官公庁の不正を暴いていく。税金の不正使用という悪に立ち向かうさまを描いた痛快なドラマ。
主演を務めた篠原涼子は、型破りな調査官の堤芯子を演じた。『ハケンの品格』でも名コンビをみせた大泉洋、若手実力派俳優の岡田将生とのやり取りも見どころ。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】『ラスト・シンデレラ』（2013）
『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』などの中谷まゆみが脚本を担当。篠原涼子、三浦春馬、大塚寧々、遠藤章造、菜々緒出演。
39歳の美容師、遠山桜。店では副店長を務め、美容師としての腕は確かだが、彼氏いない歴10年で自分のことには興味がない。ある日、顔にヒゲのようなものが生えていることに気づき、“おやじ女子”と化した自分にショックを受ける。そんな中、2人の男性との出会いで、人生に転機が訪れる……。大人の女性の本音を赤裸々に描いたラブコメディ。
主演を務めた篠原涼子は、仕事に没頭し、恋愛はご無沙汰のアラフォー女性・遠山桜を演じた。恋に仕事に、日々を一生懸命に生きる等身大の女性を表現し、女性を中心に高い共感を得た。
Rakuten TVで観る【登録無料】『オトナ女子』（2015）
『結婚できない男』などの尾崎将也、『IQ246〜華麗なる事件簿〜』などの泉澤陽子が脚本を担当。篠原涼子、吉瀬美智子、鈴木砂羽、谷原章介、江口洋介、市川実和子出演。
40歳独身の中原亜紀は、キャリアウーマンだが恋愛に関しては不器用。年下でヒモ状態のミュージシャン志望の彼氏と暮らしているが、尽くしすぎてうまくいかない。気の置けない仲間たちと集まって女子会を開き、愚痴を言い合う日々。ある日、アラフォー向けの恋愛アプリを作ることになった亜紀は、脚本家の高山に監修依頼を試みるが……。40歳の女性3人が、幸せを掴むために奮闘する姿を描いたラブストーリー。
主演を務めた篠原涼子は、仕事はできるが恋愛は不器用な女性・中原亜紀を演じた。仕事に打ち込むアラフォーを代弁するかのような姿は、同世代の女性を中心に高い評価を得ている。
Rakuten TVで観る【登録無料】『民衆の敵～世の中、おかしくないですか!?～』（2017）
衝撃の話題作『夫のちんぽが入らない』などを手掛けた黒沢久子が脚本を担当。篠原涼子、高橋一生、古田新太、前田敦子、千葉雄大、田中圭出演。
主婦の佐藤智子は、夫の公平と保育園に通う息子の3人暮らし。パートで働き、平凡ながらも幸せな生活を送っていたある日、夫婦共に職を失ってしまう。職探しをする中でひょんなことから市議会議員に目を付けた智子は、立候補を決意する。ごく普通の主婦が議員になり、世の中を変えるために奮闘するさまを描いたドラマ。
主演を務めた篠原涼子は、市議会議員として奮闘する佐藤智子を演じた。高校中退の40代、無資格の主婦が、家族の幸せと正しい世の中を目指して奔走する、懸命な姿が胸を打つ。
ビデオマーケットで観る【初月無料】※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks（フィルマークス）」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年4月3日時点の情報です。
