「のだめカンタービレ」シリーズは、同名漫画作品を原作にドラマ、映画へと派生した人気シリーズ。クラシック音楽をテーマに音大生が自分の音楽と夢に向き合うオーケストラコメディです。
漫画の個性あるキャラクターの再現、クラシックの名曲、華麗な演奏シーンに実写化の金字塔として大人気シリーズとなりました。今回は「のだめカンタービレ」をドラマから映画まで全4作品をまとめて紹介します。
『のだめカンタービレ』(2006)
指揮者を目指す音大生の千秋真一(玉木宏)は、将来有望のエリート学生だったが、飛行機恐怖症のため本場のヨーロッパに行けず悩んでいた。そんなある日、隣に住むピアノ科の野田恵“通称・のだめ”(上野樹里)と出会う。のだめは千秋にとって変人に映ったが、彼女の秘められたピアノの才能に気づき、関わり合うようになる。そうしてのだめや音大の学生たちと過ごすうちに、音楽の楽しさを思い出し、指揮者の夢へと進んでいく。
のだめや千秋先輩、そして音大の学生たちの個性あるキャラ達がキャストと見事にハマる。音大という舞台で皆が夢に向かい悩み努力する姿に視聴者の共感を得た。ベートーヴェン交響曲第7番イ長調を始めとするクラシックの名曲が物語を彩る。
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『のだめカンタービレ 新春スペシャル in ヨーロッパ』(2008)
活躍の場を日本からヨーロッパに移したのだめと千秋。のだめは学校の授業についていけず苦労していたが、千秋は指揮コンクールを進み、活躍していた。本場のヨーロッパで本領を発揮する千秋に、のだめは焦りを感じるが、のだめも自分なりに成長を遂げようとしていた。
舞台はパリとプラハと、クラシックの本場の舞台となり、より深みを増した音楽の哲学が語られる。千秋とのだめの恋愛要素も絡め、二人の成長と奮闘にスポットが当たる。ウエンツ瑛士やベッキーなど、賑やかな特別出演者も話を盛り上げた。
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『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』(2009)
指揮コンクールで優勝した千秋は、あるオーケストラの常任指揮者を務めることになった。しかしそのオーケストラは資金不足でリハもロクにできず、団員にも全くやる気が感じられない。千秋は絶望しながらも、ラヴェルの“ボレロ”を演奏するため奮闘する。一方、のだめは千秋からボレロのチェレスタを頼まれ舞い上がっていたが、上手く事は進まなかった。
見所は何と言っても千秋の手腕によってダメダメだったオーケストラが成長していくところ。千秋とオーケストラが成長していくとともに、ラヴェルのボレロが壮大に響く。ロケはヨーロッパの複数の都市で行われ、大迫力な演奏シーンが堪能できる。
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『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』(2010)
のだめは活躍する千秋に追いつこうと、ピアノのレッスンに励んでいた。コンクール出場の許可も下りず、焦るのだめにショックな出来事が怒る。ラヴェルのピアノ協奏曲でいつか千秋と共演することを決めたのだめだったが、その曲で千秋と中国人女性ピアニストの孫Rui(山田優)が共演、大成功を収めた。このことをきっかけに、のだめと千秋の関係は複雑になっていく。
シリーズを通してコミカルに描かれたのだめと千秋の関係だったが、今回はシリアスに描かれる。前編同様大迫力の演奏シーンとともに、二人の恋の行方も完結する。
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※2020年5月14日時点の情報です。