Filmarksで映画好きから高評価を集めるヒューマンドラマをまとめて紹介。『フォレスト・ガンプ/一期一会』や『湯を沸かすほどの熱い愛』など心がぽかぽかになる36本をセレクト。
映画セレクト基準は?
本記事で紹介する映画は、国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のレビューやスコアなどのデータに基づいています。
『ミッドナイトスワン』(2020)
『異動辞令は音楽隊!』(22)の、内田英治が監督と脚本を務める。草彅剛、服部樹咲、田中俊介、吉村界人、真田怜臣、上野鈴華ほか出演。第44回日本アカデミー賞にて、最優秀作品賞と最優秀主演男優賞(草彅剛)の2部門を受賞。
故郷を離れ、新宿のショーパブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪沙。ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることに。常に片隅に追いやられてきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった感情が芽生え始める。
『ザ・ホエール』(2022)
『ブラック・スワン』(10)の、ダーレン・アロノフスキー監督作。ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン出演。第95回アカデミー賞にて、主演男優賞(ブレンダン・フレイザー)と、メイクアップ&ヘアスタイリング賞の2部門を受賞。
ボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。アランの妹・看護師のリズの助けを受けながら、オンライン授業でエッセイを教える講師として生計を立てているが心不全の症状が悪化し、命の危険が及んでも病院に行くことを拒否し続けている。しかし、自分の死期がまもなくだと悟った彼は、8年前、アランと暮らすため家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーに再び会おうと決意。彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた……。
『17歳の瞳に映る世界』(2020)
『ブルックリンの片隅で』(17)の、エリザ・ヒットマンが監督と脚本を務める。シドニー・フラニガン、タリア・ライダー、セオドア・ペレリン、ライアン・エッゴールド、シャロン・ヴァン・エッテン、ドリュー・セルツァー出演。第70回ベルリン国際映画祭にて、審査員グランプリ(銀熊賞)を受賞。
ペンシルベニア州に住むオータムは、友達も少なく、目立たない17歳の高校生。ある日、オータムは自身が予期せず妊娠していたことを知る。ペンシルベニアでは未成年者は両親の同意がなければ中絶手術を受けることができない。同じスーパーでアルバイトをしている従妹であり親友でもあるスカイラーは、オータムの異変に気付き、金を工面し、ふたりで中絶に両親の同意が必要ないニューヨークに向かう……。
『そして、バトンは渡された』(2021)
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(18)の、前田哲監督作。瀬尾まいこによる、同名タイトルのベストセラー小説を原作としている。永野芽郁、田中圭、石原さとみ、水上恒司(岡田健史)、大森南朋、市村正親、稲垣来泉出演。
血の繋がらない親の間をリレーされ、4回も苗字が変わった森宮優子。わけあって料理上手な義理の父親、森宮さんと二人暮らし。今は卒業式でピアノを弾く「旅立ちの日に」を猛特訓中。将来のこと恋のこと友達のこと、うまくいかないことばかり……。そして、夫を何度も変えて自由奔放に生きる魔性の女・梨花。泣き虫な娘のみぃたんに精一杯愛情を注ぎ共に暮らしていたが、ある日突然、娘を残して姿を消してしまう……。全く違う2つの物語が繋がったとき、驚きとともに、今年最大の感動が訪れる。
『午前4時にパリの夜は明ける』(2022)
『アマンダと僕』(18)の、ミカエル・アース監督作。シャルロット・ゲンズブール、キト・レイヨン=リシュテル、ノエ・アビタ、ミーガン・ノータム、ティボー・ヴァンソン、エマニュエル・ベアールほか出演。
1981年、パリ。街は選挙の祝賀ムードに包まれ、希望と変革の雰囲気で溢れていた。そんな中、エリザベートの結婚生活は終わりを迎える。ひとりで子供たちを養うことになったエリザベートは、深夜放送のラジオ番組の仕事に就くことに。そこで出会った家出少女のタルラを自宅へ招き入れ、交流を重ねるなかでエリザベートやその子供たちの心に変化が訪れる……。夫との別れ、芽生えた恋、子供たちの成長、そして下した決断とは……。人生で訪れる様々な変化を乗り越え、1歩ずつ前へと進んでいく彼女の姿は力強く、観る者の心を掴む。些細な、あるいは平凡にさえ見える出来事こそが人生の一大イベントであり、本当の意味でのドラマチックな変化だということに気づかせてくれる。
『ジョー・ブラックをよろしく』(1998)
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(92)の、マーティン・ブレスト監督作。ブラッド・ピット、アンソニー・ホプキンス、クレア・フォーラニ、ジェイク・ウェバー、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ジェフリー・タンバーほか出演。
死期が迫っている男性・ビルを迎えにきた死神・ジョーは、死期の延長と引き換えに人間の生活を体験することに。やがて彼は、ビルの娘スーザンにひと目ぼれするが……。
『フォードvsフェラーリ』(2019)
『LOGAN ローガン』の、ジェームズ・マンゴールド監督作。マット・デイモン、クリスチャン・ベイル、トレイシー・レッツ、カトリーナ・バルフ、ノア・ジュプほか出演。第92回米・アカデミー賞にて、作品賞を含む4部門にノミネートされ、編集賞と音響編集賞の2部門を受賞。
ル・マンでの勝利という、フォード・モーター社の使命を受けたカー・エンジニアのキャロル・シェルビー(マット・デイモン)。常勝チームのフェラーリに勝つためには、フェラーリを超える新しい車の開発、優秀なドライバーが必要だった。彼は、破天荒なイギリス人レーサー、ケン・マイルズ(クリスチャン・ベイル)に目をつける。限られた資金・時間の中、シェルビーとマイルズは、力を合わせて立ちはだかる数々の乗り越え、いよいよ1966年のル・マン24時間耐久レースで長年絶対王者として君臨しているエンツォ・フェラーリ率いるフェラーリ社に挑戦することになる。
『スリー・ビルボード』(2017)
『ヒットマンズ・レクイエム』の、マーティン・マクドナーが監督及び脚本を担当。フランシス・マクドーマンド、ウディ・ハレルソン、サム・ロックウェル、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス、ピーター・ディンクレイジ、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ケリー・コンドンほか出演。
最愛の娘が殺されて既に数ヶ月が経過したにもかかわらず、犯人が逮捕される気配がないことに憤るミルドレッドは、無能な警察に抗議するために町はずれに3枚の巨大な広告板を設置する。それを不快に思う警察とミルドレッドの間の諍いが、事態を予想外の方向に向かわせる。
『ヤクザと家族 The Family』(2021)
『宇宙でいちばんあかるい屋根』『新聞記者』などを手掛ける、藤井道人が監督及び脚本を担当。綾野剛、舘ひろし、尾野真千子、北村有起哉、市原隼人、磯村勇斗、菅田俊、康すおん、二ノ宮隆太郎、駿河太郎ほか出演。
ヤクザという生き方を選んだ男の壮大なヒューマンストーリー。自暴自棄になっていた少年期にヤクザの世界へ足を踏み入れた男を中心に、暴対法によって変わっていった環境と共に1999年、2005年、2019年と3つの時代で見つめていく、一人の男とその「家族・ファミリー」の壮大な物語。
『線は、僕を描く』(2022)
劇場版「ちはやふる」シリーズ三部作を手掛けた、小泉徳宏監督作。砥上裕將による、同名の小説を原作としている(講談社文庫)。横浜流星、清原果耶、細田佳央太、河合優実、矢島健一、夙川アトム、井上想良、富田靖子、江口洋介、三浦友和出演。
大学生の青山霜介はアルバイト先の絵画展設営現場で運命の出会いを果たす。白と黒のみで表現された「水墨画」が霜介の前に色鮮やかな世界となって拡がる。水墨画の巨匠・篠田湖山に声をかけられ、霜介は「水墨画」を学び始める。「水墨画」とは筆先から生み出される「線」のみで描かれる芸術。描くのは「自然(命)」。目の前にある「命」を白と黒だけの世界で表現する。霜介は初めての「水墨画」に戸惑いながらもその世界に魅了されていく……。
『佐々木、イン、マイマイン』(2020)
『余りある』の、内山拓也監督作。藤原季節、細川岳、萩原みのり、遊屋慎太郎、森優作、小西桜子、三河悠冴、河合優実、井口理、鈴木卓爾ほか出演。
俳優になるために上京したものの、鳴かず飛ばずの日々を送る27歳の悠二(藤原)。彼はある日、高校時代に圧倒的な存在感を放っていた同級生・佐々木(細川)と仲間た ちとの日々を思い起こす。常に周りを巻き込みながら、爆発的な生命力で周囲を魅了していく佐々木。だが佐々木の身に降りかかる“ある出来事”をきっかけに、保たれていた友情がしだいに崩れていく……。
『82年生まれ、キム・ジヨン』(2019)
キム・ドヨン監督作。チョン・ユミ、コン・ユ、キム・ミギョン、コン・ミンジョン、パク・ソンヨン、イ・ボンリョン、キム・ソンチョル、イ・オル、キム・ジョンヨン、イェ・スジョンほか出演。
結婚を機に仕事を辞め、育児と家事に追われるジヨンは、時に閉じ込められているような感覚に陥ることがあった。「疲れているだけ、大丈夫」と夫のデヒョンにも自分にも言い聞かせる彼女だったが、ある日から、まるで他人が乗り移ったような言動をするようになる。その時の記憶はすっぽりと抜け落ちている妻に、デヒョンは傷つけるのが怖くて真実を告げられず……少女時代から社会人になり現在に至るまでの彼女の人生を通して、見えてくるものとは……。
『余命10年』(2022)
『ヤクザと家族 The Family』の、藤井道人監督作。小坂流加による、同名のベストセラー小説を原作としている(文芸社文庫NEO刊)。小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒(本田なお)、井口理、黒木華、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー、松重豊出演。
20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉。生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人。同窓会で再会した2人は惹かれあい、ありふれた毎日が嘘みたいに輝き出す。思い出の数だけ失われていく時間……彼らが最後に選んだ道とは?
『ペルシャン・レッスン 戦場の教室』(2020)
『砂と霧の家』の、ヴァディム・パールマン監督作。ナウエル・ペレ・ビスカヤー、ラース・アイディンガー、ヨナス・ナイ、レオニー・ベネシュ、ダーヴィト・シュター出演。
第二次世界大戦中、ナチス親衛隊に捕まったユダヤ人青年のジルは、処刑される寸前に、自分はペルシャ人だと嘘をついたことで一命を取り留める。彼は、終戦後にテヘランで料理店を開く夢をもつ収容所のコッホ大尉からペルシャ語を教えるよう命じられ、咄嗟に自ら創造したデタラメの単語を披露して信用を取りつける。こうして偽の「ペルシャ語レッスン」が始まるのだが、ジルは自身がユダヤ人であることを隠し通し、何とか生き延びることはできるのだろうか……。
『コーダ あいのうた』(2021)
『タルーラ 彼女たちの事情』の、シアン・ヘダーが監督及び脚本を担当。エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツァー、マーリー・マトリン、ダニエル・デュラント、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、エウヘニオ・デルベス、ジョン・フィオーレ出演。第94回・米アカデミー賞にて、作品賞を含む主要3部門を受賞。
家族の中でたった⼀⼈“聴者”である少⼥・ルビーは、「歌うこと」を夢みた。そして、彼⼥が振り絞った⼀歩踏み出す勇気が、愉快で厄介な家族も、抱えた問題もすべてを⼒に変えていく……。
『あのこは貴族』(2021)
『グッド・ストライプス』の、岨手由貴子が監督及び脚本を担当。山内マリコによる、同名の傑作小説を原作としている(集英社文庫)。門脇麦、水原希子、高良健吾、石橋静河、山下リオ、佐戸井けん太、篠原ゆき子(篠原友希子)、石橋けい、山中崇、高橋ひとみ出演。
東京に⽣まれ、箱⼊り娘として何不⾃由なく成⻑し、「結婚=幸せ」と信じて疑わない華⼦。20代後半になり、結婚を考えていた恋⼈に振られ、初めて⼈⽣の岐路に⽴たされる。あらゆる⼿⽴てを使い、お相⼿探しに奔⾛した結果、ハンサムで良家の⽣まれである弁護⼠・幸⼀郎と出会う。幸⼀郎との結婚が決まり、順⾵満帆に思えたのだが……。⼀⽅、東京で働く美紀は富⼭⽣まれ。猛勉強の末に名⾨⼤学に⼊学し上京したが、学費が続かず、夜の世界で働くも中退。仕事にやりがいを感じているわけでもなく、都会にしがみつく意味を⾒いだせずにいた。幸⼀郎との⼤学の同期⽣であったことから、同じ東京で暮らしながら、別世界に⽣きる華⼦と出会うことになる。⼆⼈の⼈⽣が交錯した時、それぞれに思いもよらない世界が拓けていく……。
『7番房の奇跡』(2013)
イ・ファンギョン監督作。『王になった男』のリュ・スンリョン、『ビューティー・インサイド』のパク・シネ出演。
知的障害を持つ心優しいヨングは、娘と二人で仲良く暮らしていた。ところがある日、ヨングは殺人の冤罪で刑務所に収容されてしまう。娘と会えなくなったことを悲しみ、何とかして会おうと画策するヨングだが……。真っ当に生きることや、人を愛することの素晴らしさを教えてくれる、感動の物語。
『リップヴァンウィンクルの花嫁』(2016)
『ラストレター』などの岩井俊二が自身の小説を元に監督・脚本を担当。黒木華、綾野剛、Cocco、原日出子出演。
派遣社員の七海はSNSで知り合った鉄也と結婚する。身内が少なかったため、七海は結婚式の代理出席を“何でも屋”の安室に依頼する。しかしその後、新婚早々に鉄也の浮気が発覚し、その罪を彼の母親に押し付けられた七海は、家を追い出されてしまう。安室に助けを求め、月に100万円稼げるという奇妙なバイトを始めることとなるが……。
『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』(2017)
チャン・フン監督作。ソン・ガンホ、トーマス・クレッチマン、ユ・ヘジン、リュ・ジュンヨル、チェ・グィファ、ホ・ジョンド出演。
ソウルでタクシーの運転手をしているマンソプは、「通行禁止時間までに光州に行ったら大金を支払う」という言葉につられ、ドイツ人記者ピーターを乗せて大規模デモが起きている光州へ向かう。検問を切り抜け、時間ギリギリで光州に到着したマンソプは、危険のため早く帰ろうと提案するが、ピーターはそのまま取材を始めてしまうのだった……。
『万引き家族』(2018)
『海街diary』などの是枝裕和監督作。リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林出演。第71回カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞。
ある一軒の古い平家に、家主である初枝の年金を求め、治と信代夫婦、その息子の祥太、信代の妹・亜紀が暮らしていた。年金で足りない分は万引きをしてやりくりしているとても貧しい家族だったが、家族の仲は良く、それなりに幸せに暮らしていた。そんな彼らの元に、ある日傷だらけの少女がやってくる……。
『天使にラブ・ソングを…』(1992)
『ダーティ・ダンシング』などのエミール・アルドリーノ監督作。ウーピー・ゴールドバーグ、マギー・スミス、キャシー・ナジミー、ウェンディ・マッケナ出演。
ナイトクラブで歌手をしているデロリスは、大物マフィアのボスである恋人・ヴィンスが人を殺すところを目撃してしまったため、ヴィンスたちから追われることとなる。重要参考人として警察に保護された後、絶対にマフィアに見つからない場所として、厳格な修道院で生活を送ることに。自由奔放なデロリスは、その修道院での堅苦しい生活に飽き飽きするが、歌手だった経験を活かして、聖歌隊の歌唱力を上げるために力を注ぎ始める……。
『はじまりのうた』(2013)
『シング・ストリート 未来へのうた』などのジョン・カーニーが脚本・監督を担当。「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどのキーラ・ナイトレイ、「アベンジャーズ」シリーズのマーク・ラファロ出演。劇中で歌う「Lost Stars」は、アカデミー賞歌曲賞にノミネートされた。
恋人のデイブと共にイギリスからニューヨークにやってきたシンガーソングライターのグレタ。しかしデイブの浮気が発覚し、落ち込んでしまう。そんなグレタを励まそうと、友人がライブバーへ誘うのだった。無理やりステージに上げられ、自身の曲を歌ったグレタは、音楽プロデューサーのダンに見出され、アルバムを制作することになる。
『天使のくれた時間』(2000)
『ラッシュアワー』などのブレット・ラトナー監督作。ニコラス・ケイジ、ティア・レオーニ、ドン・チードル、ジェレミー・ピヴェン出演。
ウォール街で成功者となり、豪華な暮らしをしていたジャックは、ある朝目覚めると、今までとは全く違う人生になっていた。その人生では、13年前に別れた元恋人と結婚しており、2人の可愛い子供がいた。ジャックは徐々に現実を受け入れ、タイヤのセールスマンとして働き、平凡な生活を送ることとなる。
『LION ライオン 25年目のただいま』(2015)
ガース・デーヴィスの初監督作品。『スラムドッグ$ミリオネア』のデヴ・パテル、『キャロル』のルーニー・マーラー出演。第89回アカデミー賞では、6部門にノミネートされた。
5歳のときにインドで迷子になり、家族と離れ離れになってしまった少年サルー。オーストラリアで養親の元育てられ、幸せに暮らしていくも、本当の家族のことがずっと気がかりだった。25年が経ったある日、サルーは家族を探すため、Google Earthを頼りに旅に出る。実話を元にした心温まる家族の愛の物語。
『ジョジョ・ラビット』(2019)
『マイティ・ソー バトルロイヤル』などのタイカ・ワイティティが脚本・監督を担当し、自身も主役の一人として出演した。ローマン・グリフィン・デイビス、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー出演。
第二次世界大戦下のドイツ。優しい少年ジョジョは、空想上の友達であるアドルフ・ヒトラーを頼りにしながら、青少年集団“ヒトラーユーゲント”で立派な兵士になるために奮闘していた。そんなジョジョだが、訓練でウサギを殺すことができず、“ジョジョ・ラビット”というあだ名を付けられ、からかわれてしまう……。
『マイ・インターン』(2015)
『ホリデイ』などのナンシー・マイヤーズ監督作。ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、レネ・ルッソ、アンダーズ・ホーム出演。
ニューヨークのファッション通販サイトの会社でCEOを務めるジュールス。そんな彼女の会社へシニア・インターンとして採用されたのは70歳の老人・ベン。仕事への姿勢が紳士的で素晴らしく、ベンは次第に人気者となっていく。やがて、ジュールスも40歳年上のベンのおかげで仕事が上手く進むようになっていくのだった。
『ワンダー 君は太陽』(2017)
『ウォールフラワー』のスティーヴン・チョボスキー監督作。『ルーム』で話題となった天才子役ジェイコブ・トレンブレイ、アカデミー賞女優のジュリア・ロバーツが親子役で共演。
生まれつき人と違う顔を持つ少年オギーは、自宅学習をする日々を送っていた。しかし、オギーは、家族の反対を押し切って小学校へ登校することを決断する。そこでは、今まで関わってこなかった沢山の人と出会うこととなる。オギーをはじめ、周りの友達や家族が交流するうちに互いに成長していく姿を描く。
『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)
ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス監督作。グレッグ・キニア、トニ・コレット、スティーブ・カレル、アラン・アーキン出演。
全米美少女コンテストに出場することが決まり、その大会で優勝を狙う9歳の無邪気なオリーブ。彼女の少し変わった家族が、会場までミニバスで送り届けることとなる。しかし、そのミニバスは、さまざまなトラブルに巻き込まれる羽目に!無事に大会に参加するため、次々と起こる問題を急ピッチで解決していく。愛すべきへんてこなキャラクターたちが面白い、ハッピーコメディ。
『LIFE!』(2013)
ベン・スティラーが監督&主演を務める。他キャストは、クリステン・ウィグ、ジョン・デーリー、キャスリン・ハーン。
LIFE誌の写真管理部門で働き、廃刊が決まったため最終号の準備を進めることとなったウォルター。毎日同じことの繰り返しに飽き飽きしていたが、最終号の表紙の写真が見つからないという大ピンチに陥る。そこで、写真を手に入れるため、世界を放浪中の写真家を探し出すことに。いつも空想の中で大冒険をした気になっていたウォルターが、現実で本当の大冒険に出るのだが……。
『ギルバート・グレイプ』(1993)
『僕のワンダフル・ライフ』などのラッセ・ハルストレム監督作。ジョニー・デップ、レオナルド・ディカプリオ、ジュリエット・ルイス、メアリー・スティーンバージェン出演。
小さな田舎町の食料品店で働くギルバートは、重度の知的障害を持つ弟のアーニー、過食症を病む母、2人の姉妹の面倒を見ていた。家族を支えなければならない重圧と、度重なる家族間のトラブルに、ギルバートは心のバランスを保つことに精一杯だった。そんなギルバートは、ある日トレーラーで生活する女の子ベッキーと出会う。彼女との出会いで、ギルバートは諦めていた自分らしさを取り戻し始める。
『最強のふたり』(2011)
エリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュが脚本・監督を担当。フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、アンヌ・ル・ニ出演。第36回日本アカデミー賞で最優秀外国作品賞を受賞。実話に基づいたヒューマンドラマ。
パリの富豪フィリップは、不慮の事故により全身麻痺となり、車椅子生活を余儀なくされる。そんな彼の元へ、刑務所から出所したばかりの型破りな男ドリスが介護役としてやってくる。相反する世界で生きてきた二人は一緒に生活することに。初めは互いにぶつかり合うが、次第に二人は最高で最強のかけがえのない友となっていく。
『グリーン・ブック』(2018)
『メリーに首ったけ』などのピーター・ファレリー監督作。ヴィゴ・モーテンセン、マハーシャラ・アリ出演。第91回アカデミー賞にて作品賞を受賞。
1962年、アメリカ南部。ガサツで無学だが皆に愛されるイタリア系のトニー・リップは、ニューヨークのナイトクラブで用心棒を務めていが、天才ピアニストで黒人のドクター・シャーリーの運転手を担当することになる。なぜだかシャーリーは、人種差別が多く残り、黒人にとって危険が多い地域を目指すのだった。正反対の二人が織りなす、笑えて泣ける感動の物語。
『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994)
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズなどのロバート・ゼメキス監督作。トム・ハンクスが主演を務める。他サリー・フィールド、ロビン・ライト、ゲイリー・シニーズ出演。第67回アカデミー賞にて作品賞を始めとする6部門を受賞。
人よりも知能指数が劣るが、純粋な心を持つガンプ。バス停でバスを待つ人々に話しかけながら、ガンプが自身の過去を語る。幼少期、背骨が歪んでいたため、脚に装備をつけていたガンプだったが、いじめから逃げるうちに走れるようになる。そして、その俊足がやがて大きな成功を収めるようになる。波乱な人生をガンプらしく駆け抜ける姿に勇気と希望をもらえるヒューマンドラマ。
『チョコレートドーナツ』(2012)
トラヴィス・ファインが脚本・監督を担当。アラン・カミング、ギャレット・ディラハント、アイザック・レイヴァ出演。実話を基に映画化した作品。
1979年、歌手を目指し、ショーパブで働いていたルディは、弁護士のポールと恋に落ちる。そんなある日、ルディの隣の部屋に住むダウン症の男の子マルコが、母親が逮捕されてしまったことから施設へ送られると知る。ルディとポールは同性愛で恋人同士であることを隠し、マルコを保護する名乗り出るが……。
『湯を沸かすほどの熱い愛』(2016)
中野量太監督の代表作。宮沢りえ、杉咲花、オダギリジョー、松坂桃李らが出演。第40回日本アカデミー賞では6部門を受賞。
余命わずかの宣告を受けた母・双葉は、自分がいなくなった世界でも愛する人たちが上手く生きていけるよう、やらなければいけないことを実行する。娘の安澄、家出中の夫と共に、休業中だった銭湯を再開させるのだ。ぶつかり合いながらも双葉の深い愛情で、家族みんなが一つになっていく……。
『日日是好日』(2018)
『セトウツミ』などの大森立嗣監督作。黒木華、樹木希林、多部未華子出演。森下典子による自伝エッセイ『日日是好日-「おちゃ」が教えてくれた15のしあわせ-』を原作に映画化。
20歳の典子は、自分のやりたいことを見つけられずに大学生活を送っていた。そんなある日、只者ではないという噂の武田のおばさんがお茶の先生だったと知る。いとこの美智子と共に“お茶”を習ってみようという話になり、流れに乗るまま、典子は茶道教室に通い始めることに。しかし、そこはおかしな決まり事だらけの不思議な世界だった……。
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※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2023年5月18日時点の情報です。