世界初のドラマ化!隠れた名作映画『わたしを離さないで』金10ドラマで遂に登場!

2016.01.14
映画

映画と音楽は人生の主成分

みやしゅん

年も明けてテレビドラマも新しいクールが始まります。年末から年始にかけて様々な特番で取り上げられていたため、テレビを見ていて、気になるドラマをすでにチェックしている方も多いのではないでしょうか?

様々なドラマに注目が集まっている中、特に話題を呼んでいるのが、1月15日からTBSではじまる新ドラマ『わたしを離さないで』です。主演が綾瀬はるか、三浦春馬、水川あさみという豪華なキャスティングだから注目されている…そう思っている方も多いことでしょう。しかし、それだけではありません!

今回は『わたしを離さないで』が、なぜこんなにも話題になっているのか?に焦点をあて、その理由と魅力に迫ります!

超社会派作品『わたしを離さないで』とは?~映画ファンも意外と知らない隠れた名作~

実はこの『わたしを離さないで』、舞台化や映画化もされてきた“超”がつくほどの社会派作品です。日本では2014年に舞台化され、多部未華子、三浦涼介、木村文乃を主演にむかえ、演出には蜷川実花が携わり話題となりました。しかし、それよりも昔…2010年にはイギリスで映画化されています。

イギリスの大ヒット小説。本国では実力派キャストで実写化!

原作は日系イギリス人の作家カズオ・イシグロが2005年に発表した同名小説『Never Let Me Go(わたしを離さないで)』です。この原作小説は本国イギリスで大ヒットを記録し、彼の代表作となりました。そして、この作品がもつ普遍的なテーマにいち早く気づいたマーク・ロマネク監督は、原作者カズオ・イシグロを製作総指揮として、2010年に映画作品として発表しました。

わたし

非常に繊細で、少し触れただけでも崩れてしまいそうな物語を実写化するということもあり、本国では映画界の未来を担っていくであろう実力派俳優たちが主演に抜擢されました

まず、アカデミー賞主演女優賞受賞したキャリー・マリガンが物語の中心人物となるキャシーを演じています。そしてキャシーと共に時間を過ごしてきた仲間、トミーには『アメイジング・スパイダーマン』でスパイダーマンを演じたアンドリュー・ガーフィールド、ルースには『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズを始め話題作に引っ張りだとなっているキーラ・ナイトレイが抜擢されました。

私も、はじめてこの作品を観た時はこの豪華なキャスティングに驚きました。まさに今、映画界を牽引していると言っても過言ではない俳優陣たちが出演していたからです…では、この『わたしを離さないで』とはどのような物語なのでしょうか?

“超”社会派作品…そのあらすじとは?

わたしたちは、ただ幸せになりたかっただけだった―。

田園地帯にひっそりとたたずむ寄宿学校ヘールシャム。“特別な使命をもった生徒”として育てられたキャシー、トミー、ルース。18歳になりはじめて外界へと足を踏み出した3人は、その運命に翻弄される。

外界と完全に隔絶されたその学校、そして彼女たちに託された使命とは―?

大人でいられる時間はごくわずか…生きる理由を探す物語。

『わたしを離さないで』は、舞台となったイギリスだけでなく、日本でも比較的タイムリーな社会問題をテーマとした社会派作品です。現代社会を鋭く捉えた原作、そして監督独自の世界観でその問題を繊細かつ壮大なスケールで表現しています。

物語は大きく分けて3つに分かれています。まず、ヘールシャムで過ごす時間…全ての謎はここからはじまります。そして外界への一歩を踏み出す18歳。そして、今…。

ドラマがはじまるということもあって詳しく書くことは出来ませんが、映画『わたしを離さないで』の鍵となるのは「提供」と「終了」という言葉です。3人の絆はこの言葉によって複雑に絡み合い、もがき苦しむことになります。そして、たどり着く彼女たちが生きる理由…その圧巻のラストに私たちはただただ無力となることでしょう。

彼女たちが大人でいられる時間はごくわずか…『わたしを離さないで』は、まさに生と愛が絡み合う究極のヒューマンラブストーリーなのです。

壮大ながらも儚い世界~金曜22時『わたしを離さないで』を見逃すな!~

原作および映画ではイギリスが舞台となっていましたが、今回のドラマ化にあたり舞台は日本へとうつされています。世界初のドラマ化ということもあり、おそらく舞台設定だけでなく物語の流れや結末等も変更が加えられ、映画とは異なる新たな『わたしを離さないで』として登場することでしょう。

そこで、最後にドラマ版『わたしを離さないで』の見所をご紹介したいと思います。

生きる意味を模索する3人の主人公たち

物語の軸となるのは「生と愛」です。これは原作、そして映画版と同じものです。綾瀬はるか演じる恭子、三浦春馬演じる友彦、そして水川あさみ演じる美和…3人の運命が複雑に絡み合いながら、壮大な結末へと向かっていきます。

本作がもつテーマは現代社会の問題を捉えたものであり、普遍的なものでもあります。「生と愛」…それは、決して綺麗事だけで語ることの出来ないテーマであり、大切なものです。だからこそ、多くの人に見て欲しい作品になっています。

大ヒットの法則~綾瀬はるか×森下佳子×TBS~

大ヒット小説の世界初のドラマ化として注目を浴びている一方で、ドラマファンが注目しているもう一つの理由があります。それが“綾瀬はるか×森下佳子×TBS”という組み合わせです。

実はこの組み合わせ、ドラマファンの中でも“ヒットを記録するタッグ”として有名です。これまでのこのタッグの作品を振り返ってみると『世界の中心で愛をさけぶ』や『白夜行』、『JIN-仁-』といった話題作ばかり…どの作品も繊細なテーマを扱いながらも、その壮大な世界観で多くのドラマファンを魅了してきました。

そんなドラマを大ヒットへと導く組み合わせがお送りする今回の『わたしを離さないで』…必見です!なお、ドラマは1月15日、金曜夜10時からスタートします。

ドラマ『わたしを離さないで』公式サイト:http://www.tbs.co.jp/never-let-me-go/

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  • かつ
    3.6
    本来なら大人になるにつれて希望に満ちた未来が待ってるはずなのに、最初から希望なんかこれっぽっちもなくて、大人になれば臓器提供者として順番待ちをする日々を送るって残酷の何物でもない。 病気とか事故とか、いつ死ぬか分かってなかったらまだしも、大人になれば死を覚悟して生きていくって生きてる実感がなさそうで本間に酷い話やわ…。 最後くらいしたいこと思いっきりさせてあげるとかないのか?って怒りも覚える。 エンドロール中に考えれば考える程、涙が出てくる。
  • Akane
    3.2
    「生」とは何か。をものすごく考えさせられる物語。 近い未来、こんな風に世界が変わることもあるかもしれない。彼らと私たち、何が違うのか。そう考えても、私には同じイキモノとしか思えないので、他人事のようには観れない映画だった。 ヒトの複雑な感情を描いたあとの提供。 作りが上手いと思った。
  • aloniatree
    4.0
    「私は自分に問う 私たちとわたしたが救った人々に違いが?」 このセリフが全てだと思った、そういう映画。こんなエグい内容であるとは知らなんだ!よくこんな設定思いつくよなぁ… 内容とは別に、 ロケーションが最高に美しい! そして幼少期からの衣装が最高に最高に好き!大好き!!(笑) マーガレットハウエルみたいで、大人になってからのキャシーの衣装もかわいいいいいー! そして!幼少期のトミー役の男の子が、なんてかわいいのー!!!キュートすぎるでしょー?!(笑)そんな所も見所だと、私は思いますっ!(笑) 最後に、 ちょっと疑問だったのが、どの子もそこから逃げだそうとしないということ。 洗脳?が成功してるということ? そこも含めてのアレだったのでしょうか? ちょっとアウシュビッツ的な意味合い?も?とか深読み。こんなお話でエグさで生きていることを問うイシグロさんて、どんな頭の中なのかなぁ、すごい人だなー そんな感想でした。
  • coco
    4.5
    またみたくなる。命とは。生とは。自分の命が、もし人を生かすためだけにあるとしたら。もうその時点で自己否定されてる感覚に陥りそう。幼少期場面で洗脳されてはいたけど。でも命の重みの違いとか、命の選別の線引きってなに?本の”かげろう”みたい、、
  • NarumiSato
    -
    ドラマを先に観てたから、一つ一つの場面が薄く感じられた。それでも、初々しい俳優達が演じるにふさわしい映画で、若手俳優陣が現実社会に解き放たれた無知な若者達を演じるというただその事実だけでも心に響くものがあった。 不条理でも何でも、時間は進む。社会で生きるためには物事を受け入れなければいけないし、頭では理解している。それでも、臓器提供者と彼らによって救われる人々とは一体何が違うのだろうかと、自らに問い続けてしまうのだ。そう問うことに社会にとっては何の意味がなくても、自分の生のために、自分の大切な人の生のために。
「わたしを離さないで」
のレビュー(11441件)