男女の関係に悩んでいる人に自信を持ってオススメできる映画『あと1センチの恋』

映画好きなサラリーマン。

柏木雄介

いくつになっても、思い悩む種といえば男女の関係ですよね。最近では某人気有名タレントの方が恋愛トラブルにより起こした芸能スキャンダルが話題になりました。

男性、女性によって考え方が違うからこそ生じるトラブル。男性は男性で、女性のことが理解できなく、女性は女性で男性のことが理解できないことで腹をたてることもあるかと思います。考える脳みそが違うんだって言ってしまえば、元も子もないですが、それでもお互い理解しようと努力することが大事であることは言うまでもありません。

今回は都内某所において、”男と女の関係”を描いた映画をもとに話し合うイベントに参加して勉強した”パートナーと良好な関係を築いていくためのヒント”を『あと1センチの恋』という恋愛映画とともにご紹介します。
(イベント詳細:第2回:“人生を面白くする映画”を見て語ろう会 ~男と女の関係(恋愛、結婚、etc)~ )

あと1センチの恋

(C)2014 CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH

ビデオマーケットで観る【初月無料】

少女漫画の展開を12年間繰り返される『あと1センチの恋』

ふとしたキスにより急速に展開が進む話って映画や漫画にありがちですよね。しかし、この映画はそのキスをなかなかしません。少女漫画のような展開を何度も何度も繰り返しますが、ずっとお互い好きなのに12年間結ばれない運命が描かれています。お互いの想いを理解することは想像以上に難しいですが、男女間においてそれは大きな壁として立ちはだかります。その原因は何でしょうか。まずは男女の違いを理解することから考えましょう。

パートナーと良好な関係を築いていくためのヒント

男の語彙力は約7千語であることに対し、女性の語彙はおよそ3倍の約2万語と言われているようです。つまりそもそも男女は同等に話し合うこと自体が非常に難しいということが分かります。話し合い自体が実は困難であるということ。その前提をまずしっかりと理解することが重要です。

では、この事実を知ってどうしたらいいか。同イベントにて登壇した3000組以上を支援してきた夫婦関係コンサルタントの笠原ノリ子さんは端的にこう言います。

「女性は態度で示せ、男性は言葉にしろ」

女性が男性にすると良いこと→態度(行動)を変えること

あと1センチの恋06 出典:unsplash.com by Julia Caesar

女性は男性側に歩み寄り、言葉で何かを訴えるのではなく態度で伝えることが大事と言います。具体的には、料理を作ったり、笑顔でいるということでしょう。自分のためにしてくれているという一つ一つの”行動”の結果が男性心をくすぐるのです。

男性が女性にすると良いこと→言葉を変えること

あと1センチの恋04 出典:unsplash.com by Romain Vignes

そして、男性は女性に対して意識して”言葉”を使って伝えることです。何も大それた言葉ではなくてもいいのです。1年で1回の”愛している”よりも毎日使う”ありがとう”といったような些細なことが男性が思っている以上に女性にとっては重要なこと。

今回一緒に登壇された、恋愛コンサルタントの新倉裕太さんも恋愛することで大事なことは「”本音”を伝えること」とおっしゃってました。まっすぐ目を向けて話を聞いたり、会話をすることでお互いが本当の意味で近くなる。やはり、女性と接するにあたって大事なことは”会話である”という共通点がありました。

『あと1センチの恋』で私たちに教えてくれることは、きっとそういった些細なすれ違いで生まれた12年間という長い時間は、これらのことに気をつけることでいとも簡単に解けてしまうということなのです。ロージーはその場でキスをしていたら、アレックスはちゃんと言葉で想いを届けていたら・・・。

お互いに歩み寄ることが大事

あと1センチの恋05 出典:unsplash.com by Crew

このことは恋愛を始めるために気をつけることだけでなく、恋愛中の方や、結婚している人、長年付き添ったカップルにも参考になることだと思います。「男って分からない、女って分からない」と悩んでいても何も解決できません。お互いの考え方をよく知り、歩み寄ることこそが一番大切なことなのではないでしょうか。

そのためにすることはやはりコミュニケーションの手法に尽きると思います。男性はもっぱら”行動”で人を見抜きます。そして、女性はもっぱら”言葉”を重視する傾向にあるということ。パートナーとの関係がよくないと思ったとき、これらを少しでも注意してみることで、もしかしたら関係が一気に良化するかもしれません。

今回紹介していない恋愛映画でも、男女の関係を考えさせる恋愛映画を紹介されました。それらは恋愛映画としては打ち出されたものではないものも含まれてますが、男女の関係を描いた映画でもあります。様々な事例を描いた映画を参考に観ることで、男女の溝が少しでもなくなるきっかけになればと思います。

また今回参加したイベントは様々なテーマに沿って開催される予定で、次回は2月。好評で既に定員締め切っているようですが、イベントは今後も定期的に開催される模様。開催の折は、様々な恋愛感を語ってみてはいかがでしょうか。

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※2021年12月28日時点のVOD配信情報です。

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  • とまと
    2
    結局感
  • T太郎
    3.7
    994 恋愛映画だ。 コメディ演出も多々あるのだが、ロマンチックコメディというほどコメディ寄りではない。 主人公たちの心情を考えたら、切なくて哀しくて、笑ってばかりはいられないのだ。 まあ、私は笑ったのだが。 主人公はロージーとアレックス。 幼なじみだ。 ちっちゃい頃からずっと一緒なのだ。 お互い好意を抱いているのだが、言えずにいる。 親友として付き合っているのだ。 そんな二人の12年間の物語である。 18歳、大学進学を間近に控えた頃、二人は将来の夢を語り合っていた。 アレックスは医者に、ロージーはホテルの経営者に・・ だが、大学の合格通知を受け取ったその日、ロージーは妊娠している事を知るのだ。 目の前が真っ暗か真っ白か知らんけど、とにかく愕然とするロージー。 えっ、あのコミカル極まりない1回の性交渉で? と思ったのは私で、ロージーは全く別の事を考えていた。 そう、将来の夢の事だ。 結局、彼女は大学進学も夢もあきらめて、我が子を産んで育てる決意をする。 アレックスには黙ったまま。 ここから二人のすれ違い人生の始まりだ。 どちらかがフリーになったら、どちらかが結婚したり恋人ができたり。 手紙が届かなかったり、行き違いがあったり。 全くもってヤキモキさせるのである。 いい雰囲気になる時もあるのだ。 何度もあと1センチというところまでいくのである。 何が? キッスだ。 二人はキッスさえする事なく、12年をすれ違いながら過ごすのであった。 意外とおっちゃんもこういう話には弱いのである。 なんか知らんけど、キュンキュンするのだ。 もっとこういう作品を観ていきたいのだが、なんせ邦題が恥ずかしい。 この作品もまあまあ恥ずかしかったのだ。 私の中の乙女心に訴えかけようという魂胆なのだろうが、そうはいかない。 こちとら、生粋のおっさんなのである。 なんせ、恥ずかしいのだ。 .毎回、頬染めながら借りているのだ。 勘弁して欲しいのである。 たが、私は恋愛映画をこよなく愛する男だ。 持ち前のガッツで乗り切っていく所存である。
  • ぴょん
    4.5
    もどかし過ぎるけど、がちえもい
  • suzu
    3
    記録
  • 2.5
    幼馴染の男女があと1センチの距離を詰めきれない話。荒唐無稽な夢の話に唯一つきあってくれるほど親密な間柄なのに、ことごとくタイミングが悪くてすれ違っていく。 日本の創作物だとお互いに気持ちに気づいていないか、もしくはどちらか一方が鈍感という設定が多いけど、こちらはほぼ最初からお互いにライクではなくラブしている。なので障害は妊娠か結婚。どちらかがくっつこうとしても、もう一方のタイミングが悪いということを繰り返していく。 現実においてタイミングというのは重要だしリアル目に作られているのだろうけど、フィクションとして見ていると作り手の都合で二人が引き離されているように映ってしまう。元カレ、元カノと一時的に復縁するのは当て馬感が強くて冷めた。 ロージーの顔がアップになる度、太眉があと1センチ長ければつながっていたのにと思った。
あと1センチの恋
のレビュー(170748件)