“シャーロック・ホームズ”と言えば、推理小説家のコナン・ドイルが生んだ名探偵。知的で紳士なイメージだが、ガイ・リッチー監督で製作された映画「シャーロック・ホームズ」シリーズではアクション要素が満載の新しいシャーロック・ホームズを見ることができ、アクションミステリー大作として大ヒットしました。
今回は公開予定の最新作も含めて、シリーズ全3作品をまとめて紹介します。
『シャーロック・ホームズ』(2009)
19世紀末のロンドン。名探偵シャーロック・ホームズ(ロバート・ダウニー・Jr)と助手のワトソン(ジュード・ロウ)は女性の連続殺人という難事件に挑んでいた。ホームズは超人的な推理力、観察力を持ちながら、格闘能力も高い武術家でもある。ホームズはその知能と身体を生かし、宿敵ブラックウッド卿(マーク・ストロング)に立ち向かい最強の謎に挑む。
謎解きの面白さはそのままに、アクション要素を満載に盛り込んだ新しいシャーロック・ホームズが監督ガイ・リッチーの手腕で実現した。アクションシーンの多さに驚くが、世紀末のロンドンを背景にホームズとワトソンが動き回る展開は観ていて気持ちがいい。
『アイアンマン』のイメージが強いロバート・ダウニー・Jrロバート・ダウニー・Jrが名探偵であり武闘家でもあるシャーロック・ホームズを見事に演じる。手のかかるホームズをフォローするワトソン役のジュード・ロウとのかけ合いも面白くいいコンビになっている。
『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(2011)
ヨーロッパ各地で連続爆破事件が起きる。ホームズは“犯罪界のナポレオン”とも呼ばれるジェームズ・モリアーティ教授(ジャレッド・ハリス)が黒幕だと推理していた。モリアーティ教授は戦争を引き起こし、武器売買で金儲けをする計画を目論んでいたのだ。その計画を邪魔される懸念があるとして、モリアーティ教授もまた天才であるホームズを危険視していた。ホームズは計画を阻止するためにモリアーティ教授による様々な罠や危機を乗り越えていく。
前作よりアクションシーンが多くなっているが、舞台が変わるにつれてアクションスタイルも変わるので見飽きない。宿敵モリアーティ教授とホームズの戦いも見所だが、一度解散したかと思われたワトソンとホームズが再びコンビを組みモリアーティ教授に立ち向かっていく展開は胸が熱くなる。
ホームズ役とワトソン役は前作から続役。今作では原作でも人気の高い悪役・モリアーティ教授をジャレッド・ハリスが存在感たっぷりに演じ、宿命の対決を盛り上げる。
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『Sherlock Holmes 3(原題)』(2021)
前作の続編として、『シャーロック・ホームズ3』が公開予定。ロバート・ダウニー・Jrとジューロ・ロウは続役。役9年ぶりに名コンビを見られることとなった。監督はガイ・リッチーから変わり、『ロケットマン』や『ボヘミアン・ラプソディ』の監督を務めたデクスター・フレッチャー。時代背景は前作から10年後の20世紀となり、新しい舞台での2人のコンビの活躍に期待が高まる。
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※2020年6月8日時点の情報です。