サム・ライミ版「スパイダーマン」シリーズ一覧！全3作品のあらすじ＆見どころを紹介

マーベル・コミックの大人気作品を実写化した「スパイダーマン」シリーズ。今回はサム・ライミ版のあらすじ、キャスト、見どころをまとめて紹介する。

『スパイダーマン』（2002）

いじめられっ子で冴えない日々を送っていたピーター・パーカー（トビー・マグワイア）が遺伝子改良されたクモに噛まれたことから特殊能力を発揮するようになり、次第に悪との闘いに目醒めていく。親友の父親が凶悪なグリーン・ゴブリン（ウィレム・デフォー）に変わり果て、その暴走を止めようとするのだが……。

マーベル・コミックの伝説スタン・リー原作による大人気アメリカン・コミック『スパイダーマン』を実写化したシリーズ第1弾。『死霊のははらわた』（1981）で鮮烈なデビューを果たしホラーに定評のあったサム・ライミ監督が三部作として完成。スパイダーマン役のトビー・マグワイアが一躍スターダムに躍り出た。

『スパイダーマン2』（2004）

スパイダーマンとして活躍するピーター（トビー・マグワイア）は、大学生となり忙しい日々を送っていた。しかしスパイダーマンであることで思いを寄せるMJ（キルスティン・ダンスト）や友人たちとの関係に悩むことも多い。そんなある日、親友のハリー（ジェームズ・フランコ）が敬愛する科学者を紹介してくれるのだが……。

サム・ライミ監督による「スパイダーマン」シリーズ第2弾となる本作。スパイダーマンのヒーローとしての宿命や葛藤が描かれる。科学オタクであるピーターが敬愛し、実験に失敗したことからドクター・オクトパスと化す科学者をアルフレッド・モリーナが怪演。第77回アカデミー賞では視覚効果賞を受賞した。

『スパイダーマン3』（2007）

スパイダーマンとして街の危機を救ってきたピーター・パーカー（トビー・マグワイア）は、MJ（キルスティン・ダンスト）との交際もうまく運んでいた。しかしピーターに父親を殺されたと思い込んでいる親友のハリー（ジェームズ・フランコ）が仇を打つためニュー・ゴブリンとなり、ピーターに襲いかかるのだった。

サム・ライミ監督による旧三部作以降もスパイダーマンを主人公とした実写化作品の製作はユニバース化やアニメーション化で広がりをみせていく。しかしやはり旧シリーズの随所に凝らされた視覚的工夫と主人公の心情に合わせたストーリー展開は、新三部作やその後のリブート作品と比べ映画的完成度の高さを物語っているだろう。

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※2020年6月1日時点の情報です。