Dramatic everyday~毎日を彩る映画音楽:心に残る主題歌篇~

2016.02.13
映画

映画と音楽は人生の主成分

みやしゅん

突然ですが、皆さんは映画を観ていて「あ、この曲、いいな!」と思ったことありませんか?

今更言うことではありませんが、映画の世界には数々の名曲が存在します。時には映画のテーマそのものを表現し、時には映画のムードを創る…様々な要素があるものの、全ての音楽は映画をより楽しむための“鍵”だということは変わりません。しかし、この“Dramatic everyday~毎日を彩る映画音楽~”では、難しいことは一度全部忘れてください…!

なぜなら、この企画は様々な映画音楽を通して皆さんの毎日をいつも以上に素敵なものにしたいという気持ちから生まれたものだからです。もちろん、これをきっかけに映画をもっともっと好きになって欲しい気持ちもありますが、とにかく難しい話は抜きで純粋に楽しんで欲しい…そう思っています。

Dramatic everyday~映画音楽で毎日をドラマティックに!~

“Dramatic everyday~毎日を彩る映画音楽~”では、映画で使われている音楽に焦点を当て、複数回にわたってお届けする大型企画です。仕事や勉強、プライベート…色々と頑張っているのに、何だか毎日がパッとしない…退屈な日々にちょっとだけでいいから刺激が欲しい…そんなあなた!ここで紹介する映画音楽で、毎日をドラマティックに演出してみませんか?

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紹介する楽曲はどれも胸をはってオススメ出来るものです。魅力的かつ印象的なものばかりなので、音楽プレイヤーに音楽を入れれば、今すぐ“素敵な日々”がはじまること間違いありません!

映画を彩る音楽とは?

映画では、その映画のためだけに創られた映画音楽はもちろん、クラシック音楽や有名アーティストの楽曲も数多く起用されています。それらの音楽は映画の世界観を鮮やかに彩る重要な要素の1つであり、その重要性は、アカデミー賞において、優れた映画音楽作品とその作曲者に贈られる“作曲賞”や、オリジナル歌曲に贈られる“歌曲賞”があることからも分かります。

映画の音楽は大きく分けて主題歌・挿入歌・イメージソングの3つに分けられます。記念すべき第1回である今回は“主題歌”に焦点をあてて、お届けしたいと思います。

洋画史に残る3大歌曲~誰もが知っている主題歌~

主題歌とは、映画のオープニングやエンディングに使用される音楽のことです。近年の有名な主題歌と言えば、やはり、この曲でしょうか?

この「Let it go」は『アナと雪の女王』が公開されるやいなや、空前のブームを巻き起こし、世界中で知らない人はいない主題歌、そして、世界中で愛される名曲となりました。では、これまでの映画においてブームを巻き起こした主題歌はあるのでしょうか?

実は、洋画史に残る3大歌曲とも言われる名曲たちがありました…皆さんも必ず聴いたことがある“あの”名曲です!

I Will Always Love You / Whitney Houston

BG

映画『ボディガード』で主題歌として使用されたのが「I Will Always Love You」です。意外と知られていないのですが、この曲は元々、1974年にリー・パートンというシンガーソングライターがリリースした曲で、今日皆さんがよく耳にしているものは、1992年にホイットニー・ヒューストンがカバーしたものです。

しかし、このカバー曲が、かの有名なビルボードで14週連続1位を記録するたけでなく、グラミー賞など名だたる賞を総なめにし、驚異のメガヒットを叩きだしました。たちまち、知らない人はいない名曲となったのです。

残念なことに、2012年、ホイットニー・ヒューストンは48歳という若さで亡くなってしまいましたが、彼女が亡くなってから同曲は再びビルボードでトップ3にランクイン…この曲がどれだけ愛されていたかが分かります。

My Heart Will Go On / Celine Dion

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「I Will Always Love You」と並んで1990年代を代表するラブ・バラードと言われている主題歌が、映画『タイタニック』の「My Heart Will Go On」です。この曲は今なお、様々なアーティストによってカバーされており、色褪せることのない名曲と言えます。

「My Heart Will Go On」は、アカデミー賞歌曲賞、グラミー賞最優秀レコード賞、ゴールデングローブ賞を受賞し、言うまでもなく歌手セリーヌ・ディオンの代表曲となりました。この主題歌を作曲したジェームズ・ホーナーは、映画『タイタニック』の映画音楽も担当しており、全編にわたってこの曲をモチーフに制作された音楽が流れています。

『タイタニック』については、次回以降の記事で、さらに深く掘り下げます。

I Don't Want To Miss A Thing / Aerosmith

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『ボディガード』『タイタニック』などによって、主題歌も映画のヒットにつながる要素であることが分かると、多くのレコード会社がインパクトのある楽曲創りに力を注ぐようになりました。その中で、登場したのが映画『アルマゲドン』の「I Don't Want To Miss A Thing」でした。

賞レースに絡んできてはいないものの、エアロスミスはこの「I Don't Want To Miss A Thing」で自身初となる全米シングルチャート1位を獲得しました。現在、テレビ番組などにおいて感動的な場面が出てくると必ずと言っていいほど登場するこの名曲…「知らない人はいない」と断言できるでしょう。この『アルマゲドン』もヒット作となり、不朽の名作の1つとなっています。

『ボディガード』の「I Will Always Love You」、『タイタニック』の「My Heart Will Go On」、そして『アルマゲドン』の「I Don't Want To Miss A Thing」は、洋画史に残る3大歌曲と言っても過言ではないでしょう。

近年の“心に残る”主題歌

映画の主題歌と言えばやはり名曲ばかり…紹介したいものは沢山あるのですが、ここでは2016年1月に発表されたFILMARKS AWARDS 2015のトップ10にランクインした映画の主題歌、そして関連作品の主題歌に絞ってご紹介していきます。なお、紹介はランキング順に進めていきます。

Get Ready For It / Take That

KING

この「Get Ready For It」は、2015年大ヒットとなった『キングスマン』の主題歌です。テイク・ザットはイギリスを代表するグループですが、メンバーであるゲイリー・バーロウが本作の監督マシュー・ボーンと友達だとか…。そのため、作品のカットを早い段階で観て、どんな曲にするかをイメージしていたそうです。

そうして出来上がったのが「Get Ready For It」という楽曲でした。ミュージック・ビデオには映画のシーンが使用されていたり、歌詞の中に“Kingsman”というワードがそのまま登場しているので、要チェックです!

Suddenly I See / KT Tunstall

PURADA

この楽曲は、2015年話題となった『マイ・インターン』で主演をつとめた、アン・ハサウェイの代表作『プラダを着た悪魔』の主題歌として使用されたものです。ファッショナブルな映画だったため、使用されている楽曲はどれも印象的…特にオープニングで流れていたこの「Suddenly I See」は、映画を象徴する楽曲であったため、聞き覚えのある人も多いのではないでしょうか?

Raise Your Glass / P!nk

NEW

一方で『マイ・インターン』で、アン・ハサウェイと主にW主演をつとめ、話題を呼んだのがアカデミー賞受賞歴を持つ大御所ロバート・デ・ニーロ。彼が出演していた『ニューイヤーズ・イブ』からは、こんな印象的な主題歌をお届けします…!

この「Raise Your Glass」は、人気歌手であるP!nkの楽曲で、「とにかく楽しもう!」という歌詞の内容が映画にぴったりです!特にエンディングでは「Raise Your Glass」に合わせて、人気若手俳優ザック・エフロンが踊っている姿がとても印象的でした。

この『ニューイヤーズ・イブ』では、全編にわたりポップスの 楽曲が使用されており、サウンドトラック自体も映画の豪華キャストに負けないほど華やかなものとなっています。

Lost Stars / Adam Levine

はじまり

『はじまりのうた』は、主演キーラ・ナイトレイが美しい歌声を披露したことで昨年話題となった作品です。主題歌「Lost Stars」は、人気グループ“マルーン5”のメインボーカルであるアダム・レヴィーンの楽曲で、劇中ではキーラ・ナイトレイがカバーしています。その美しい歌詞が評価され、第87回アカデミー賞歌曲賞にもノミネートされました。

ちなみに、本作の監督をつとめたジョン・カーニーの代表作『ONCE ダブリンの街角で』の主題歌「Falling Slowly」は、第80回アカデミー賞歌曲賞を受賞しています。

また、サウンドトラックはグラミー賞にノミネートされ、ミュージカルもブロードウェイで成功をおさめ2014年には来日公演を行っています。『はじまりのうた』と合わせて、こちらも是非チェックしてみてください!

Writing's On The Wall / Sam Smith

スペクター

サム・スミスは「Stay With Me」をきっかけに世界中で注目されるようになった現代を代表する歌手です。そんな彼の楽曲「Writing's On The Wall」は『007 スペクター』の主題歌として抜擢され、2016年年明け早々、アカデミー賞の前哨戦と言われるゴールデン・グローブ賞の映画の部で主題歌賞を受賞しています。

ゴールデン・グローブ賞はアカデミー賞に大きな影響を与えるものであり、今回のアカデミー賞歌曲賞においても、この「Writing's On The Wall」が最有力作品と言われています。

Dramatic everyday~心に残る主題歌篇~

皆さん、いかがでしたでしょうか?

主題歌が映画のヒットにつながる要素と考えられるようになった背景には、映像と音楽の相性の良さがあります。音楽を聴くことで映画のワンシーンが思い浮かぶ…きっと誰しもが体験したことがあると思います。そのため、音楽と映画は互いに相乗効果をもたらすものとされ、近年の映画作品ではこれまでと比べて、有名アーティストを起用したタイアップが増えてきています。

動画再生サイトの登場によって、昔のような“大ヒット”が中々生まれない時代にはなってしまいましたが、それでも映画と共に愛され続ける楽曲が増えていることはたしかです

アイキャッチ

“Dramatic everyday~毎日を彩る映画音楽~”では、今回のような有名な楽曲から、ちょっとマニアックな楽曲まで、様々な映画音楽をご紹介していきます。次回は“中毒寸前の挿入歌篇”をお送りいたします。ちなみに、今話題の映画『オデッセイ』からも“あの”名曲をご紹介しますので、お楽しみに!

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「007 スペクター」
のレビュー(35172件)