【映画界を賑わす英国俳優】異彩を放つベネディクト・カンバーバッチ素顔の魅力

2016.03.06
映画

好奇心で生きてる雑食人間

sakasa

ハリウッドスターやハリウッド男優・女優という言葉をよく耳にすることがあると思うのですが、加えて数年ほど前から英国俳優たちが映画界隈を賑わせているのを皆様はご存知でしょうか。

近年のヒット作にも、ベテラン俳優から注目の若手俳優までたくさんの英国人俳優たちがメインで出演しております。今やイギリスだけには留まらず、国内外の映画好き女子たちの間でもかなりの盛り上がりを見せている様子。

その中でも今回は、2月19日より公開された映画『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』にシャーロック・ホームズ役で出演している英国のトップ俳優ベネディクト・カンバーバッチをご紹介させていただきます。

異彩を放つ英国俳優の経歴

今や奇人変人、孤高の天才役をさせたら世界一とまで言われている彼はどのように育ってきたのでしょうか?簡単に生い立ちを・・・

イギリス・ロンドンで生まれ育ち、名門パブリックスクールであるハーロー校に進学、そして在学中に演劇を始めマンチェスター大学卒業後にロンドン音楽演劇アカデミーにてトレーニングを積みます。さらに両親は共に役者というそこそこ裕福な環境で育ったベネディクト。余談ですがSHERLOCKではシャーロックの両親役でベネディクトの実の親が出演しており家族で共演しています。

現在39歳の彼は俳優としては遅咲きで、決して誰もが見とれる甘いマスクの持ち主とは言い切れません。(disっているわけではありません!)でも、なぜか心が引き寄せられる俳優ベネディクト・カンバーバッチ。その実態とは!?彼の溢れる魅力に迫ってみましょう。

まずは、最新出演映画の『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』についてご紹介。

21世紀版シャーロック・ホームズ!

SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁

(C)2015 Hartswood Films Ltd. A Hartswood Films production for BBC Wales co-produced by Masterpiece. Distributed by BBC Worldwide Ltd.

元々はイギリスBBCが製作したテレビドラマシリーズで、英国アカデミー賞において12部門で受賞をするなど世界的なヒットを果たした作品です。今回公開された映画も英国では一度きりのスペシャルドラマとして放送されたものですが、ファンの念願叶って日本の劇場でも期間限定で公開決定!

アーサー・コナン・ドイルの人気小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを映像化した作品は過去にも多く存在します。しかし、本シリーズは舞台を現代に置き換えモーショングラフィックやスローモーションなどを取り入れた演出に加えて、スマートフォンやインターネットといった最新機器を駆使して事件を解決するという新しいシャーロック・ホームズを描いているところが見どころです。

ただ、今回の特別版『忌まわしき花嫁』は舞台設定がヴィクトリア時代。時代は変わってもホームズやワトソンはもちろんのこと、お馴染みのキャラクターたちは健在です。霊的な難解事件にシャーロックたちはどのように立ち向かうのでしょうか・・・ヴィクトリア時代のファッションや小道具なども徹底的にこだわっているので細部まで見逃せません。

また、ドラマの来シーズンにも繋がるポイントやシリーズのファンには堪らないエッセンスも散りばめられているのでそのあたりも要注目です!

2010年から始まった『SHELOCK/シャーロック』シリーズをきっかけに一躍大スターとなったベネディクトは、これをきっかけに続々と話題の大作にキャスティングされ、ハリウッドでの活躍も期待されるようになりました。

そんな彼が、役者として今の地位を確立するために重要となった作品が2つあります。

スター・トレック イントゥ・ダークネス(2013)

スタートレック

こちらもシャーロック・ホームズ同様、1966年からアメリカでテレビドラマとして放送され人気を博し、その後いくつもの劇場版が制作された名シリーズ『スター・トレック』。本作は2009年にJ・J・エイブラムス監督がリブートした『スター・トレック』の続編にあたります。

ベネディクトはテロ攻撃を仕掛ける頭脳明晰な悪役 カーン(ジョン・ハリソン)として出演。このカーンは遺伝子操作を受けた優生人類であり身体能力が驚異的なもので、劇中には激しいアクションシーンもありますがベネディクトはクールにこなしています。

しかしこれも彼の努力の賜物。1日4000カロリーを摂取して2時間のトレーニングに励み、超人的な肉体を作り上げました。内面的な役作りでは観客を恐怖で震撼させるような悪役ではなく、カーンの中に存在する人間的な部分に感情移入できるような悪役を表現することにより力を注いだと本人は語っています。

そしてこの悪役っぷりが堂々たるもので、冷酷非道で一手先を読む天才的な頭脳と部下との信頼関係が厚いカリスマ性を持ち合わせた、いわゆる『好きになってしまう悪役』として大好評。観客者のみならず、批評家たちからも多くの支持を得ました。

イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密(2014)

イミテーションゲーム

(C) 2014 BBP IMITATION, LLC

こちらの作品でベネディクトが演じたのはまたもや孤高の天才で、その名もアラン・チューリング。実在した数学者で、現代における全てのコンピュータは彼がいなかったら存在していなかったかもしれないと言われるほど。

第二次世界大戦に、解読不能と絶望視されていたドイツ軍の暗号エニグマに恐るべき回転速度を誇る頭脳で挑んだ男の生涯を描いています。

ベネディクトはこの作品で『驚嘆に値する演技』『カンバーバッチのキャリアの決定打』などの批評を受けました。また、チューリングの遺族はベネディクトについて『彼以外のキャスティングは考えられない。』『私でも知らなかったことを知っている。彼のアランに関する知識量はすばらしい。』と述べており、アカデミー賞でも8部門でノミネートするなど多方面から高評価を獲得。俳優としての実力を最大限に発揮した作品となりました。

ベネディクト・カンバーバッチの素顔の魅力

ここまでは俳優としてのベネディクトの魅力をお伝えしてきましたが、彼の素顔は一体どんなものなのでしょうか。

その1 多方面に及ぶ知識量

上記で紹介した作品のようにベネディクトは知性のあるキャラクターや実在した偉人を演じることが非常に多いのですが、実際に彼自身も頭の回転が早く博学多才。その様子が如実に描かれているのが、『SHERLOCK/シャーロック』でホームズが推理するシーンです。早口で英国独特のジョークを織り交ぜながら論理立てて説明する演技は圧巻で、正にベネディクトははまり役と言えるでしょう。

また彼は、『SHERLOCK/シャーロック』の撮影現場に張り込んでいたパパラッチに対し『エジプトに行け。そしてもっと重要なものを世界に発信するんだ。』と書かれた用紙をカメラの前に掲げました。なぜかというと、その頃エジプトはモルシー前大統領支持派と治安部隊との間で衝突が起こり、多数の死傷者が出ていることが連日世界各国で報じられていたからです。

ベネディクトのパパラッチへのスマートな対抗に世界各国から『素晴らしい』などのコメントが寄せられ絶賛されました。

その2 チャーミングな一面

ここまでの話だけだと少しお堅い人なのかな?と思われるかもしれませんが、実はおしゃべりが大好き!インタビューでは一度話し出すと止まらず、自身も『またしゃべり過ぎちゃった。』と言うほどなので自覚はあるようです。

ただ彼の話は内容が知的で、聞き手を飽きさせない話術も持っています。その上低くて深みのある綺麗な声の持ち主。不思議と長い話も退屈せず最後まで聞けちゃいます。

その3 英国紳士らしい粋な演出

ロンドンで生まれ育ったベネディクトは生粋の英国紳士。2014年には女優兼舞台演出家のソフィー・ハンターさんとの婚約を発表しました。婚約を発表するだけでも充分話題になりましたが、注目されたのはその発表方法。

なんと、新聞の小さな冠婚葬祭の告知欄に自ら投稿するという粋な演出をしたのです。イギリスでは一般的な手法のようですが、思わず見逃してしまいそうなほど小さな記事だったみたいです。イギリスを代表する俳優がこのような形を取るなんてかっこよすぎる上に母国愛に溢れていることが伝わります。

これからも目が離せない!

卓越した演技力に気品溢れる立ち振る舞い、そして今や世界一セクシーな英国俳優と言われ、知れば知るほど魅力たっぷりな俳優。英国だけには留まらず世界中で活躍の幅を広げ、超大作の公開が続々と控えているベネディクト・カンバーバッチからは今後も目が離せません!皆様も彼の出演作をぜひチェックしてみてください。

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  • お多福御膳
    3.7
    ドラマのファンには堪らない、最高に楽しい作品
  • 阪平狂声
    3.3
    ドラマシャーロックのシーズン3後の総集編特別映画 現代と19世紀のロンドン両方のホームズ&ワトソンが交差するとても難しい作品でした
  • シォニ
    3.7
    仮記録
  • ほわポーク
    -
    シリーズ4の0話らしい。新シーズンを待って干上がったファンへの恵みの一作かな?主題になる事件はちゃんと据えてあるけど、全体的にTVアニメでたまに挟まる総集編にちょっと似てるなと思った。夢うつつ、今昔をぐねぐね行き来するイメージの氾濫が楽しい。情報やイメージをごっさりと放り込んで、観た人が好きに楽しんでね!という。シャーロックの中のジョンは頼もしいなあ。(2017/6/21
  • Jun
    2.9
    花嫁
「SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁」
のレビュー(7862件)