みなさん、こんにちは!TSUTAYA松原団地駅前店で働いている映画大好き川井です。
2週間後は、いよいよ間近に迫った第88回アカデミー賞授賞式。今回は「名前は知ってるけど、よくわからない」「作品賞とか主演しかわからない」といった人のために、少しいつもと違った目線で楽しめる見方をご紹介します。
そもそもアカデミー賞ってなに?
世界で最も有名な映画賞、それがアカデミー賞!
年に1回開催され、優れた作品やスタッフ・キャストに贈られる賞。受賞者に贈られるオスカー像を見たことがある人も多いのではないでしょうか?
世界各国で「映画界最高の栄誉」とメディアで報道されることもあり、多くの監督やキャストはこの賞の受賞を夢見ています。また「受賞する作品=面白い作品」という一般的なイメージもあるため、受賞後の作品への影響も大きいため、映画を観る際に参考にしている、という方もたくさんいます。
大本命の2作品!今年のアカデミー賞ノミネート作品公開
海外作品は、日本公開が遅くなることが多いため、どんな作品がアカデミー賞を受賞したのかを知ってから映画館で観ることができます。
(C)Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
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(C)2015 Twentieth Century Fox Film
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今回のアカデミー賞で最多12部門ノミネートされている『レヴェナント:蘇えりし者』。実話を元にしており、男の復讐劇を描いた作品。レオ様ことレオナルド・ディカプリオ主演ともあって、日本公開予定は4月22日ですが、公開前から日本でも大変注目されています。
また火星に取り残された男が地球に帰るため奮闘する映画『オデッセイ』。こちらも作品賞含め7部門ノミネートされています。現在クチコミなどで話題が広がり、幅広い層に支持されています。
SF好きなので私も早速観に行きましたが、最高です!主演のマット・デイモンの演技も素晴らしい!登場人物全員が前向きで、コメディ要素もあるので飽きることなく、最後まで鑑賞できます。
他にも気になる作品が沢山があります。この2作品が受賞するのか、はたまた違う作品か?「次は何を観ようかな?」「面白い映画がわからない」という人は是非、アカデミー賞作品賞ノミネート作品を参考にしてみてはいかがでしょうか?
女性必見!あまり知られていない衣装デザイン賞!
さて今回の本題です。実はアカデミー賞には、メディアであまり紹介されない賞が沢山あるんです。衣装デザイン賞もそのひとつ。作品の世界観を表現するのに欠かせないもの。「ストーリーに飽きてしまうのなら、衣装やセットを観る!」というのも新しく、楽しい見方になるのではないでしょうか?
初代衣装デザイン賞と現在
一番最初に衣装デザイン賞が設立されたのは、なんと第21回アカデミー賞。最初の頃はモノクロ部門とカラー部門に分かれていました。
初代受賞作品は『ハムレット』と『ジャンヌ・ダーク』(1948)。現在のCG技術に慣れ親しんだ私たちには「ちゃちくない?」と思ってしまう人もいるかと思います。しかし当時、現在ほど技術にが発達していないことを考えると、素晴らしい職人技、そして優美さを感じますね。作品の時代背景に合わせ、生地や細かい刺繍、装飾などとても美しいです。
今回の衣装デザインノミネート作品は?
さてそんな中、今回のノミネート作品を見てみましょう。『シンデレラ』、『マッドマックス』など近年の受賞作品には歴史モノやファンタジー系が多くノミネートしています。時代背景や世界観を損なわず、なおかつオリジナリティを加え、作品を盛り上げている印象です。他の人には真似をしたくても出来ない、デザイナーの個性が際立っています。
シンデレラ
特に『シンデレラ』では多くの方が、その衣装の美しさに目を奪われたのではないでしょうか?小さい頃に観ていたアニメのまま、青いドレスに変わる瞬間は鳥肌が立ちました!透けているアニメ独特の再現は無理でも、光の加減で色が様々に変化したり、実写ならではのドレスの動きだったり、本当に魔法のドレスのように感じました。
(C) 2015 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
まだ観ていない方、もうすでに観ている方も、ぜひ一度衣装に注目して観てみてください。
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個人的には『マッドマックス』のあの「マッド(狂った)」世界観を盛り上げている、最高にクレイジーでカッコイイ衣装もおすすめです。過去のシリーズ作品との見比べも楽しめます。
(C)2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】日本人デザイナーも受賞&ノミネートされていた!
ご存知の人いるかもしれませんが、ハリウッドで活躍していた日本人デザイナーである、故・石岡瑛子さん。第65回アカデミー賞では『ドラキュラ』という作品で衣装デザイン賞を受賞し、日本人初の快挙となりました。
ドラキュラ
また、第85回アカデミー賞では遺作にもなった『白雪姫と鏡の女王』でノミネート。こちらも女王のドレスなど、豪華で色彩豊かな衣装で目を惹き付けられます。日本人がハリウッドで活躍していたというのも嬉しいですね。
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さて今年は一体どの作品が受賞するのでしょうか?第88回アカデミー賞発表は日本時間2月29日(日)。今から待ち遠しいですね!今年はぜひ、美術賞や衣装デザイン賞など普段とは違う見方をしてみてはいかがでしょうか?
TSUTAYAではアカデミー賞作品コーナーを展開中!(一部実施していない店舗もございます)「衣装デザイン賞の作品が観たい!」という方もお気軽にスタッフにお問い合わせくださいね。
※2022年9月22日時点のVOD配信情報です。