コメディから時代劇まで、様々な顔を見せる俳優、永山瑛太(瑛太)。彼の演技や役を堪能できる映画のあらすじを10本まとめてご紹介します。
『アヒルと鴨のコインロッカー』(2006)
映像化の難しい伊坂幸太郎の人気小説を『ゴールデンスランバー』の中村義洋監督が映画化。
大学入学のため仙台に引っ越してきた椎名(濱田岳)は、アパートの隣人である河崎(永山瑛太(瑛太))に、本屋を襲って広辞苑を盗まないかと持ちかけられる。河崎と反対側の隣人のブータン人に広辞苑を贈るため、と言われるが、その本屋襲撃には、切ない真実があった。
永山瑛太(瑛太)は物語のキーとなる主人公の隣人をミステリアスに演じる。驚きの結末が待つラストを、その巧みな演技力によって観客のミスリードを誘った。
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『ディア・ドクター』(2009)
『ゆれる』の西川美和監督がオリジナル脚本で映画化。僻地医療の現実とともに深い人間ドラマが展開される。
研修医として小さな過疎の村に研修で来た相馬(永山瑛太(瑛太))は、村でただ一人の医者として働く伊野(笑福亭鶴瓶)と出会う。村中から慕われ、献身的に診察する伊野だったが、ある日突然失踪してしまう。警察による捜査が始まるが、相馬も村の人も、伊野の素性を何も知らないことに気付く。
永山瑛太(瑛太)が扮するのは東京から来た研修医。伊野の診療や僻地医療を外部からの目線で見るという重要な役割を演じた。
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『まほろ駅前多田便利軒』(2011)
三浦しをんの人気小説を『日日是好日』の大森立嗣が映画化。架空の都市・まほろ市を舞台に便利屋と依頼人の交流と難題を痛快に描く。
まほろ市で便利屋を営んでいた多田啓介(永山瑛太(瑛太))の元に、風変わりな同級生の行天春彦(松田龍平)が転がり込んでくる。二人は便利屋を通して、ワケありの事情を抱える依頼人たちの人生に関わっていくが、やがてある事件に巻き込まれていくのだった。
主人公の便利屋・多田啓介を演じる永山瑛太(瑛太)は、原作のイメージ通りの演技で松田龍平との息の合ったかけ合いを見せる。
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『64 ロクヨン 前編』(2016)
横山秀夫原作のミステリー小説を『友罪』の瀬々敬久監督が二部作で映画化。未解決誘拐事件とともに、警察内部や記者クラブとの対立を描く。
7日で終わった昭和64年に起きた少女誘拐事件は未解決のまま時が過ぎ、刑事部の間では最大の汚点として「ロクヨン」と呼ばれていた。時効が近づく平成14年、事件の捜査に関わっていた三上(佐藤浩市)は記者クラブや、刑事部と警務部の対立に揉まれる日々を送っていた。そんなある日、突然「ロクヨン」を模倣したかのような誘拐事件が起きる。
永山瑛太(瑛太)は主人公の三上とぶつかる新聞記者の役を演じ、豪華キャストの中でも特に存在感を見せつけた。他の作品ではあまり見られない知的な役柄を見ることができる。
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『一命』(2011)
仲代達矢主演で映画化された『切腹』を『十三人の刺客』の三池崇史監督が再映画化。武家社会に対立する侍の生き様を描く。
江戸時代初頭、大名の御家取り潰しが相次ぎ、生活に困った浪人たちが裕福な大名屋敷に切腹を願い出、面倒を避けたい屋敷側から金銭や職が貰えるという「狂言切腹」が流行していた。そんなある日、津雲半四郎(市川海老蔵)という一人の侍が切腹を願い出る。屋敷の家老は、数ヶ月前に同じように訪ねて来た若浪人・千々岩求女(永山瑛太(瑛太))の狂言切腹の顛末を語り始める。
永山瑛太(瑛太)は家族のために一命を賭す侍の役を熱演し、「日本の侍」の姿を世界に見せつけた。
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『僕達急行 A列車で行こう』(2011)
『間宮兄弟』の森田芳光監督が長年温めていた企画を映画化。鉄道という趣味を通して友情や恋愛を描くハートフルコメディ。
小町(松山ケンイチ)と小玉(永山瑛太(瑛太))はお互い鉄道ファンであることから意気投合し仲良くなる。仕事も相乗効果で上手くいき、どちらも順風満帆だったのだが、恋愛の方はどうも上手くいかなかった……。
鉄工所の社員の役である永山瑛太(瑛太)は、どの音も鉄道の音と感じる鉄道好きのキャラをコミカルに演じた。
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『殿、利息でござる!』(2016)
歴史学者・磯田道史による評伝を『アヒルと鴨のコインロッカー』の中村義洋監督が映画化。宿場町を救うために町人たちが一丸となる史実に基づく物語。
江戸時代中期、小さな宿場町の吉岡宿は仙台藩からの重税により困窮していた。そんな中、吉岡宿の商人・穀田屋十三郎(阿部サダヲ)は茶師・菅原屋篤平治(永山瑛太(瑛太))から藩に金を貸し付け利息を得るという奇策を打ち明けられる。無謀かと思われた計画だが、町を救うために、十三郎と仲間たちは奮闘するのだった。
永山瑛太(瑛太)は宿場町の知恵者の篤平治を演じ、主人公と藩に貸し付けるお金の工面に奮闘し、人間味溢れるドラマを展開させた。
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『闇の歯車』(2019)
藤沢周平の同名小説を「三屋清左衛門残日録」シリーズを手がける山下智彦を監督に映画化。闇の世界に生きる男たちを描くサスペンス時代劇。
江戸時代の深川。裏稼業で身を立てる佐之助(永山瑛太(瑛太))は、行きつけの酒亭で謎の男・伊兵衛(橋爪功)と出会う。伊兵衛から儲け話を持ちかけられるも、危険を感じ断る左之助だったが、やがて伊兵衛の話に乗ることになる。そして左之助を含めた素人四人で商家に眠る金を狙うが、徐々に計画が狂い始めていくのだった。
永山瑛太(瑛太)は、主役である渋い演技とビジュアルで闇の世界に生きる町人・佐之助を熱演。
『ミックス。』(2017)
『エイプリルフールズ』の石川淳一監督が古沢良太のオリジナル脚本を映画化。不器用な女と男の人生の再生を描く。
かつて天才卓球少女として期待されていた多満子(新垣結衣)は、普通に就職し、平凡に暮らしていた。しかし亡き母が経営していた卓球クラブが赤字に陥っており、危機的状況であることを知った多満子は、クラブを再建するため、元プロボクサーの萩原久(永山瑛太(瑛太))とペアを組み、全日本卓球選手権の混合ダブルスに出場することを決意する。
永山瑛太(瑛太)は不器用で落ちぶれた元ボクサー・萩原を演じる。新垣結衣と息を合わせながらの卓球シーンも熱演。
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『友罪』(2017)
『64 ロクヨン』の瀬々敬久監督が薬丸岳の同名小説を映画化した重厚なヒューマンサスペンス。
週刊誌の元ジャーナリストの益田(生田斗真)は、働き始めた町工場で鈴木(永山瑛太(瑛太))という男と出会い、次第に友情を育んでいく。そんな中、児童殺害事件が起こり、17年前の連続児童殺傷事件が蒸し返される。その犯人の少年の写真が鈴木によく似ていたことから、益田はこの犯人が鈴木ではないかと疑い、調査を始める。
永山瑛太(瑛太)は過去の罪に囚われながら心に闇を抱く難しい役どころを見事に演じ、圧倒的な実力を見せつけた。
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(C)2009「Dear Doctor」製作委員会(C)2011「まほろ駅前多田便利軒」製作委員会(C)2011映画「一命」製作委員会(C)2012「僕達急行」製作委員会(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会(C)2019「闇の歯車」製作委員会 写真:江森康之(C)2017「ミックス。」製作委員会(C)薬丸岳/集英社 (C)2018 映画「友罪」製作委員会
※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年10月18日時点の情報です。