映画ファンに人気の妻夫木聡出演映画まとめ!『ウォーターボーイズ』『浅田家!』など10本

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『ウォーターボーイズ』から最新作の『浅田家!』まで、妻夫木聡が出演するオススメ作品をまとめてご紹介。

爽やかな印象ながら、悪役まで多彩な役柄をこなす妻夫木聡。今回はそんな妻夫木聡の役柄や演技をたっぷり楽しめる映画10作品をご紹介します。

ウォーターボーイズ』(2001)

『スウィングガールズ』の矢口史靖監督がおくるシンクロナイズドスイミングに挑む男子高校生を描く青春コメディ。

所属部員は鈴木(妻夫木聡)一人だけの水泳部に、美人教師の恵(眞鍋かをり)が顧問に着任したことで部員が激増する。しかし、恵が「男子でシンクロをやる」という方針を打ち出したことから、鈴木を含めた5人を残して皆去ってしまう。学園祭の発表に向けて夏休みに猛特訓する5人だったが、様々な困難が襲うのだった。

当時ほぼ無名だった妻夫木聡の認知度を一気に上げた作品。妻夫木聡は主役の水泳部員を演じ、あどけない男子高校生が困難に直面しながらもシンクロをやり遂げる様子に青春を感じさせた。

ジョゼと虎と魚たち』(2003)

田辺聖子の同名小説を『メゾン・ド・ヒミコ』の犬童一心監督が映画化した切ないラブストーリー。2020年冬にアニメーション映画の公開も控えている。

大学生の恒夫(妻夫木聡)の近所では、明け方に現れる乳母車を押す謎の老婆が噂になっていた。ある日、恒夫はその乳母車に遭遇。近寄って乳母車の中を覗いてみると、中には包丁を振り回す一人の少女がいた。ジョゼ(池脇千鶴)と名乗るその少女は足が不自由で、祖母に乳母車を押してもらい散歩していたのだ。これをきっかけに交流する二人だったが、恒夫はジョゼの不思議な魅力に次第に惹かれていく。

妻夫木聡出演の代表作とも言える作品。主人公の恒夫の感情の移り変わりを繊細に演じ、観ている者の恋愛に対する共感を誘った。

悪人』(2010)

吉田修一の同名ベストセラー小説を『フラガール』の李相日監督が映画化。人間の善悪を問う究極のヒューマンドラマ。

孤独に暮らす清水祐一(妻夫木聡)と馬込光代(深津絵里)は、出会い系サイトを通して出会い、お互い本気で惹かれ合っていく。しかし、祐一は世間を騒がせている福岡の女性殺人事件の犯人だった。祐一は人を殺したことを光代に正直に告白するが、光代は祐一の自首を引き止め、二人で逃げる道を選ぶ。

原作に感銘を受けた妻夫木聡は殺人犯である祐一の役を切望し、迫真の演技を見せつけた。

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東京家族』(2012)

小津安二郎監督の名作『東京物語』をモチーフに、『家族はつらいよ』の山田洋次監督が平成の家族を描いたヒューマンドラマ。

瀬戸内海の小さな島に暮らす老夫婦の周吉(橋爪功)ととみこ(吉行和子)は、子どもたちに会いに東京にやって来る。久しぶりに顔を合わせる家族だったが、のんびり暮らす両親と都会で忙しく暮らす子どもたちの間には、どこか溝があった。そんな状況に寂しさを覚えた周吉は酒で騒ぎを起こしてしまう。一方、とみこは次男の昌次(妻夫木聡)の家で恋人の紀子(蒼井優)を紹介され、上機嫌になるものの直後に突然倒れてしまう。

妻夫木聡は厳しい父親に反抗する次男役として両親役の橋爪功と吉行和子と自然な空気感を出し、家族の温かい物語を演出した。

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ジャッジ!』(2013)

様々なCMを手がけてきたCMディレクターの永井聡を監督に、華やかな広告業界の裏側を描くドタバタコメディ。

大手広告代理店の若手社員・太田喜一郎(妻夫木聡)は、上司からの依頼で世界一のテレビCMを決める国際広告祭に審査員として参加することになる。しかし、そこで自社が手がけたちくわ堂のCMを入賞させなければクビになってしまうという事実を知ることに……。

妻夫木聡は情熱はあるが落ちこぼれの広告会社社員を演じる。情けなくも誠実なキャラを魅力的に演じた。

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ぼくたちの家族』(2013)

『舟を編む』の石井裕也監督が早見和真の同名小説を映画化。様々な問題を抱える家族が母親の病気をきっかけに再び一つになる様子を描いた人間ドラマ。

平凡な家族の母親・玲子(原田美枝子)は物忘れがひどくなり病院で検査を受けたところ、末期の脳腫瘍で余命一週間と宣告される。認知症のような状態になった玲子は、家族に今まで言わなかった本音をぶちまけてしまい、それをきっかけに普通だと思われた家族の様々な問題が明るみになってくる。

妻夫木聡は責任感が強い長男の浩介役を熱演。引きこもりの過去を持ちながらも家族の状況を打開しようと変化していく演技が評価されている。

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怒り』(2016)

『悪人』と同様、吉田修一原作、李相日監督作品。ある殺人事件により「信じるとは何か」を問うヒューマンミステリー。

八王子で若い夫婦の殺人事件が起きる。現場には「怒」の血文字が残され、犯人は整形をして逃亡を続けていた。一年後、東京と千葉、沖縄にそれぞれ素性の知れない男が現れる。3人の男たちは、警察が出した手配書の殺人犯の顔に似ていた。3人の周辺には、殺人犯ではないかと疑惑が持ち上がる。

妻夫木聡は東京の大手通信会社で働く優馬役を演じる。直人(綾野剛)という素性の知れない男と同居生活を送るも、彼が殺人犯かも知れないという疑惑との狭間で心揺れる様子を熱演。

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奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(2017)

渋谷直角による同名コミックを『モテキ』の大根仁監督が実写映画化。奥田民生のナンバーにのせて送るラブコメディ。

奥田民生を崇拝する雑誌編集者のコーロキ(妻夫木聡)は、おしゃれライフスタイルの雑誌編集部に異動し、奥田民生のようなおしゃれでカッコいい男になることを決意。しかし、異動先で出会ったファッションプレスの美女・あかり(水原希子)に一目惚れし、あかりに見合う男になろうとするが、あかりの自由奔放な言動にいつも振り回され、いつしか身も心もボロボロになってしまう。

自らも奥田民生のファンである妻夫木聡が、主役で奥田民生を崇拝する編集者のコーロキ役をコミカルに演じる。

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Red』(2020)

直木賞作家・島本理生の同名小説を『幼な子われらに生まれ』の三島有紀子監督が映画化。禁断の愛に溺れていく男女を描くラブロマンス。

結婚をして幸せを得たはずだった村主塔子(夏帆)は、ある日、かつて愛した男・鞍田秋彦(妻夫木聡)に10年ぶりに再会する。鞍田は行き場のない思いを抱いていた塔子の気持ちを少しずつ解いていくが、鞍田にはある秘密を隠し持っていた。

妻夫木聡は主人公・塔子とかつて不倫関係であった男性・鞍田を演じ、夏帆との濃厚なラブシーンを熱演する。

浅田家!』(2020)

写真家・浅田政志の人生を『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太が映画化。写真愛と家族愛に溢れたハートフルなエンタメ映画。

写真家を目指していた政志(二宮和也)は、写真専門学校に進むも、卒業後は写真とは離れた生活を送る。ある時、家族全員を巻き込んで、家族がそれぞれなりたかった職業を写真で実現する“コスプレ家族写真”を撮ったところ、その写真が写真界の芥川賞と言われる木村伊兵衛写真賞を受賞する。写真家として軌道に乗り始める政志だったが、そこで東日本大震災が起きる。

妻夫木聡は政志に振り回されながらも家族写真を撮ることに協力する兄・幸宏に扮する。自由奔放な弟を実家から見守るお兄ちゃんを包容力たっぷりに演じる。

(C)2010「悪人」製作委員会(C)2013「東京家族」製作委員会(C)2014「ジャッジ!」製作委員会(C)2013「ぼくたちの家族」製作委員会(C)2016 映画「怒り」製作委員会(C)2017「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」製作委員会(C)2020「Red」製作委員会(C)2020「浅田家!」製作委員会

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年10月25日時点の情報です。

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