『エンド・オブ・キングダム』主演!“信頼できる男”ジェラルド・バトラー映画選

2016.06.07
映画

気づいたら映画ファンになっていた

松平光冬

2013年公開の『エンド・オブ・ホワイトハウス』の続編となる『エンド・オブ・キングダム』が、5月28日より公開されました。

ジェラルド・バトラー演じるシークレットサービスのマイク・バニングの、圧倒的不利な状況にもかかわらず敵側にとって逆に脅威となる頼れるヒーローぶりが大きな魅力となって大ヒットした前作に続き、今度はイギリス・ロンドンを舞台に再び凶悪テロリストと対峙します。

キングダム

©LHF Productions,Inc.All Rights Reserved.

マイク・バニングがバトラーにとっての当たり役となったのは間違いないでしょうが、ではそんな彼の代表作は何?と聞かれたら、皆さんはどう答えるでしょうか。

たとえばブルース・ウィリスなら『ダイ・ハード』、ミラ・ジョヴォヴィッチなら『バイオハザード』といった作品が挙がるところですが、バトラーに関しては、おそらく女性ファンなら『オペラ座の怪人』『P.S. アイラヴユー』、男性ファンなら『300<スリーハンドレッド>』と分かれるのではないでしょうか(あくまで筆者の見解です)。

これまでの彼の出演作品を見てみると、大きく2ジャンルに分けられると思います。

一つは、女性ファンを魅了するワイルドながらもコミカルかつハートフルな役どころ。そしてもう一つはワイルドさを前面に出したハードアクションです。

そんなジェラルド・バトラー出演作品をご紹介しましょう。

ワイルドなのにハートフル&コミカルな役どころの、ジェラルド・バトラー出演作

バトラーの魅力の一つに、ワイルドな外見なのにあの屈託のない笑顔があると思います。その魅力を十二分に活かしている作品をいくつかピックアップします。

『Dear フランキー』

dear フランキー

父の面影を知らない難聴の少年フランキー(ジャック・マケルホーン)に長年告げていた、「パパは船乗りをしている」というウソがバレそうになった母のリジー(エミリー・モーティマー)が、急きょ見知らぬ男(バトラー)に1日限りの代理パパを務めてもらおうとするヒューマンドラマ。

バトラーが父親のフリをすべくフランキーと不器用なやり取りをする様が、なんともおかしい上に微笑ましくもあります。

こうした不器用な男の役は、ある意味バトラーの得意とするところでもあります。

『幸せの1ページ』

幸せの1ページ

ベストセラー冒険小説家なのに引きこもりのアレクサンドラ(ジョディ・フォスター)が、南の島で暮らす少女ニム(アビゲイル・ブレスリン)から、海洋学者の父親ジャック(バトラー)が海で遭難したとのSOSメールを受け、救助のため単身冒険の旅に出ます。

ウェンディー・オルーの児童文学『秘密の島のニム』の映画化作品で、バトラーがジャックと冒険小説の主人公アレックス・ローバーの二役をこなしており、当初は別の俳優が演じる予定だったアレックス役を自らの提案で変更。『300<スリーハンドレッド>』風の誇張した演技を意図的にノリノリで演じています。

『男と女の不都合な真実』

男と女の不都合な真実

テレビ局プロデューサーのアビー(キャサリン・ハイグル)が、テレビの人気恋愛カウンセラーのマイク(バトラー)の指南を受けて、理想の男性をゲットすべく四苦八苦する様を描いたコメディ。

「人柄に一目惚れはしない」「男は恋愛よりも性欲の単純な生き物」「理想は妄想に過ぎない」などと言い切るマイクの自信過剰ぶりや、男女の異性に対する本音をあからさまに出すアビーとマイクの下品なやり取りがおかしいです。

『スマイル、アゲイン』

スマイルアゲイン

元プロサッカー選手のジョージ(バトラー)が、別れた妻子にカッコいいところを見せようと奮闘するハートフルコメディ。

ウィル・スミス親子出演の『幸せのちから』のガブリエレ・ムッチーノ監督による、妻子を取り戻そうとあがく男の心境がわかりやすく描かれています。

ダメ親父なのに周囲のママ友にはモテモテという、「そんなわけあるかい」とツッコミたくなる設定なのに、それが嫌味に見えないのは、バトラー演じるジョージが、終始困り顔なのにどこか爽やかさが漂うキャラだからでしょう。

 

タフでパワフルな、ジェラルド・バトラー出演作

一方で、説得力ある肉体に適った、豪快アクション物の出演作が多いバトラー。

本人もそれは自覚しているようで、「究極的にバイオレントで興味深い役が多いけど、行動が過激になればなるほど観客は喜ぶし、そのキャラクターを深く知ることができる」と語っています。

『エンド・オブ・キングダム』も当然こちらのジャンルに入るので、おさらいの意味も込めてそんな作品をいくつか。

『タイムライン』

タイムライン

『ジュラシック・パーク』のマイケル・クライトン原作によるタイムトラベル物で、まだバトラーが本格ブレイクする前の作品。

バトラー演じるマルクは中世時代に強い憧れを抱いており、タイムトラベルしてからは長弓や剣に夢中になり、現地の女性と恋に落ちるという非常に野性的なキャラとなっていて、現在の彼のイメージを彷彿とさせるものがあります。

『完全なる報復』

完全なる修復

自宅に押し入った強盗に妻子を殺されたクライド(バトラー)が、司法制度の是正を求めて、犯人のみならず担当検事のニック(ジェイミー・フォックス)や判事といった関係者たちをも殺害しようと目論みます。

俳優になる前は弁護士を目指して法曹界で働いていた経歴もあるだけに、もともとニック役でオファーを受けたバトラーでしたが、脚本を読んでいく内にクライドに興味を持ち配役変更を希望。さらに、本作で初プロデュースも務めるなどの意気込みをみせています。

復讐心をたぎらせたクライドによるエクストリームな報復方法が見ものですが、裏を返せば、愛する者を亡くした男の哀しい哀しいドラマでもあるのです。

『GAMER ゲーマー』

ゲーマー

死刑囚の生身の体をオンラインで操る戦闘ゲームが人気の近未来を舞台に、死刑囚のケーブル(バトラー)が、愛する妻子に再会する権利を得るため、不条理な殺人ゲームに身を投じていきます。

『アドレナリン』シリーズのネヴェルダイン&テイラー監督作だけあってかなり過激な内容ですが、バトラーと監督コンビが旧知の仲で、もともと『アドレナリン』の主演にバトラーを想定していたものの叶わず、この作品で念願のトリオ結成となりました。

戦闘マシーンと化したバトラーの野獣的な魅力にあふれた作品です。

『マシンガン・プリーチャー』

マシンガンプリーチャー

内戦状態の続くアフリカで多発する反政府ゲリラに誘拐される子供たちの救出活動を行う、「マシンガン・プリーチャー」の異名を持つ実在の活動家、サム・チルダース牧師の半生を描きます。

マイク・バニングばりに自ら銃を手にして子どもたちを救うチルダースになりきるべく、バトラーは彼の家にホームステイまでして役作りをしました。

『キング・オブ・エジプト』

エジプト

©2016 Summit Entertainment,LLC.All Rights Reserved.

古代エジプトを舞台に、盗賊青年のベック(ブレントン・スウェイツ)が、エジプトの王に君臨するための鍵を握る重要なアイテム“神の眼”を盗み出すべく冒険を繰り広げるSFアドベンチャー。

バトラーは“砂漠の神”にして極悪非道な暴君・セトを演じており、『300<スリーハンドレッド>』でのレオニダスを彷彿とさせるコスチューム劇を見せてくれます。

日本では今年9月に公開予定です。

クレバーな男、ジェラルド・バトラーの作品は要チェック

これまで挙げてきた作品群を見ても分かるように、こだわりを持った作品選びをしているバトラー。プロデューサーとしての顔も持つだけに、アクションが見どころといった単純な理由だけで出演作をチョイスしているわけではなく、実にクレバーなのです。

今後もゲイリー・オールドマン共演による軍事アクション『ハンター・キラー』や、SFディザスター『ジオストーム』などが控えるバトラーですが、まずは『エンド・オブ・キングダム』での信頼できる男、マイク・バニングを観に劇場に足を運ぶとしましょう!

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • ka28mar
    2.5
    イギリスでのテロ。 各国の首相達がやられ過ぎw シークレットサービスや警備とか 領空侵犯も甚だしいw 大掛かりな仕掛け派手さはいいとしても アンリアルな状況だとシラケてしまわないか? ホワイトハウスならまだしもw [NF_ac]
  • ぱぷりー
    3.4
    設定からして凄くない? 同時多発テロを行う上での準備期間が気になります あとはマイクの無敵さね 大統領がヒロイン枠
  • にぼ
    2.5
    鑑賞履歴
  • 雨具
    4.9
    前回はホワイトハウス内だったから今回はどうなんの?って思った 二作目はやっぱり期待値が高かったりなんだりで評価低い映画が多いけど このエンドオブキングダムは本当に面白い、一作目を超える、と言っても過言ではない面白さ 今回も絶対殺すマン やっぱりこの主人公の顔すき なぜかギャップを感じる笑顔とか真顔がたまらん
  • ぴよた
    -
    記録
「エンド・オブ・キングダム」
のレビュー(6423件)