月の女神を探しに少女が月へと大冒険!伝説のアニメーターが贈る、夢と冒険のファンタジー・アドベンチャー『フェイフェイと月の冒険』

カンフー・パンダ3』などで知られるパール・スタジオが、Netflixと手を組んだオリジナルアニメーション映画『フェイフェイと月の冒険』が、10月23日より配信開始となります。

物心ついた頃から、今は亡き母が語る“月には女神がいる”という伝説を信じる少女フェイフェイが、家族を巡る様々な悩みを抱えながらも、“月の女神の伝説”を証明するため自らの手で宇宙船を作り、月へと旅立つ夢と冒険のファンタジー・アドベンチャーです。

監督は元ディズニーの伝説のアニメーター

本作の監督を務めたのは、『美女と野獣』や『アラジン』、『塔の上のラプンツェル』などのディズニー名作アニメーションに携わり、約40年間ものあいだ第一線で活躍し続けてきた伝説のアニメーター、グレン・キーン。長編映画の監督は本作が初挑戦となりますが、短編アニメーション『ディア・バスケットボール(原題)』では2018年アカデミー短編アニメーション賞を受賞しており、監督としての実力は折り紙付きです。

躍動感あふれるキャラクターたちのリアルかつダイナミックな動き、魔法のように色彩豊かで情感あふれる世界を構築し、何度でも見たくなるワクワクの止まらない物語を魅力的なアニメーションとともに作り上げています。

誰もが行ってみたくなる幻想的な月の世界

母を亡くし、父の新しい恋人に馴染めないフェイフェイは、亡くなった母が生前に教えてくれた月の女神の伝説を信じています。その伝説とは、《月には昔、美しい女神が愛する男性と共に暮らしていたが、ある出来事をきっかけに離れ離れになってしまい、女神は今でも<真実の愛の>彼を待ちながら、月で孤独に暮らしている…》という悲しい伝説です。

しかし、本作に登場する月の女神チャンウーは、良い意味でフェイフェイの期待を裏切ります。
フェイフェイが実際に出会った月の女神 チャンウーはゴージャスなファッションに身を包み、ハツラツとした表情をたずさえ、非常にパワフルで魅力溢れる女神として登場します。

フェイフェイが初めてチャンウーと対面するシーンは、物語中で最もダイナミックかつゴージャスな世界観で描かれており、チャンウーの圧倒的な歌唱とダンスは本作の大きな見どころです。

そんなチャンウーが住む月の世界は、“ルナリア”と呼ばれる美しく幻想的な月の都で、不思議な生き物たちが暮らしています。チャンウーのお付きの者は月餅のような姿をしていたり、薬を作るウサギや、すいすいと宙を泳ぐカエルなど、アニメーションならではの想像力に富んだカラフルで可愛い生き物たちから目が離せません。

しかし、一見幸せそうにみえるチャンウーは、実は大きな苦しみを抱えていました。そんな彼女とフェイフェイが出会い、共感し、お互いを変えていくのです。

冒険を恐れず、夢を諦めないことの大切さを教えてくれる感動の物語

本作は、家族に囲まれながらも孤独な少女フェイフェイが、自ら発明したロケットで月まで行くという壮大なファンタジー・アドベンチャーです。一辺倒にはいかない悩みを抱えつつも、新しく弟になるチン、そしてペットのウサギ、バンジーらとともに多くの困難を乗り越えていきます。

月の女神 チャンウーや、月での相棒となる不思議な生き物、ゴビとの出会いを通して、自分を信じることの大切さや、愛の形・家族の形は一つではないことを学び、変化を受け入れるフェイフェイの姿は、観る者に〈大切なのは、信じること〉だと教えてくれます。

ブロードウェイのミュージシャンも参加した本格的なミュージカル映画

本作の大きな見どころは、映画全編を彩る音楽とミュージカルシーンにあります。超名作ミュージカル「ハミルトン」でトニー賞「ミュージカル主演女優賞」ノミネートを果たしたフィリッパ・スーや、ブロードウェイに出演したスターたちが集結し、本格的な歌唱パフォーマンスを披露しています。また、「ロケット・トゥ・ザ・ムーン」をはじめ、全8曲の書き下ろし楽曲が用意されており、絢爛豪華なミュージカルパートを構成しています。

なにより、チャンウー初登場時の歌唱シーンは圧巻の一言。超一流のディーバのミュージックビデオのような出来栄えで、アニメーションでしか描けない美しく幻想的な世界を作り上げており、その映像クオリティに誰もが圧倒されるでしょう。

また日本語吹替版のエンド・クレジット・ソング「ロケット・トゥ・ザ・ムーン~信じた世界へ~」を歌うのは、YOASOBIのボーカルikuraとして知られる幾田りらさん。「主人公のフェイフェイが自分を信じて突き進む意思」を歌ったこの曲で、普段の彼女とは一味違うミュージカルテイストな歌唱を披露しています。

様々な困難に勇気を持って立ち向かい、観る者を新たな夢と感動の世界に誘いこむ壮大なファンタジー・アドベンチャー『フェイフェイと月の冒険』を、是非Netflixでご覧ください!

◆『フェイフェイと月の冒険』infomation

あらすじ:物心ついた頃から、今は亡き母が語る“月の女神の伝説”を信じ続けてきたフェイフェイ。科学が大好きな彼女は、家族を巡る様々な悩みを抱えつつも《月の女神の伝説》を証明するために自らの手で宇宙船を作り、ウサギのバンジーとともに月へと向かうことを決意します。そしてたどり着いた月の世界。そこには不思議な王国や幻想的な生き物、そして思いがけない冒険が待ち受けていた―。

Netflix作品詳細ページ:http://netflix.com/フェイフェイと月の冒険

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  • ライザ
    3.9
    曲がいい。
  • chaooon
    3.8
    Netflixオリジナルのアニメーション・ミュージカル🌙🎶 中国に伝わる中秋説の神話『嫦娥奔月』を題材にした少女のファンタジーアドベンチャー🫧✨ 幼い頃に亡き母親から聞いた「月の女神」の伝説を信じている少女フェイフェイは、月の女神の存在を証明するため自作の宇宙船で月へと旅立ち、そこで経験する不思議な体験を通じて喪失感や新たな家族に向き合う成長譚🚀🌖✨ Disneyやピクサーと言われたら信じてしまうくらい、映像も曲もポップでハイクオリティ✨ 月の世界のカラフルで光り輝く美しい描き方が素敵🌈✨ 作曲は『ラストナイト・イン・ソーホー』や『ベイビー・ドライバー』等のエドガー・ライト作品や『ゼロ・グラビティ』でオスカーも受賞したスティーヴン・プライス🎹🎶 こちらは正真正銘のガッツリミュージカル😍 アジアを舞台にした物語の今作、キャラクターデザインも特徴が出てる上、フェイフェイも可愛いし、月の女神チャンウーもうっとりする美しい造形美💖 キャストもフェイフェイ役のキャシー・アングを筆頭にアジア人を中心としたキャスティングもちゃんとされてます👏✨ 女神チャンウーは『Hamilton』のブロードウェイオリジナルキャストでトニー賞にもノミネートされたフィリッパ・スー🌙✨ フェイフェイの亡き母親役は、渡辺謙がトニー賞ノミネートで話題になった『王様と私』のカンパニーで見事助演女優賞も受賞しているルーシー・アン・マイルズ⭐️✨ ルーシーさんは来日公演にも来てくれて生歌を聴いたことがあるけど、ほんと歌声も演技も素晴らしかった方なので、観ながらキャスティングに震える😍 お二人共BWの第一線で活躍するアジア系代表のトップアクトレスでございますよ❣️ 他にもケン・チョンやジョン・チョー、サンドラ・オーと見知ったアジア勢キャストばかり! Netflix本気のキャスティングじゃないか🤩 物語の展開としては、最初こそフェイフェイの母の死や父の再婚の話とか出て来て、これ実は結構シビアな物語なのかな?と思っていたら、突然ファンタジーに突入していき、そこからは割とぶっ飛んだ話🤣 月餅に普通入れないものを入れてたり🥮(義母の設定も謎というか唐突) いくら頭がいいとは言え廃材を利用したフェイフェイのロケットがハイテク過ぎたり🚀🤪 色々と展開に無理があるんだけど、キッズアドベンチャー的アニメなら許容範囲かな😂 不思議な生き物とか、悪巧みするキャラとか色々出てくるけど、その辺のキャラクター造形というかキャラの深掘りはパッとしない感じ💦 全体的にはまあまあかな〜と油断して観てたら、最後にドッと泣かされてしまった〜😭 なんか琴線に触れまくってしまった〜😭😭😭 ファンタジーの中での、喪失感や家族とか、そういう大切なものが描かれててグッと来ました🥹 家族の物語としてもよかった✨ 最初ウザいけど弟君のキャラも真っ直ぐで愛おしいやつでよかった😌 2023ミュージカルチャレンジ♬045/100
  • amy
    3.3
    映像が綺麗 キャラクターたちも可愛い ミュージカル調で結構歌のシーンも多い 子供向けだからストーリーとしては あんまりだったけど普通に映像や 中国語の勉強としてよかった!
  • dropham
    3.7
    幼い頃に亡き母親が話していた「月の女神」の伝説を信じる少女フェイフェイは、その伝説を証明するために宇宙船を作る。父親の再婚相手の息子であるチンとウサギと共に月へ行こうとするが失敗して墜落の危機に直面する。その時、月からの光を浴びてそのまま月へ着陸する。そこで「月の女神」であるチャン・ウーと謎の生物たちと遭遇する。 母の教えを信じるフェイフェイの純粋さがほのぼのします。月に行くために宇宙船を作り上げるのも、ものすごい執念深さを感じます。月の世界がとてもポップな感じで、実際の月も夢があればなーと感じます。
  • こぼちゃん
    4
    監督 グレン・キーン、ジョン・カース、脚本 オードリー・ウェルズ。母を病気で亡くし第二の母を迎える、月餅売りの家族、娘と父の物語。米中共同制作3Dアニメーション。 配信先が決まった2018年、作者のウェルズは長年のがんで死亡。「娘と夫へのラブレター」として「誰かを失ったとしても、その人と共有した愛は永遠に続く」という、娘へのメッセージが込められている。 幼い頃に亡き母親から聞いた「月の女神」の伝説を信じている13才の少女フェイフェイは、月の女神の存在を証明するため自作の宇宙船で月へと旅立つ。そこで彼女は、憧れていた月の女神・チャンウー(嫦娥)と不思議な生物、そして思いがけない冒険に遭遇することになる。 水路に近い中国の街並みが、とても賑やかで綺麗。水郷地帯の枝垂れ柳や花、家族で美味しい月餅を作り、自転車で月餅を配達する主人公が活き活き。主人公の飼っている白兎が表情豊かでとても可愛い。 新しい家族となりそうな、女性と子供を受け入れられないフェイフェイ。夢は、亡くなった母から聞いた、大好きな月の女神、チャンウーに会うこと。女神は王国ルナリアに住んでオリ、恋人ホウイーとの再会。 何とかロケットを作り上げ、月にたどり着くフェイフェイ。まるで、テイラー・スウィフトのように、歌いパフォーマンスしている、憧れの女神。でも、月の女神にも、寂しい理由があった。 中国の街並みや月の女神は、豪華な色彩だったが、他の月の生き物たちがパステル色の絵で、ちょっと迫力が足りない感はあった。でも、少しずつ、新しい家庭になじもうとする処はいい。 実際の脚本家の娘や夫へのラブレター。日本の映画『湯を沸かすほどの熱い愛』(宮沢りえ主演)のように、残る家族たちが力を合わせて生きていれるように、娘がやさぐれたり、涙を流さないように、映画として残したかったんだろうなと思う。 辛い時は、いつも、月を見れば、母の話した女神や二匹のウサギ(一匹は主人公が飼っていたウサギ、月で恋に落ちる)がいる。色々な事情で、片親だったり、両親がいなくなった子供たちにも、素敵な月が微笑んでくれたり、美味しい月餅やお菓子、新しい家族に出会えますように。
フェイフェイと月の冒険
のレビュー(1432件)