犬が飼い主に再び会うために転生を繰り返す『僕のワンダフル・ライフ』。人間と犬の絆と愛を温かく描く感動作です。今回は続編も含めてご紹介します。
『僕のワンダフル・ライフ』(2017)
ゴールデン・レトリバーの子犬・ベイリーは8歳の少年・イーサンに死にかけたところを救われ、その後イーサンに飼われることになる。楽しい日も悲しい日もずっと一緒に過ごし成長してきたが、やがてイーサンに看取られ息を引き取る。しかしベイリーはイーサンに会いたい一心で、雌の警察犬やコーギーなど、何度も別の犬に転生する。ベイリーは再びイーサンに会うことができるのか。
W・ブルース・キャメロンのベストセラー小説を映画化。『HACHI 約束の犬』のラッセ・ハルストレム監督が再び犬を題材に世界中に感動を与えた。
あらすじだけでも涙を誘うが、本編も期待を裏切らない感動作となっている。飼い主が変わる度にそれぞれ違うドラマが展開されながらも、イーサンとベイリーの絆が描かれるラストは温かい感動をもたらしてくれる。ストーリーの良さに加えて、犬たちの演技と演出にほっこりさせられる。
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『僕のワンダフル・ジャーニー』(2019)
転生を繰り返しようやくイーサンと再会したベイリーは、イーサンとイーサンの妻・ハンナと幸せに暮らしていた。しかしある日、イーサンの孫娘CJが母親に連れられてイーサンの家を出て行ってしまう。イーサンとハンナは悲しみに暮れ、さらにはベイリーに病気が見つかり安楽死させることになってしまう。イーサンはベイリーとの別れ際、ベイリーに「CJのことを守ってほしい」と頼む。ベイリーはCJを守るため、再び転生して彼女を見つけ出すことを決意する。
前作で無事イーサンと再会できたベイリーは、今度はイーサンの孫娘を守るために生まれ変わる。監督は「モダン・ファミリー」などのテレビシリーズを手がけるゲイル・マンキューソが新たに務め、ラッセ・ハルストレムは今作では製作総指揮を務めた。
前作では飼い主に会いたいベイリーだったが、今回はCJを守るために転生し、決意通りにCJを見守り続ける。そんな健気さに幸せな涙が溢れるに違いない。2作品を通して、犬を飼っている人も飼ったことがない人も、犬はただのペットではなく、家族であるということをひしひしと感じさせる作品となった。
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(C)2017 Storyteller Distribution Co., LLC and Walden Media, LLC(C)2019 Storyteller Distribution Co., LLC, Walden Media, LLC and Alibaba Pictures Media, LLC.
※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。
※2020年11月5日時点の情報です。