【日本テレビ版スタート記念】『時をかける少女』の映画化作品を全作品紹介!

邦画・洋画、ジャンルを問わない映画好き

いと

7月も中盤、いよいよ夏の強い日差しが照りつける日が多くなってきました。こんな暑い時期に見たくなる作品ってありますよね。

筆者の場合、それは『サマーウォーズ』や『サマータイムマシン・ブルース』など暑さと青春が交わったような作品になるのですが、まさにそんなコンセプトにぴったりのドラマ「時をかける少女」が日本テレビより毎週土曜夜9時に放映開始されました。

日本テレビドラマ「時をかける少女」は筒井康隆による同名小説の映像化作品なのですが、とにかく何度も何度も映像化された影響で、年代によってどの作品の話をしているのかがズレやすい作品でもあります。

そんな訳で今回は「時をかける少女」を映画化した作品を全てご紹介していこうと思います。

原作者も太鼓判、伝説的初代映画版『時をかける少女』

高校生の芳山和子(原田知世)は幼馴染みの堀川吾郎(尾美としのり)と同級生の深町一夫(高柳良一)の3人で高校生活を過ごしていた。

ある日、和子は自分の身の回りで不自然なことが立て続けに起きた後、同じ時間を繰り返しているような現象を体験することになり……。

時をかける少女1

1983年に公開された原田知世主演の映画『時をかける少女』は現在も尚語り継がれる程の伝説的作品

「角川映画」という邦画における1つのジャンルを作り出してしまうほどの名映画プロデューサー角川春樹と、様々な映像的革新を映画界にもたらした大林宣彦という、日本の映画史を語る上で避けることの出来ない2人が製作と監督を務めました。

当時の角川映画の代名詞である「アイドル映画」だろうと評され、期待度が低いまま公開された今作でしたが、主演女優の原田知世が持つ圧倒的なオーラが功を奏し、名作として語り継がれるほどの人気を集めました。

また一節ではラベンダーという花を日本に広めたのは今作だと言われるほど当時の若者への影響力が強く、1983年当時に10代だった方は『時をかける少女』と聞くとこの作品を思い出す方が多いのではないでしょうか。

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知名度が低い幻の1997年版『時をかける少女』

あまり有名ではないのですが、原田知世主演の1983年版『時をかける少女』で製作を務めた角川春樹が今度は監督としてリメイクした映画『時をかける少女』があります。

原田知世がナレーションを担当したこの作品は1997年公開の作品としては異色のモノクロ映画で、ノスタルジックな雰囲気が前面に出されおり、昭和の雰囲気を感じられます。

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わずか数十館での公開から口コミで広まったアニメ版『時をかける少女』

高校2年生の紺野真琴(声:仲里依紗)は理科準備室で不審な人影を発見し追いかけているうちに足を滑らせ昏倒してしまう。

そのことを遊び仲間であるクラスの秀才、津田功介(声:板倉光隆)と転校生の間宮千昭(声:石田卓也)に話すも相手にされず複雑な気持ちを抱いていた。

しかし、その日の帰り道、自転車の故障から死を直前にした瞬間、時間が巻き戻る力を手にしたことを知り……。

時をかける少女3

『サマーウォーズ』や『おおかみこどもの雨と雪』などで監督を務め、今や日本きってのアニメクリエイターのひとりとされる細田守

そんな細田守監督が2005年に東映アニメーションを退社し、フリーに転身して際に初めて製作した作品がこのアニメ版『時をかける少女』です。

舞台を2000年代に移し、設定も各種変更した今作は夏の澄んだ青い風景と、アニメならではの表現を駆使しためくるめく展開が評判となり、公開時には約20館でのみの上映だったにもかかわらず、公開終了前には100を超える映画館で上映されるほどの大ヒットとなりました。

また、設定を原作から大きく変えた今作ですが、実は原作の主人公である芳山和子が登場しています。初耳という方はぜひもう一度見返してみてください。

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細田守監督最新作『バケモノの子』が7月22日、日本テレビ金曜ロードSHOW枠で初放送!

昨年公開され話題となった細田監督作『バケモノの子』。役所広司や広瀬すずなど話題の俳優陣が声優を務めた今作が、7月22日に地上波で初放送されます

バケモノの子

(C)2015 THE BOY AND THE BEAST FILM PARTNERS

人間の男の子と異世界の荒くれ者との交流と成長を魅力的に描いた冒険活劇。この機会にぜひぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。

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“その後”を描いた2010年版『時をかける少女』

大学入学を控えた学生の芳山あかり(仲里依紗)は、母・芳山和子(安田成美)が交通事故に遭ったと聞き、急いで病院に駆けつける。

一時的に意識を取り戻した母に「1972年に行き、深町一夫に会って」と頼まれたあかりは、母が研究していた薬を使いタイムリープしたものの、辿り着いた先は1974年で……。

時をかける少女4

4度目の劇場版として製作された2010年版『時をかける少女』は映像化された作品の中で唯一、明確な続編です。

原作小説や1983年版、1997年版の主人公である芳山和子の娘・芳山あかりを主人公としたオリジナル展開で、他の作品とはテイストこそ違えど「時を越えた想い」や「記憶が消えても忘れられないもの」など作品の原点と言える部分は踏襲されています。

仲里依紗が主人公の声優を務めたアニメ版を意識した遊びシーンもあり、「時をかける少女」ファンにはたまらない作品に仕上がっています。

また、主演の仲里依紗とメインキャラクターとなる中尾明慶が2013年に結婚したこともあり、感慨深く感じる方もいるのではないでしょうか。

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まとめ

以上で『時をかける少女』の全映画作品をご紹介しました。

筒井康隆の生み出したこの名作は映画だけでなく舞台、ドラマ、マンガなどあらゆる表現でリメイクされています。

表現を変え、時代を変えても色褪せることのない設定と物語の魅力。現在、黒島結菜主演で放送されているドラマは1983年版とアニメ版への強いリスペクトを感じさせながらも、また新たな時をかける少女」を作り出しています。今夏、ぜひ注目してみてください!

日本テレビ「時をかける少女」公式サイト

 

※2021年12月27日時点のVOD配信情報です。

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  • izm
    -
    仲里依紗かわいいな!!!!!
  • 3.2
    時をかける少女沢山シリーズあると思うけど、もう一個見たら十分かな その1個がこの作品でよかった‪︎‬‪︎︎︎︎︎☺︎ 私はキャストが好き これで仲さんと中尾さんがくっついたと思うと余計に見てて微笑ましかった 思ったより感動した
  • ありお
    -
  • いやよセブン
    3
    仲里依紗バージョンで、時をかける少女が大きくなり、今度はその娘がタイムトリップする。 行き先は1974年、2010年の女子高生が現れ、自分の母親の女子高生時代と会い、まるで雰囲気の違うギャップで笑わせる。 言葉が通じなかったり、食べ物がチープだったりするが、人への思いやりは同じという演出がにくい。 仲里依紗はシーンによって表情が大きく変わり、とても存在感があり、楽しみな女優さんだ。
  • のぞみ
    5
    泣ける
時をかける少女
のレビュー(7570件)