【映画ファンが注目】ネトフリが贈る極上ミュージカル大作!Netflixオリジナル映画 『ザ・プロム』の見どころを徹底解説(2020年12月11日配信開始)

話題の映画の公開延期が相次ぐなど、エンタメ業界にとっても、映画ファンにとっても、少し寂しい年となってしまった2020年。しかし、そんな空気を一蹴するような、華やかでゴージャスな作品がNetflixにて配信スタートしました!

 インディアナ州の田舎町に住む女子高生・エマは、ガールフレンドと一緒にプロムに参加することを禁止され、悲しみに暮れていました。そんな彼女のもとにある日突然、ニューヨークの“元”超人気舞台俳優とその仲間たちが現れて、思いもよらない騒動に……!?

12月11日(金)より全世界配信となった映画『ザ・プロム』。1年の締めくくりにふさわしい、歌って踊って、笑って泣ける、極上ミュージカル大作の魅力をご紹介します!

glee/グリー』を手掛けたヒットメーカー、ライアン・マーフィー監督作

本作の監督を務めるのは、大ヒットミュージカルドラマ『glee/グリー』を手掛けたヒットメーカー、ライアン・マーフィー。

代表作である『glee/グリー』は、アメリカのTVドラマ界に“多様性”をもたらした革命的作品といっても過言ではありません。多様な人種やセクシャリティのキャラクターが登場し、それぞれの人物を丁寧に描くことで、世界中の人々に大きな影響を与えました。

また、Netflixオリジナル作品『POSE』は、アメリカドラマ史上初めて、主要キャストの9割にゲイもしくはトランスジェンダーをキャスティング。政治コメディドラマ『The Politician』でも、トランスジェンダー俳優を積極的に起用するなど、近年のドラマ界・クィア映画界において欠かせない重要人物となっています。

本作のタイトルであり、物語の軸となる「プロム」には、彼自身も似たような経験があるそう。

「プロムにボーイフレンドを連れて行くのを許されなかったことがある。アフターパーティに6インチの黄色のプラットフォームシューズを履いて行って抗議したよ。」と語っています。

マイノリティ視点で描かれるストーリーと、それを大胆に彩る圧巻の歌と映像。本作もまた、ライアン・マーフィーの真骨頂を堪能できる作品となっています。

高校生レズビアンカップルと“元”超人気舞台俳優が巻き起こす愛と勇気の感動のミュージカル

本作の主人公は田舎町に住む女子高生のレズビアンカップルであり、また様々な価値観・セクシャリティを持つ人物が登場します。実際にアメリカのプロムでは、まだ同性同士での参加が認められていない場合も多いそうで、若者たちにとってはリアルな共感をもたらし、勇気を与えます。

そんな主人公のエマをお助けするために参上した、ちょっとクセの強いブロードウェイスターたちも、ストーリーには欠かせない人物。出演ミュージカルが大コケし自らの役者イメージを挽回したい、独りよがりでナルシストな俳優たちが若い女性カップルと出会うことで、どのような化学反応を起こし、成長を遂げていくのかも見どころのひとつです。

劇中で歌われる楽曲のなかには、こんな歌詞があります。

「普遍の真理がひとつ 人生はリハーサルじゃない」

人生は誰もが主人公であり、本番の真っ只中。周りの目を気にせず「自分らしく生きること」の素晴らしさ、そして「他人を受け入れること、寛容であること」の大切さを、心躍る歌とダンスにのせて伝えてくれる珠玉のミュージカル作品となっています。

面白くないわけがない!豪華キャスト陣にも注目

豪華すぎる出演陣も見どころのひとつ。
“元”超人気俳優・ディーディーを演じるのは、『プラダを着た悪魔』など数々の名作に出演し、アカデミー賞を3回受賞した“ハリウッドの生きる伝説”と呼ばれるメリル・ストリープ。アカデミー賞主演女優賞を受賞し、名実ともにハリウッドの実力者であるニコール・キッドマンは、俳優としてのキャリアアップを図るアンジーを演じます。

今なお第一線で活躍する俳優陣が、落ちぶれたハリウッドセレブ役を演じるというだけで一見の価値あり!コミカルな演技やキレのあるパフォーマンスは、流石の一言です。

さらに、主人公のエマを務めるのは注目の新人俳優ジョー・エレン・ぺルマン。フレッシュな魅力と美しい歌声で、作品を彩っています。

日本での舞台化も決定!原作は大ヒットブロードウェイミュージカル

ザ・プロム』の原作は、2018年にブロードウェイで幕を開け、昨年にはトニー賞にノミネートされた大ヒットミュージカル。2021年には、日本人キャストでの舞台化も決定しています。

主人公のエマ役は、昨年ミュージカル「アナスタシア」のヒロイン役で注目を浴びた女優の葵わかな。圧倒的なスタイルでモデルとしても活躍する三吉彩花が、恋人アリッサ役を務めます。

本作の映画版では、ブロードウェイミュージカル版の曲目に、新曲として「Wear Your Crown」というナンバーが追加されています。また、12月より一部劇場での公開。今年の賞レースでも注目を集めること間違いなしです。

愛と希望に満ち溢れた、1年をハッピーに締めくくるのにぴったりの作品。
大注目のミュージカル大作『ザ・プロム』、ホリデーシーズンのお供にぜひチェックしてみてくださいね! 

◆『ザ・プロム』information

 あらすじ:ニューヨークの“元”超人気舞台俳優ディーディー(メリル・ストリープ)とバリー(ジェームズ・コーデン)は、新作ブロードウェイミュージカルが大コケしてしまい、役者生命の危機が訪れ大ピンチ。一方、インディアナ州の田舎町では、恋人同士の女子高校生エマ(ジョー・エレン・ペルマン)とアリッサ(アリアナ・デボース)が、女性カップル2人でプロムに参加することが問題になって禁止され、悲嘆に暮れていました。ひょんなことをきっかけにその事実を知ったディーディーとバリーは、この機会に乗じて自らの役者イメージを挽回しようと、同じくキャリアアップを図るアンジー(ニコール・キッドマン)らと共に計画を練ることにしますが、ベテラン俳優たちと、若い女性カップルが交わることで、思いもよらない騒動と、愛と感動のドラマが待ち受けていましたーー。

Netflix映画『ザ・プロム』独占配信中

Netflix作品詳細ページ:http://netflix.com/ザ・プロム

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  • ウエムラ
    3.8
    やっぱりミュージカル映画って楽しい。ストーリーも良かった。
  • ManaTwun
    -
    やはりミュージカル映画は集中して観る気になれず、ながら見してしまった🥹 LGBT、現代をすごく表してる作品でした
  • レッサーパンダ
    -
    💃🏻🕺🏻
  • すみ
    3.5
    ご都合展開なんだけど、テンポよくて見やすかった!
  • かおるん
    3
    ララランドとかグレイテストショーマン好きやし、ミュージカル映画好きかもと思って鑑賞 題材は現代に合ったメッセージ性強いストーリーやけど、上記の2作の感じで見たらなんか軽いというかちょっとワクワク感が少なかった。面白くなかったわけではないけど多分その2作が良過ぎて期待し過ぎた 海外の学園ものは大体プロムってワードかシーン出てくるけどいまだに何なんかははっきりわからん。けどめちゃくちゃ楽しそうやってことはわかった ほんでやっぱミュージカル映画は好き
ザ・プロム
のレビュー(24393件)