大人気ファンタジー超大作「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ前日譚にあたる「ファンタスティック・ビースト」シリーズ。「ハリー・ポッター」シリーズを手掛けたJ・K・ローリングが脚本を担当。自身の著書『幻の動物とその生息地』に触発されて作られた物語で、『ハリー・ポッターと賢者の石』から約70年前の世界を描く。監督は、「ハリー・ポッター」シリーズ5作目~8作目(シリーズ完結)までを担当したデヴィッド・イェーツ。主演のニュート・スキャマンダー役をアカデミー賞受賞男優のエディ・レッドメインが務める。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)あらすじ
1926年、魔法動物学者のニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、魔法動物の調査のためニューヨークを訪れていた。ある時、ニュートの持っていたスーツケースが、ノー・マジ(非魔法使い)のジェイコブ・コワルスキー(ダン・フォグラー)のスーツケースと入れ替わってしまう。ニュートのスーツケースの中は魔法動物たちのすみかとなっていたため、誤ってそのスーツケースを開いたジェイコブは、動物たちを人間界に逃してしまうのであった。一方、ニュートは、降格させられた闇払いのポーぺンティナ・ゴールドスタイン(キャサリン・ウォーターストン)によって、未登録の魔法使いとして逮捕されてしまう……。しかし、ニュートが持っていたスーツケースの中身がパンや焼き菓子だったため、すぐに釈放されることとなる。そして、ニュートはティナと共にジェイコブ探しの旅に出るのだった。
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キャスト&スタッフ紹介
ニュート・スキャマンダー:エディ・レッドメイン
ボーベンティナ(ティナ)・ゴールドスタイン:キャサリン・ウォーターストン
ジェイコブ・コワルスキー:ダン・フォグラー
クイニー・ゴールドスタイン:アリソン・スドル
パーシバル・グレイブス:コリン・ファレル
グリーデンス・ベアボーン:エズラ・ミラー
ゲラート・グリンデルバルド:ジョニー・デップ
監督 :デヴィッド・イェーツ
脚本:J・K・ローリング
製作:デヴィッド・ハイマン/J・K・ローリング/スティーヴ・クローヴス/ライオネル・ウィグラム
製作総指揮:ティム・ルイス/ニール・ブレア/リック・セナ
撮影:フィリップ・ルースロ
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の見どころ
『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』にニュートの名前が映っていた!?
「ハリー・ポッター」シリーズ第3作目にあたる『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)に、本作の主人公ニュートの名前が出てきていたのをご存知だろうか。ロンの双子の兄フレッドとジョージがハリーに初めて“忍びの地図”を見せるシーンで、ホグワーツ内にいる“ニュート・スキャマンダー”の文字が確認できるのだ。また、ダンブルドア校長の部屋にニュートの肖像画が掛けられているのも確認できる。ぜひ今作を観る際には、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』(2004)も合わせて観てみていただきたい。
ニュートの個性豊かな魔法動物たち
「ファンタスティック・ビースト」シリーズの見どころの一つが、可愛くて不思議な魔法動物たち。特に、愛くるしい見た目と光るものが大好きというお茶目なキャラクターの魔法動物・ニフラーは大人気である。本作でもスーツケースから脱走したのち、金物目当てで暴れ回り、大騒動を引き起こしていく。また、ニュートの内ポケットが定位置となっており、“ピケット”という名前で呼ばれている小枝のような魔法動物がボウトラックル。内気なニュートの背中を押したり、アドバイスをするような様子も見受けられ、ニュートにとって友達のような大切な存在となっている。実は、ボウトラックルは『ハリー・ポッターと死の秘宝Part1』(2010)にも登場しているので、見覚えのある方も多いかもしれない。観ていくにつれて、どんどん話が複雑化・深刻化していく「ファンタスティック・ビースト」シリーズだが、度々登場する魔法動物たちに癒しがもらえるため、ホッとできるのも嬉しいポイントかもしれない。
「ハリー・ポッター」シリーズとの繋がり
本作の続編『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)で、さらに「ハリー・ポッター」シリーズとの繋がりが明らかになっていくが、本作にもその伏線となるキーパーソンが登場している。それがグリンデルバルドである。『ハリー・ポッターと死の秘宝』にて、死の秘宝の持つパワーやダンブルドアの過去が少しだけ描かれていたが、その詳細が今シリーズで明らかとなるのだ。今作では、グリンデルバルドが死の秘宝の一つである“最強の杖”を手にしているシーンが描かれている。「ハリー・ポッター」シリーズより、今後ダンブルドアとグリンデルバルドが対決し、ダンブルドアが勝利する未来が決まっているので、そこに至るまでの過程を観ることができそうだ。これからのシリーズと「ハリー・ポッター」シリーズへ向けた繋がりに期待したい。
「ファンタビ」シリーズ一覧
(1)『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(2016)
(2)『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018)
(3)『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)
※以下、製作決定・上映日未定です。
(4)『Fantastic Beasts and Where to Find Them 4(原題)』
(5)『Fantastic Beasts and Where to Find Them 5』(2024)
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最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(2022)情報
魔法動物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、ダンブルドア先生や魔法使いの仲間達、そしてなんとマグルと寄せ集めのデコボコチームを結成! 史上最悪の魔法使い、グリンデルバルドに立ち向かう。そして明かされる、ダンブルドア先生の過去に隠された誰も知らない秘密とは!?
「ファンタビ」シリーズ最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は、2022年4月8日(金)劇場公開予定。
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