今この瞬間を大切にしたい。『君の名は。』は平凡な毎日に悩む社会人にこそ観て欲しい

2016.09.13
アニメ

悩んだ時は、とりあえず映画

やのしん

公開10日間で興行収入38億円、原作小説もオリコン週間「本」ランキングの文庫部門で2週連続1位に選ばれるなど、世間を騒がせているヒット作『君の名は。』。

毎日のようにテレビやネットニュースで取り上げられているので、普段は映画や小説にそこまで関心がなくても、本作は気になっているという方も多いのではないでしょうか?

君の名は メイン

実際私もアニメ映画をなんとなく敬遠していた部分もあって、友人に誘われ先日ようやく観に行ってきました。

「毎日を、今この瞬間をもっと大切にしたい」

ありきたりではありますが、この作品を観終わった後の率直な感想です。

物語の面白さや映像の美しさ、作品とマッチした音楽の良さはもちろんです。ただ思いの外、自分の人生や生き方について、真剣に考えるきっかけをくれました。

ルーティンのように、ただただ消化している毎日。自分自身のそんな日々をもう少し変えていきたい。物語を通してそれを押し付けられる感じではなく、自然とそのように感じることができる、そんな作品でした。

10代向けの作品と思われている方もいるかもしれませんが、心のどこかでなんとなく「現状を変えたい」と思っている、私のような20代の社会人の方にこそ観て欲しい内容になっているので、その魅力を紹介します!

90秒でわかる『君の名は。』のあらすじ

「実はどんなストーリーなのかあんまりわかっていない」そんな方は、予告編を見るのが手っ取り早いので、ひとまずチェックしてみてください!

田舎町に住む女子高校生の三葉と、東京に住む男子高校生の瀧。この2人の高校生が、原因は不明ながら不定期に入れ替わっていくことで物語は進みます。

ところが、ある日を境に急に入れ替わりがなくなることに。瀧は入れ替わっていた時に目にした景色を頼りに、三葉を探しに行くのですが、そこで思いがけない事実に直面します....。

決して「当たり前」ではない、毎日

君の名は サブ7

この作品は、序盤は割とリラックスして観れると思います。笑えるシーンも多く、「自分も誰かと入れ替わってみたいな」や「高校生活羨ましいな、もう1回高校生やってみたいな」などと思いながら観ていたのですが、中盤以降はかなりシリアスな展開で、食い入るように観てしまいました。

詳しい内容はネタバレになってしまうので書きませんが、当たり前のようにすごしている毎日が、全く当たり前ではないということに改めて気付かされます。

運命は時として、とても残酷なもの。いつ、何が起きるかは誰にもわかりません。だからこそ、まずは今この瞬間を、今日1日をもう少し大切に生きなければいけないと感じさせられます。

想い続けること、やり続けること

君の名は サブ13

困難にぶつかった時、それでも折れずに自分の思いを強く持ち続けることができるのか。その思いを持って、あきらめずに行動し続けられるのか。後半はずっとそんなことを考えながら観ていました。

入れ替わりがなくなったあと、曖昧な記憶を頼りに三葉を探しに行く瀧。直面した残酷な運命に立ち向かう瀧と三葉。そして、その後の2人。

心が折れそうになりながらも、必死に最後まで行動し続ける2人の思いの強さが周りの人たちを動かし、運命をも変えていく様子に心を打たれます。それと同時に、"人の思いの強さ"を教えられます。

ちょっとやそっとの努力で願いが叶うなんてことはそうそうありませんが、何かチャレンジしたいことがあるのであれば、まずはそれに向かってアクションを起こしてみる。それを周りに発信してみる。そこから始めてみてはいかがでしょうか?

「今さらもう手遅れ」と思って諦めてしまう時もありますが、それでもやってみれば何かが変わるかも。この作品はそっと背中を押してくれるはずです。

周りで支えてくれる存在のありがたさ

君の名は サブ8

この物語の中心は、瀧と三葉の2人ですがその他にも魅力的なキャラクターが登場します。

特に登場シーンはそこまで多くないメンバーもいますが、2人を支える友人や同僚はすごく魅力的。2人のことを真剣に考えてくれていたり、悩んでいる時・壁にぶつかった時に支えてくれる存在がいるということは、本当に素敵なことだなと少しうらやましくも思いました。

何かに挑戦する時、1人では不安でも誰かと一緒なら安心できたりするもの。周りにそんな仲間や同僚がいることは、実はとても幸せなことなんですね。

「単なる青春ラブストーリー」ではなかった

君の名は サブ10

テレビ番組での紹介や予告動画をちらっとだけ見て、恥ずかしながら単なる高校生の青春ラブストーリーを描いたアニメ映画かという印象を思っていましたが、そんなことはありませんでした。

気楽な気持ちで観に行ったのに、こんなに夢中になって、観終わった後も自分の日々について考えさせられるなんて....いい意味で期待を裏切ってくれた作品です。

私たち越えられるかな 
この先の未来数え切れぬ困難を
言ったろ 二人なら笑って返り討ちにきっとできるさ

「前前前世 (movie ver.)」/ RADWINMPS

数日経った今でも、ストーリーと劇中で流れた曲、特に上記のフレーズが頭の中で何度も再生されています。

「同じような日々をただただ消化する人生を変えたい」
「仕事にも慣れて、最近は正直ダラダラしてきている」
「もっと刺激的な毎日を過ごしたい」

そんな想いを抱える社会人の方は、ぜひ劇場に足を運んでみてください! 何かを変えるきっかけを与えてくれるかもしれませんよ。

■『君の名は。』の見どころは、以下の記事で詳しく紹介しています。気になる方は合わせてチェックしてみてください!
大ヒット作『君の名は。』はなぜ多くの人々を魅了するのか? その理由は◯◯にあった

君の名は ポスター

(C)2016「君の名は。」製作委員会

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  • ゴリラゴリラゴリラ
    3.9
    新海節足らないんじゃない? もっと切ないのがくると思ってた。
  • あんころおもち
    3.3
    二回目観た方が感動するのかなあ 絵は綺麗だったけれど 登場人物はどうも好きになれなかった
  • MEK
    5.0
    「ずっと何かを、誰かを、探しているような気がする」 泣きながらスタンディングオベーションしてた。
  • YusukeSugiyama
    2.5
    映像綺麗だった。 三葉ちゃん可愛かった。 が、あの主人公はリア充感が出てて感情移入出来なかった。
「君の名は。」
のレビュー(128742件)