仮想空間を体験できる家庭用ゲーム機が発売されたり、それを利用したアトラクション施設が増えたりするなど、VR元年と言われる今年に相応しい映画が上映されます。それが『VR ミッション:25』! 最新のVRゲームを体験しに来た8人が予想外な展開に巻き込まれるSFシューティング・アクション・スリラーです。
世界中で人気を博し、ライトノベルやアニメ、ゲームなどを展開している「ソードアート・オンライン」シリーズを実写化したような設定、さらに奥浩哉原作の「GANTZ」を彷彿とさせる世界観に期待を寄せる声もあり、映画というジャンルを飛び越え、SF好きから注目されている作品です。
痛いし、死ぬ!? バーチャルなはずだったゲームはリアルだった?
舞台は近未来のニューヨーク。オンラインゲームの名手である8人は、最新型バーチャル・リアリティ・ゲーム「ザ・コール・アップ」(召集令)をいち早く体験できるという招待を受け、ビジネス街にある高層ビルの中に集合。部屋に用意されたスーツとヘルメットを着用し、シールドを下げればそこはリアルな戦争アクション・ゲームを体験できる仮想空間に!
最初のうちは楽しんでいた8人。でも敵であるテロリストから銃で撃たれたときの痛みはリアルそのもの! しかもゲームの死はリアルな死を意味することが発覚!?
シールドを上げれば現実世界に戻れるのですが、スーツもヘルメットも取れない! 抵抗すればバーチャル世界にいる軍曹から攻撃を受けるという八方塞がりな状況に。主催者も不明。とにかくゲームをクリアするしかないと決断し、命がけでゲームを進めていくのですが……。
観ているうちに近い将来、VRが体の痛みや死までももたらすものになってしまうのではないかと思えるほどリアリティあるストーリーにゾクッとしてしまう作品に仕上がっています。
サバゲーさながらのバーチャル・ゲームを表現! 仲間同士のいざこざも!?
生死を賭けたゲームに参加してしまったことがわかった8人は、ステージをクリアしていくためにテロリストたちと戦うのですが、みんな自ら銃を使って撃って、撃って、撃ちまくります! またどこに敵が現れるのかわからないスリリングな展開もあり、自分もサバゲーに参加しているような感覚に!?
また映画では、ある者は数少ない武器を横暴に自分のものにしたり、とある罠に引っかかった仲間を責めたり、救済アイテムを奪い合ったりといった仲間割れも。そしてそれがある不幸な結果を引き起こすことに……!
アクションシーンだけでなく参加者たちのいざこざも必見です。
ゲームに隠された意味とは? そこには作り手が込めたメッセージが!
ゲームから抜け出せず戦うしかない状態の中、8人はあることに気づきます。それは仲間たちの共通点。そこには恐ろしい意味が隠されていて……。そしてラストは予想外の結末が!
ちなみに劇中のゲームは戦争アクション・ゲームという設定ですがなぜ「戦争」なのか、すべての謎が明らかにされるラストとつなげて考えると、作り手がこの作品に込めたメッセージが浮かび上がってきます。
近未来への警告を含んでいるようにも感じるこの映画。考えれば考えるほど深みが出てくる物語でもあるんです!
今までにないSFムービーを劇場で味わって!
将来起こり得そうな世界を描くことで警鐘を鳴らしつつ、シューティングゲームのようなスリルに、極限状態のときに起こる人間ドラマも楽しめる映画『VR ミッション:25』。11/19(土)より池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷などの映画館で公開されます! 今までにないSFムービーを劇場で堪能してください。
11/19(土)池袋HUMAXシネマズ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国ロードショー
(C)The Call Up Limited 2015
※2021年11月28日時点のVOD配信情報です。