ある日突然、目の前で夫であるケネディ大統領を失ったジャッキー(ジャクリーン・ケネディ)は、怒りと衝撃に震える中、悲しむ時間もありませんでした。
すぐに副大統領が新たな大統領に就任し、刻一刻と夫が過去の人になっていくのを目の当たりにした彼女は、就任してわずか2年10ヶ月でこの世を去った夫を、100年先も偉大な人物として記憶に残る大統領にすることが、ファーストレディとしての最後の使命(ミッション)だと気づきます。
誰もが知る事件の裏で、誰も知らなかった真実が本作『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』で明かされます。
《ケネディ大統領を創った名プロデューサー!?》わずか“3日間”で彼女は一体何を成し遂げたのか?
1963年11月22日、それはアメリカにとっても世界にとっても忘れられない日。ジョン・F・ケネディの暗殺事件が起きた日。事件は全米中にすぐに知れ渡り、その報を聞いた当時の米国民の誰もが、心の中の“何か”が壊れ、悲嘆に暮れ、気持ちの行き場を無くします。
50年以上経った今でも、アメリカだけでなく日本でもこの事件はテレビや書籍で何度も扱われていますが、内容といえばその瞬間を撮影した「ザプルーダー・フィルム」や真犯人についての考察ばかりです。しかし、事件によって傷ついた多くの米国民を癒し、アメリカを偉大な国として立ち直らせた人物がいることを皆さんはご存知でしょうか?
それがジョンの妻「ジャッキー」ことジャクリーン・ケネディなのです。ジョンが銃弾に倒れてから、たった3日間でジャッキーはある大きな決断を迫られます。ジャッキーは一体どんな方法でジョンの名を歴史の1ページに刻むことに成功したのでしょうか? また、ケネディ家はアメリカの“ロイヤルファミリー”と称され、ジョンは歴史上最も人気のある大統領です。その裏には、常にジャッキーの功績がありました。
たった一人の女性がなぜここまで歴史を作り変えることができたのか? そこには、ジャッキーの知性と才覚、そして深い愛情がありました。知られざるジャッキーの真実に迫る感動作です。
《なぜ毅然とした態度を保つことができたのか?》妻であり母でもあるジャッキーという女性の強さに迫る!
その女性であるジャッキーが、何年経っても世界中の人々を魅了してやまないのは、ただアメリカのアイコン的存在だったからだけではありません!
もし自分の目の前で愛する人の命が奪われたら、ジャッキーのように毅然とした態度でいられるでしょうか?きっとテレビで皆さんが見たことのあるのは、ファーストレディとしてのジャッキーの強き姿です。それはなかなか真似することのできない並外れた力。しかしこの作品では、その賞賛されるべき強さだけではなく、ジャッキーの深く傷ついた内面も描かれています。
愛する者との突然の別れ、この生き方を選んでしまったことへの後悔、シングルマザーとして子供たちを守らなければならないことへの不安…きっとジャッキーだけでなく、あなたやあなたの周りの人たちも同じような苦悩を味わっているはず。一人の人間として共感できる場面がある、いわゆるおとぎ話ではない、実在の人物ならではの人間臭さと深い愛情をも感じられるのが本作の魅力の一つです。
《批評家からも大絶賛!》ナタリー・ポートマン×ダーレン・アロノフスキーの『ブラック・スワン』コンビが再タッグした新たな傑作誕生!
主演のジャッキーを演じるのは日本でも大人気の女優ナタリー・ポートマン。今作では、彼女をアカデミー主演女優賞に導いた作品『ブラック・スワン』の監督ダーレン・アロノフスキーも製作に加わり、夢のタッグが再び実現しました!
監督には『NO』でアカデミー外国語映画賞を受賞したパブロ・ララインが初の英語作品として参加。『NO』と同様に政治の世界の隠された一面を描いたこの作品にはピッタリの監督です。ジャッキーを取り巻く様々な人物には、ピーター・サースガード、ビリー・クラダップ、そして先日惜しくもこの世を去ったジョン・ハートなど、独特の演技で空気を一変させる名優たちがキャスティングされました。
現代の才能溢れる製作陣やキャストが集まってドリームチームを結成してまで描いた本作は、ヴェネツィア国際映画祭をはじめ48受賞しました。
パブロ監督が「ナタリー・ポートマンがジャッキーを演じるなら(監督を)引き受ける!」と指名しただけあり、仕草や口調、立ち居振る舞いなどジャッキーになりきったナタリーの演技は完璧で、本年度アカデミー賞にもノミネートされました。
またナタリーはプライベートでは先日第2子を出産したばかり。女性としてだけでなく、ジャッキーが子供たちと接するシーンでの母親としてのナタリーの愛情に満ち溢れた演技にも注目です!
さらに、ジャッキーを表現する上で欠かせない衣装デザインや楽曲も批評家たちから高く評価されています。それは、映画の冒頭から「なるほど!」と感じ取れるはずです。今まで聴いたことのないような音楽が胸をザワつかせ、これからとんでもないことが起こるような予感が…?!スリラー映画並みに(?)夢にまで出てきそうな不調和な音が耳から感情へと一直線!
また、当時の街のウィンドウにはジャッキー風ファッションがこぞって並びました。でもそれはあくまでも“風”であり、ジャッキーが着こなしたのはオーダーメイドで仕立てられたドレスやスーツ。それをこの映画では見事に再現されたというから驚きです!
色鮮やかなプリンセスのような装いから、深い悲しみを表す黒一色の姿まで、ドレスだけをとっても、ジャッキーの心の変化が感じられるほど、リサーチを重ねて当時の様子を蘇らせました。今でもジャッキーの衣装展が開催されるほど、ファッションとしてだけでなく芸術作品としても人気の服を一挙に見られるチャンスはこの映画だけ!
様々な分野からカリスマ的才能を持った人たちが集まり、ジャッキーの真実に迫った作品『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』。ひとりの女性としての生き方はもちろん、ある使命感を持って毅然とした態度で行動した強さに、観た人の心を揺るがす傑作です!
◆映画『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』 information
あらすじ:1963年11月22日、ジャッキーの愛称で親しまれたジャクリーン・ケネディの人生はこの日を境に一変した。テキサス州ダラスでパレード中、夫のジョン・F・ケネディ大統領が、目の前で暗殺されたのだ。しかし、彼女には愛する夫の死を悲しむ時間はなかった。葬儀を執り仕切り、代わりに昇格する副大統領の大統領就任式に立ち会い、更にホワイトハウスから出て行かなければならない。事態を飲みこめない幼い二人の子供たちへの対応に苦しみ、夫の命を奪った犯人に怒り、様々な感情がジャッキーを襲う中、何よりも彼女の心を占めたのは、暗殺されるや否や夫が「過去の人」として語られることへの憤りだった。夫の名が後世まで語り継がれるかどうかは葬儀までの4日間のジャッキーにかかっている ―彼女自身がそのことを一番理解していた。夫が築き上げたものを単なる過去にはさせない― ジャッキーの決意が、最愛の夫を伝説にする。
上映時間:99分
2017年3月31日(金)公開
配給:キノフィルムズ
公式サイト:http://jackie-movie.jp/[リンク]
(C)2016 Jackie Productions Limited
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※2022年10月28日時点のVOD配信情報です。