誰もが興奮するヒーロー映画を量産するハリウッド映画界が、総製作費120億円の巨費を惜しげもなく投じて圧倒的スケールで描く、映画『パワーレンジャー』が上陸!
しかしその内容は、落ちこぼれの学生たちが幾多の試練にへこたれそうになりながらも、超人的パワーと地球を守る使命を受け入れていくという、来たる夏休みにこぞって観たいアツい映画となっていた。この夏ナンバーワン注目作、『パワーレンジャー』を緊急徹底解剖する。
「アベンジャーズ」「トランスフォーマー」に続く、ハリウッドが満を持して描く新たなヒーロー映画の誕生!
マーベルの主演級ヒーローが大暴れする「アベンジャーズ」シリーズをはじめ、善と悪の存在意義を問うた“バットマン”シリーズの『ダークナイト』、日本発のコンテンツを革新的なVFXで映像化して後続のロボット活劇に多大なる影響を与えている「トランスフォーマー」シリーズなど、ヒーロー・アクション映画全盛期のハリウッドが、満を持して世に放った最新作が映画『パワーレンジャー』だ。
その全容は、どこにでもいるようなごく普通の5人の高校生が、突如超人的なパワーを手にし、真のヒーローになるために試行錯誤と自問自答を繰り返すアツい青春映画。日本全国の映画ファンが胸をアツくすること確実だろう。
映画『パワーレンジャー』は、臨場感あふれるアクション映像の数々も見逃せない。5人のパワーレンジャーたちと、強大なパワーを誇示する最強最悪の敵リタ・レパルサ、黄金の怪人ゴールダーとのバトルをはじめ、アクションシーンの多くはハイスピードカメラで撮影され、伝統あるマーシャルアーツによるアクションも魅力、その爽快感を大切に映像に収めている。
ちなみに、あの有名なアメコミ映画の数々やマイケル・ベイ監督の「トランスフォーマー」シリーズなど、ハリウッド超大作へのへのリスペクトも随所に散りばめられている点にも注目。
挫折や苦悩を知る5人の高校生、マイナスからスタートの大成長物語
映画『パワーレンジャー』の主人公たちは、どこにでもいそうなごくフツーの高校生。さらにそのうちわけは、補習クラスで出会ったジェイソン、キンバリー、ビリーと登校拒否のザックに一匹オオカミのトリニーと、言ってみれば“負け犬”組で、およそヒーローとは一番遠いところにいる存在。ヒーローになる前に人として課題多めな若者たちなのだ。
しかし本作では、その5人の設定こそがキモ。偶然にも同じ時間・同じ場所で不思議なコインを手にし、超人的なパワーをいきなり手に入れた彼らだったが、すぐさまヒーローになれるわけでもなく、なんと「変身ができるようになること」が第一の課題。ヒーローとして活躍するに見合う資質を培うべく、フィジカルな訓練に耐えながら、自分自身とも向き合っていく。“負け犬”という、凡人よりもマイナスな場所からスタートした5人だが、そんな彼らでも幾多の肉体的・精神的試練を乗り越え、自分自身、そして個々が持つ悩みや葛藤とと向き合い、運命を受け入れ、やがてヒーローになっていく。
平々凡々な君たちに告ぐ! この夏『パワーレンジャー』で「なりたい自分になれ!」
人種も性格も違うが、方々から集まって仲間となるダイバーシティ感満載の5人が、切磋琢磨しながら強くなっていき、やがて地球を守るという一つの目標に向かって一致団結し敵と戦うストーリーには、まるであの国民的マンガ「ワンピース」のような熱い感動が待っている。
校内で日の目を見なかった落ちこぼれたちが、超人的なパワーを手に入れ、そのパワーを使いこなせる人間、パワーレンジャーになろうと努力する姿に、日本中の若者が感情移入必至だろう。映画『パワーレンジャー』は人としての生き方を学ぶ、熱い青春映画でもあるのだ。
また、本作では日本語吹替え版での鑑賞も、最高オブ最高のはず! 勝地涼、広瀬アリス、杉田智和、水樹奈々、鈴木達央、沢城みゆき、山里亮太、古田新太という日本映画界を代表する豪華なメンバーが集まっているゆえに、作品そのものが身近に感じることも事実。初代レッドレンジャー(ジェイソン・スコット)のセリフを借りれば、親近感あふれる日本語吹替え版でも映画『パワーレンジャー』を鑑賞して、この夏「なりたい自分になれ!」。
◆映画『パワーレンジャー』 information
上映時間:124分
7月15日(土)全国ロードショー
公式サイト:http://www.power-rangers.jp/
配給:東映
(c)2017 Lions Gate TM&(c) Toei & SCG P.R.
※2022年9月29日時点のVOD配信情報です。