【市川紗椰】『最後のジェダイ』では、どんな衝撃の真実が待ち受けているのか!? 公開直前のワクワク感、ドキドキ感がたまらない!

市川紗椰さん

市川 紗椰さん

1987年愛知県生まれ。4歳から14歳までをアメリカで過ごす。雑誌、CMなどのほか、テレビ、ラジオなどにも多数出演。鉄道、相撲、アニメ、食べ歩きなどのマニアとしても有名。スター・ウォーズの大ファンで、12月9日放送予定のTBS「日立 世界ふしぎ発見」では、『フォースの覚醒』のロケ地を取材。最近買ったスター・ウォーズグッズはミレニアム・ファルコン柄の水着。

「スター・ウォーズ」シリーズは観るたびに想像力をかき立ててくれる!

私は小中学生の頃アメリカで暮していたのですが、アメリカではスター・ウォーズはとても身近なもの。私だけでなく、子どもはみんな、どんな物語かは詳しく知らない子でもキャラクターやビジュアル、有名なセリフ、音楽は知っていました。

初めてスター・ウォーズをちゃんと観たのは小3の時。過去に公開された映画を安く上映する映画館が近所にあって、エピソード4『新たなる希望』を観ました。あまりの衝撃で、現実との違和感にクラクラしながらショッピングセンターを歩いて帰ったことが今でも忘れられません。エピソード4はCGではなく、人形などを使った特撮だったから、妙に動きにリアリティーがあって、なじみのキャラクターがスクリーンの中で動き、物語が進行していくのが妙に不思議で。でも、「やっと出会えた感」もあって子どもながらに嬉しかったのも覚えています。その後すぐ、エピソード5、6と立て続けに観てたちまち夢中になりました。

エピソード1『ファントム・メナス』の公開が中1の頃。やっとリアルタイムで観ることができる喜びに胸を弾ませ、ワクワクしながら公開初日、友だちとキャラクターのコスプレをして並んで観ました。私はなぜかハン・ソロのコスプレで。にもかかわらず、エピソード1にはハン・ソロは出てこないし、CGがふんだんに使われていて、イメージと違っていて別の意味で衝撃を受けました(笑)。

でも、公開前のこうした期待感、高揚感を楽しめるのもスター・ウォーズシリーズならではの魅力。寓話的要素もありつつ、ストーリーがとてもシンプルで、余白の部分も絶妙。観る者の想像力をかき立ててくれます。私は今でも時間があれば、スター・ウォーズシリーズの謎の部分に思いを馳せ、空想したり妄想を膨らませたりして外伝などを勝手に創作し楽しんでいます。

タカラトミー_スター・ウォーズ

前作『フォースの覚醒』では主人公レイに夢中に。こんなに好きなキャラは初めて!

新たなスター・ウォーズシリーズ3部作の第1弾が2015年、10年ぶりに公開しました。それが、ご存じエピソード7『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』です。中学の時のトラウマもあって、あまり期待値を上げすぎないようにしようと思いつつ、はやる気持ちを抑えきれず、友だちと情報交換して展開をあれこれ想像したり、公開前には改めてエピソード4、5、6、1、2、3の順で観直したり。観る前からグッズもたくさん買ったりしていました。

当然のように公開初日に『フォースの覚醒』を観ました。「まさにこれがスター・ウォーズだ!」と感動し、大興奮! オールド・ファンを楽しませてくれるオマージュ要素もたくさん詰まっていましたし、新しく登場したレイ、ポー、フィンなど新キャラもみんな魅力的。私はエピソード4、5、6の旧3部作が好きで、新3部作のエピソード1、2、3は「スター・ウォーズぽいもの」のような気がしているのですが、エピソード7は旧3部作と地続きにあり、私が好きなスター・ウォーズの世界観が見事に表現されていました。

何より主人公のレイがいいんです!どこか少年のような、少しがさつな走り方がとても好きです。強さと弱さを両方兼ね備えているのもカッコ良い。私はわりと脇にいるキャラを好きになることが多く、実は主人公をこんなに好きになったのは初めて。

『フォースの覚醒』の見どころは何といってもラストシーンです。レイは探し続けてきたルーク・スカイウォーカーと出会い、ライトセーバーを渡すのですが、最初は少しおびえているんです。それがある瞬間、レイが強い信念を感じさせる表情に変わる。人間が持つすべての感情が集約されたような、その一瞬のレイの表情と眼差しが脳裏に焼き付きました。何度観ても感動するシーンです。

ちなみに、『フォースの覚醒』はスター・ウォーズをこれまで観ていない人でも楽しめる作品に仕上がっています! 王道のSFストーリーなのですが、SF過ぎず、キャラクター同士のやりとりも面白いし、家族のドラマもあります。個人的には、細部に注目してほしいと思います。ストームトルーパーのひとりがフィンを見つけて「裏切り者」と叫んで、すごくカッコイイ剣さばきをします。そいつに注目です(笑)。

『フォースの覚醒』に大満足!だったけれど、答えは出ていない。だからこそ『最後のジェダイ』の新たな展開に期待大!

『フォースの覚醒』のその後を描く『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』がいよいよ12月に公開!やはり待ち遠しくてたまらなくて落ち着かない日々を過ごしています。

『フォースの覚醒』の満足度は非常に高く、絶大な信頼を寄せることができました。だからこそ、『最後のジェダイ』ではいくつもの謎が解き明かされ、ストーリーがググッと大きな展開を見せることを期待しています。

『フォースの覚醒』は謎のまま終わっていることが多く、気になっていることがたくさんあります。まずレイが誰なのかが知りたい。ルークの娘なのか? それともオビ=ワンの孫なのか……。はたまたシーブ・パルパティーンの子孫なのか? カイロ・レンの妹というのもあり得ます。フォースを持つものは実は“光”と“闇”、どちらに転ぶかは紙一重。常にギリギリの瀬戸際にいるので、もしかしたら、レイが暗黒面に墜ちる可能性もあります。もしかしたらルークも1度墜ちているのかもしれません。そもそもルークがあの島に行き着くまでに何があったのか? そして、カイロ・レンの過去に何があったのか?タイトルになっている「最後のジェダイ」は誰なのか・・・?

細かなところではC-3POの腕が赤くなっているのが気になります。また『最後のジェダイ』から登場する新キャラ、ポーグも丸みを帯びていてかわいいのですが、良心的でかわいい枠はBB-8だけで良いので、ポーグには何かやらかすことを期待しています。

最後のジェダイ

レイとチューイの新たなコンビと、ポー・ダメロンとBB-8のコンビがどう動き回るのかが楽しみ。個人的にはスター・ウォーズのメカ・デザインも好きなので、新しいメカ・デザインものが出てくるとうれしいですね。

こうしてスター・ウォーズの話をしたり、どこかでスター・ウォーズっぽいものを観たり聞いたり感じたりすると、無性にスター・ウォーズシリーズが観たくなります。スター・ウォーズは、懐かしい友だちに会う感覚があって妙に落ち着くんです。他にも好きなキャラクターや作品はありますが、私にとって、スター・ウォーズは間違いなく一生愛してやまない作品です。

初めて『最後のジェダイ』を観ようと思っている方は事前に『フォースの覚醒』を観ておくといいですよ! より深くスター・ウォーズが楽しめると思います。

(取材・編集 朝日新聞社メディアビジネス局)

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

タカラトミー_スター・ウォーズ

STORY:『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く、誰も観たことのない衝撃の「スター・ウォーズ」。ついにフォースを覚醒させたレイと、ダース・ベイダーを継ごうとするカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの出現は何をもたらすのか? そして、“光”と“闇”の間で揺れ動く二人を待ち受ける“衝撃の運命”とは?

12月15日(金)全国ロードショー​

http://starwars-jp.com/lastjedi
(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】

 

※2022年4月29日時点のVOD配信情報です。

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    1
    エピソード7の監督が、1〜6の名作っぷりは越えられないことを重々理解しながら「こういうのでいいんだよ」っていうストーリーを作るために丁寧に立てたフラグを、この8の監督が丁寧に全部燃やしてる。 スターウォーズは血統が鍵なの!新しい時代の風吹かせようとして「主人公は名もなき孤児です(斬新でしょ)」とかやる必要ないの!無難に誰か有名どころの子孫にしとけばファンはいくらでも盛り上がったのに。突然変異チートキャラってこの世で最もつまらない存在だと思う。 あまりにもキャラクターにも魅力がなくて、あなた方がどうなろうが知ったこっちゃありませんよ(笑)みたいな気持ちになる。多分マークハミルもハリソンフォードみたいに「お願いだから俺のキャラ殺してくれ」って頼んだんじゃないかと思う。 あとポリコレの名の下に死ぬほど魅力ないアジア人キャラ出すのやめて欲しかった。 あの不愉快キスシーンはアフリカ系とアジア系へのヘイトを煽るための陰謀だと思ってる。 でも、たまにこういうつまらない映画のレビューを書くことで、日頃観ている素晴らしい映画達により深く感謝が出来る。肥えた目のダイエット。
  • melonpann
    1.5
    ローズ酷い フォースの使い方酷い
  • ひろっし
    3.9
    個人的には今までにない感じのスターウォーズだったが、色々繋がりが見え面白かった。ただ、どうしても悪役が子供くさい。
  • tjr
    -
    公開当時は賛否が真っ二つに割れ、自分もむしろ否の立場だった。 いま改めて見返すと、なかなか良く出来た作品でむしろかなり好きな部類であることに驚いた。 これはおそらく、2019年にドラマシリーズ「マンダロリアン」が公開され、その後も続々と続いたドラマ作品によるところが大きい気がする。 「最後のジェダイ」公開当時はやはり旧3部作・新3部作に続く“続3部作”への期待が大きく、それぞれが持つ偶像化されたスターウォーズシリーズの歴史を踏み躙られる思いが多かれ少なかれあったように思う。 しかし「マンダロリアン」の圧倒的なクオリティとオリジナリティにより、コアファン層以外は“想像の外側”のスターウォーズを体験できた喜びが勝り、スターウォーズ世界がメイン映画作により引かれた一本道から、ドラマシリーズにより拡張され、道の枝分かれを受容するに至ったのではと思われる。 もちろん、「最後のジェダイ」の前年には傑作「ローグ・ワン」が上梓されたが、これもエピソード4の直前を描いた“一本道”の断片でしかなかった。 そんなことを感じながら観ていたが、終盤にさしかかるまではむしろ不安が大きかった。 共和国が滅亡しレジスタンスも全滅の危機に瀕する中、ファースト・オーダーとの戦いでの最終目標は“逃げの達成”であり、現在遂行中のミッションが成功してもマイナスがゼロにしかならないというイマイチ乗れないプロット。 レイがルークから修行をつけてもらう件では、まずルークが偏屈ジジイで取り合ってすらもらえない。 修行が始まってもルークの卑屈さ・弱さが露呈しレイの修行どころではない。 (これに関してはレイの圧倒的才能によりさっさと覚醒するのでレイのパワーアップはとりあえず完遂する) そして相変わらず中二病全開なカイロ・レンへの不安。 絶対的悪としての格が足りておらず、抑圧的父役であるスノークを手にかけてからはやりたい放題になるのではという不安も大きかった。 そしてやはりやりたい放題になるのだが、レジスタンスのピンチと噛み合い、その未熟さゆえにレジスタンスが生き延びることとなる。 このように、不安な要素は多々あったものの、終盤でパズルが噛み合ったような展開によりストーリーの破綻は避けられたように思う。 そして、今作では味方陣営のキャラクターの掘り下げが多かったのが感情移入を途切れさせないポイントだった。 降格させられたポーの指導者としての成長、臆病者が抜けきれなかったフィンの成長、フィンの成長を支えるローズ、そしてラストシーンではまさかの吉兆まで。 「フォースの覚醒」では旧・新3部作からの橋渡しを見事にこなしたJ・J・エイブラムスへの賞賛が絶えなかったが、脚本は過去作を作り上げたローレンス・カスダン、マイケル・アーントとの連名である。 しかし今作は監督・脚本はライアン・ジョンソンただ1人。 むしろ難しいと言われる2作目をここまでやり遂げた彼こそ賞賛されるべきだろう(といいつつ公開当時は自分も否定的立場だったので時代が追いついたというべきか)。 伝説的メンターとラスボスの両退場により、episode 9では若い世代のコンタクトの激しい戦いになるしかない。 その激しさと、続3部作の着地点に期待大。
  • くらげ
    1.2
    外伝以下。 クローンウォーズの方が面白い
スター・ウォーズ/最後のジェダイ
のレビュー(97494件)