【中川翔子】私たち世代もリアルタイムで「スター・ウォーズ」を体験ができるのがうれしい!

中川翔子さん

中川 翔子さん

1985年東京都生まれ。歌手・女優・タレントのみならず、現在では、東京2020大会「マスコット審査会」のメンバーとして活動するなど、幅広く活躍中。2018年1月12日(金)から始まる舞台「劇伝写楽2018」(東京芸術劇場プレイハウス)に出演予定。

スター・ウォーズには愛と希望と興奮、そして時代の最先端が詰まっている

「映画という文化、歴史を知るなら、スター・ウォーズは絶対知っておくべき」と人から言われ、自分でもそうだなと思っていたのですが、過去6作のどこから入れば良いのか正直分かりませんでした。でも、前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を2015年、公開のタイミングに映画館で観ることができ、一気にハマリました!すぐにエピソード4、5、6、1、2、3と『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を観たほどです。

どの作品もたくさんの愛と希望と興奮、そしてその時代その時代の“最先端”がすべて詰まっていました。これまでに40年という歴史の積み重ねがあって、今なお新作が出るというすごさ。これを当時からリアルタイムに映画館で観てきた人たちがいたという衝撃と熱にとてつもなく憧れます。本当にうらやましくてたまらない。なんでもっと早く地球に生まれて来なかったのかと、自分をのろいたくなりました。

タカラトミー_スター・ウォーズ

前作『フォースの覚醒』のラストがスター・ウォーズ初心者ファンにとっては始まり!

私が映画館で最初に観た『フォースの覚醒』はあまりに衝撃的で、宇宙をそのまま浴びたような感覚がありました。新たな3部作の始まりで、主人公が女の子レイで、スター・ウォーズ初心者にはうれしい入口でした。

レイが戦うシーンには釘付けで見入ってしまったし、大切な人との再会や愛、そしてそれぞれの信念など普遍的なものを散りばめつつ、ぶっ飛んだデザインのキャラクターもたくさん出てきたり、とにかく人間が大好きな、ありとあらゆるものが詰まっていて面白かったです。

特に私が一番好きなのは、ハン・ソロ様とレイア姫が再会して抱き合うシーン。なんかもう鳥肌が立つくらい感動しました。ハン・ソロはカッコイイし、レイア姫にいたっては老いてもなお美しすぎます。役者として人としてレイア姫としていろいろあった40年の重みを感じさせるほど、醸し出すオーラにはすさまじいものがありました。ただ、レイア姫役のキャリー・フィッシャーさんは次回作『最後のジェダイ』の、自身の出演シーンを取り終えた後、亡くなられたことはやりきれなく、何とも切ないです。

レイ役の女優デイジー・リドリーも素敵です。作画担当がいるんじゃないかと思うくらい、スター・ウォーズのために生まれてきたような顔立ちをされています。演技も素晴らしく、レイ自身、自分がこの先どうなっていくのか分からなくて混乱しているはずなのに、目に宿るものだけは宝石のような強さで、意志の強さ、決して折れない、負けない心を感じさせてくれます。映画を観終えた後、彼女の目の印象があまりに強烈で思わず絵に描いたほどでした。

キャラクターで私が好きなのはチューバッカ。ハン・ソロの相棒ですが、彼がいるだけでこっちまで心が和みます。鳴き声もマネしたくなる(笑)。時折、小言や文句を言うところも可愛くてたまらない。それと、新キャラ、BB-8も超可愛い。ものすごいスピードでコロコロ動くのですが、それだけで人の心をつかんでしまう不思議な魅力の持ち主。いったいどうやって動いているのか、汚れはつまっていないか、誰か掃除してあげているのかなってちょっと心配になりました。

つらかったのは、ハン・ソロがカイロ・レンに刺され、落ちていくシーン。私が大好きなハン・ソロ様を刺すなんて! カイロ・レンのやつ、よくもやってくれたなと腹が煮えくりかえる思いでした。

そして、もう一つ印象的だったのがラストです。孤島の崖にルーク様が満を持しての登場で、『フォースの覚醒』は終わりました。ここから先、どうなるのか?でも、ようやくここから始まるんだなと新しい三部作の幕開けを感じ、すごくワクワクしました。次回作を観るまで死ねないです(笑)。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

待ちに待った『最後のジェダイ』。レイはどうなるのか? カイロ・レンを好きになったりだけはしてほしくない

『最後のジェダイ』ではどんな展開が待ち受けているのか?想像するだけでワクワクドキドキします。女性としては、レイの恋愛が描かれるのかどうかが気になります。ただ、カイロ・レンだけは好きにならないでほしい。悪い男には魅力があると言いますが、こいつだけは勘弁です。カイロは成長した大人のはずなのに、こじれ倒していて、父親であるハン・ソロを殺したのですから。彼自身、自分の行動が、自分の幸せにつながっていないことはうすうす分かっている気はするのですが……。

私としては、レイがライトセイバーの使い方がもっとうまくなって、すごいアクションで、チューバッカと共に、カイロを倒すシーンがあるとうれしいです。そして実はハン・ソロ様が死んでいなかったというオチがあったりするといいのですが。ただ、予告編にハン・ソロは出てこないんですよね。だからやはり死んでしまったのでしょうか。

最新作は「誰も観たことのない“衝撃”のスター・ウォーズ」とのことで、ものすごく気になります!もしかして、レイがカイロ側に落ちてしまうってことですかね?人の心は角度がほんの少し違えば、大きく変わってしまうものですからね。生まれた場所や状況、今いる環境によって価値観も違うので、何が光なのか闇なのかも人によってとらえ方が変わってしまうもの。だから、レイのまさかのダークサイド堕ちもあり得ない話ではありません。あるいは、ルーク様が堕ちてしまうのか……?!

いずれにしても、どんな衝撃があるのか楽しみで仕方ないです! 私たちが観たいものもたくさん入っていてほしいですが、その期待を裏切るようなこととか、観た後、思わずみんなで議論したくなるようなことなどもたくさん入っていてほしいです。

絶対、公開直後に映画館で観ます。スター・ウォーズの世界観の浴び方、心への突き刺さり方が他の映画とは全然違うので。それまでに過去作をもう一度観て、知識を増やしておきたいです。

映画館でスター・ウォーズシリーズを観る喜びを、たくさんの人に体験してもらいたいです。こんな風に楽しめる映画ってそんなにありません!だから、人類が続く限り、スター・ウォーズシリーズは続く。私はそう信じています。(談)

 

(取材・編集 朝日新聞社メディアビジネス局)

スター・ウォーズ/最後のジェダイ

タカラトミー_スター・ウォーズ

STORY:『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描く、誰も観たことのない衝撃の「スター・ウォーズ」。ついにフォースを覚醒させたレイと、ダース・ベイダーを継ごうとするカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの出現は何をもたらすのか? そして、“光”と“闇”の間で揺れ動く二人を待ち受ける“衝撃の運命”とは?

12月15日(金)全国ロードショー​

http://starwars-jp.com/lastjedi
(C)2017 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

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※2022年6月30日時点のVOD配信情報です。

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  • 映画泥坊
    3.8
    ダースベイダー的な立ち位置のカイロレンの野望が明確になったのがよかった。 ただ、もうちょっとルークの戦闘シーンが見たかった。
  • ゆゆゆ
    -
    よわそう
  • ケジメピザ
    3.5
    保存と継承の物語 下に「3DBD 全情報あり」 オリジナルを知る世代としては ルーカスの手を離れた「新3部作」には どうしても興味が持てなくて「3DBD」ですべて所有しながらも 今の今まで観てこなかった物をやっとまとめて鑑賞した 結論から言うと「思った以上に 良く出来ていた」 テンポよく展開するストーリーは「ご都合主義」と言えば その通りだが 限られた尺の中で 最後まで描き切るための割きりと言える その時間配分や 各シークエンスの時間の使い方 魅せ方 緊張と緩和は 完璧と言っていいレベルで その編集は最後の最後まで観客を飽きさせる事はありません 特にVFXのクオリティーと 編集に関しては尋常ではない仕上がりでした 私は 全9作のDVD/BDを所有し 本編・コメンタリー・メイキングなど特典映像の全てを観ました その上で↓「新3部作」をまとめた感想を記します なるほど「保存と伝承」の作業だったんだなと理解できた SWの真価は「エポックメイキング」であり「革新」なわけですが 新3部作にはそれが無い 映画としてだけ見れば「キャラクターを置き換えたリメイク」でしかないという評価はその通りですが 今回の3部作は「ダビング作業」なんです つまり オリジナルの物語や技術を 次世代に「上書き・伝承」する作業だったわけです SWとはもう「映画」ではなく 産業であり 業界であり 正に「レガシー」になっている それが良く分かりました 日本でも文化遺産など「創建何百年の神社仏閣」などを 研究者とベテラン宮大工と若手が協力して補修・改修工事をしますけど 正にアレです SWはキャストだけでなく スタッフにも親子2世代で参加している人が多数いて 「オリジナルSWを作った人達」と 次世代のスタッフが一緒に「新しいSWを作る」という制作工程により 歴史やスピリットや技術や美術装置などが「伝承」されて行きました そして 生みの親であり SWの全てであったジョージ・ルーカスが手放した あのタイミングでやるしかなかった 同時に それができるのはディズニーだけだった というルーカスの選択と判断は合理的かつ正解だったと思います この先「SW」に何かあっても「オリジナルを知るスタッフ」が「復元や修復」が出来るようにするための新作製作だった というのが良く分かりました キャリー・フィッシャーは3作目撮影中に 惜しくも亡くなりましたが 「オリジナルキャストで撮影する」という点でも あのタイミングだったんだと思います ルーク ソロ レイア チューイ C3-PO パルパティーン イウォーク ジョン・ウィリアムズなど 多くのオリジナルキャストやスタッフが撮影に参加して 画面にその歴史を保存する事が出来ました そして オリジナルキャストはストーリーとして チューイ・C3-PO・R2-D2以外は全員死に その代わりにレイという新しい主人公が残りました そのレイを主人公とした 本当の「新しいSW」は 今後に製作されるわけで 言い換えると「オリジナルSW」は「新3部作」を持って完結しました この作業依頼を受けた J・J・エイブラムスは 本当によくやったと思います とんでもないプレッシャーで「超ハイリスク ?リターン」のなか 結果を出したと思います ただ「新3部作」が描いているのは SWの「過去」と「現在」でしかありませんでした 結局「SWの未来」を描けるのは ジョージ・ルーカスの他には居ないというのも実感しました ですが そのルーカスがSWに戻る事はもうなく 古い世代としては今後作られるであろう「レイのSW」には いまいち興味が持てないのもまた事実です… ↓BD情報(4KBD×1 3DBD×1 BD×2) ① 4KBD本編(2:31:51) 音声:英語 日本語 字幕:日本語 英語 字幕オフ チャプター数:52 ② 3DBD本編(2:31:51) 音声:英語 日本語 字幕:日本語 英語 字幕オフ チャプター数:52 ③ BD本編(2:31:51) 音声:英語 日本語 字幕:日本語 英語 字幕オフ チャプター数:52 音声解説:ライアン・ジョンソン監督の解説付きで本編を見る オン/オフ ④ ボーナス・ディスク ボーナス・コンテンツ ・完成までの軌跡(1:35:23) ・コンセプトを語る(10:17) ・メイキング・オブ・最後のジェダイ(33:01)  壮大なバトル  スノークの正体  綺麗とでの対決 ・スノークを演じる(05:49) ・未公開シーン(23:02) ライアン・ジョンソン監督の解説付きで本編を見る オン/オフ  イントロダクション  もう一つのオープニング  ペイジの活躍  ルークの登場  ポーのジャケット  BB‐8の気配り  ケアテイカーの仕事  島を駆け下りて  街中を疾走  メガ・デストロイヤーへの侵入  ローズの反撃  這い上がるファズマ  フィンとローズ  レジスタンスの危機  カジノにて
  • beck
    2.5
    話自体は嫌いではないので、もう少し丁寧に描いて欲しかった。 所々で使われるフォースが何でもアリな感じが強すぎて、有り難みが無くなってしまう所が残念。
  • 麻婆
    -
    過去鑑賞、アツかった記憶
スター・ウォーズ/最後のジェダイ
のレビュー(99994件)