9月2日に日本でサービスを開始する世界最大の動画配信サービスのNetflix (ネットフリックス)。 アメリカでは4000万人以上の加入者がおり、TVのかわりにNetlifxを見る生活というのが一般的になっているほど。
映画や海外ドラマファンにとっては今年一番嬉しいニュースなのではないでしょうか?
サービススタートまで一ヶ月を切り、日本で配信される予定の作品が徐々に明らかになってきていますが、注目していただきたいのがNetflix独自で製作をしているオリジナルコンテンツの豊富さ。
その中のひとつ『ウェット・ホット・アメリカン・サマー:キャンプ1日目』は特にイチオシの作品です!
実はこちらは2001年にアメリカで公開されたコメディ映画『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』をNetflixが8話のミニシリーズとしてオリジナルコンテンツ化したものなのです。
14年も経った今シリーズ化されるだけあり、歴代名を残してきたコメディ映画としてははずせない作品。それなのに関わらず日本ではDVDすらリリースされていない!
しかし、嬉しいことに日本未公開の映画を紹介しているGucchi's Free School(グッチーズ・フリー・スクール)さんによって、9月12日・26日の2日間限定で上映されることになりました!大きなスクリーンで日本語字幕付きで見れるなんて素晴らしすぎです!
そこで今回はネタバレはせずに、映画版『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』 がなぜ見逃せない作品なのかをご紹介していきます。
アメリカのサマーキャンプを舞台にしたコメディ
映画の舞台となるアメリカでは、多くの子供たちは夏休みになるとボーイスカウトやガールスカウト、地域のコミュニティやYMCAなどが企画をするサマーキャンプに参加をします。グループごとにキャビンで寝泊まりをし、昼間は水泳やダンス、アート作りといった様々なアクティビティをこなし、楽しい夏の思い出を作るのです。
そのキャンプで子供たちと一緒に生活をするのがカウンセラーと呼ばれるスタッフ。彼らの多くは大学生です。今作『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』では、カウンセラーを務める大学生たちが主役。
彼らの仕事は子供たちのお世話のはずですが、お年頃なのでもちろん他の目的も… キャンプの最終日、気になるあの子とどうなるかを追ったコメディです。
カルト映画としての成功
商業的に成功し、知名度のある映画とは対照的なのがカルト映画と呼ばれる作品。決して評価は高くないのにも関わらず熱狂的なファンから支持され、世代を超えて支持されていきます。この『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』もそんなカルト映画のひとつです。
プレミア上映されたサンダンス映画祭では4回のスクリーニングがされ、どの回も売り切れで大成功。しかし、その成功とは裏腹に配給会社からのオファーには恵まれませんでした。2001年7月の公開当時、上映されたのはニューヨークにあるたったの2つの映画館のみ。
その年のベスト10に選ぶ評論家もいましたが、ほとんどがネガティブなレビューばかり。アメリカの大手映画レビューサイトRotten Tomatoesでの評論家からの支持は100%中32%と散々な結果に終わりました。
しかし、2002年にDVDリリースがされてから、その面白さはコメディ映画ファンの間に広まっていくことに。真夜中の映画館でリバイバル上映されては、ファンはキャラクターの格好をし映画館に集まるほど!決して評論家からの評価が上がることはありませんでしたが、コメディ映画ファンの中ではカルト映画として語り継がれていくことになったのです。
では、ただのサマーキャンプコメディがここまで注目されることとなった理由は何なのでしょうか?
今ではありえない豪華キャストが集合
誰もが夏の思い出として記憶に残っているサマーキャンプを題材にしていること。見ているこっちが引いてしまうほどのおバカジョーク炸裂など、注目点はたくさんあるのですが、カルト映画として今でも根強い人気を持っている最大の理由は豪華キャストにあります。
マーベル最新作『アントマン』で世界最小ヒーローを演じているポール・ラッド
出典:https://en.wikipedia.org/wiki/Paul_Rudd
彼は『クルーレス』でアメリカ中の女子を虜に!その後は『40男のバージンロード』や『寝取られ男のラブバカンス』、『俺たちニュースキャスター』といったコメディ作品へ多く出演をしてきました。
2008年の『ぼくたちの奉仕活動』で監督を務めたのが『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』のデヴィッド・ウェインでもあります。
2000年以降のコメディ界をひっぱってきたエイミー・ポーラー

女子に大人気のイケメン俳優ブラッドリー・クーパー
監督業も忙しいブロンド美人エリザベス・バンクス

Netflix版には豪華スターのカメオ出演も
『ウェット・ホット・アメリカン・サマー』上映スケジュール
【Premiere Theater Academy (PTA)】