Netflixシリーズ『ラブ、デス&ロボット』シーズン3配信中 -まだ観てない?超過激アニメ!エミー賞で通算11部門受賞した愛と死がテーマの大人向け短編アニメーション

世界最大級のオンラインエンターテイメントサービスを提供するNetflixは、Netflixシリーズ『ラブ、デス&ロボット』のシーズン3[全9エピソード]を2022年5月20日(金)より独占配信開始しました。

『ラブ、デス&ロボット』とは?

ラブ、デス&ロボット』は、Netflixにて独占配信されているオムニバス形式の短編アニメーションシリーズです。

本作は、『セブン』 や 『Mank/マンク』『ゴーン・ガール』などで知られる、数多くの世界的ヒット作品を生み出してきた巨匠、デヴィッド・フィンチャーと 『ターミネーター:ニュー・フェイト』 や 『デッドプール』 で知られる、ティム・ミラーが製作総指揮を務める短編アニメーションシリーズです。 エピソード毎に、世界各国の映像クリエイターが別々に製作を担当している、異色の製作体制で手がけられるシリーズとなります。

ラブ、デス&ロボット』で描かれるストーリーやジャンルも、作品によって異なります。SF、ファンタジー、アドベンチャー、ホラー、アクション、モンスターパニック、コメディなどなど、その作品の長さや物語の後味に至るまで様々。共通点はそこに 愛と死 という共通のテーマがあるのみです。
時には過激な性的表現や暴力表現もあり、Netflixだからこそできる際限のない表現を存分に楽しむことができる、新たな大人向けのアニメーションがここに集結しています。

その挑戦的な表現は、エミー賞で通算11部門で受賞を果たし、2019年と2021年にはアニメーション賞短編アニメーション部門を受賞するなど、賞レースにおいても高い評価を獲得しています。

シーズン3は9つの新たなエピソード

2022年5月20日(金)に配信を開始したシーズン3では、新たに9つの新作エピソードが発表されています。これまでの『ラブ、デス&ロボット』では製作にのみ名前を連ねていたデヴィッド・フィンチャーがシリーズで初めて監督を務めていたり、過去のシーズンで参加していた監督の新作や、キャラクターの新作なども収録されています。

■ep1「ロボット・トリオ:出口戦略」

小柄なK-VRC、大きな人型のXBOT4000、ピラミッド型の11-45-Gの3対のロボットが、いかにして人類は終末を迎えたのかを探りに、様々な社会階級が終わりを迎えた場所を観光していきます。ディズニーの短編作品『愛犬とごちそう』を手がけたパトリック・オズボーンがシーズン1に登場した『ロボット・トリオ』の新たな物語を手がけます。

■ep2「最悪な航海」

巨大な人喰いの甲殻類・タナポッドが漁に出た一隻の船に侵入。このまますべての乗組員が餌食となるのを待つのみかと思われた矢先、乗組員のひとりのトリンがタナポッドと交渉をし、事態が変わっていきます。これまでは製作総指揮に名を連ねていたデヴィッド・フィンチャーが監督として携わった短編です。

■ep3「死者の声」

木星の衛星の探査ミッションに向かった乗組員マーサは事故に遭遇してしまい、相棒のバートンを失ってしまいます。遠く離れた宇宙ステーションに向けて、バートンの死体と共に歩き続けるマーサは、痛み止めのモルヒネの影響か、次第に幻覚を見ていくことになり、バートンの声が聞こえてきて、その星の秘密を知っていきます。製作には『BLAME!』などで知られる日本の3DCGアニメーション製作会社のポリゴン・ピクチュアズが名を連ねています。

■ep4「小さな黙示録」

とある墓場にやってきた1組のカップルは、そこでゾンビに遭遇。この始まりをきっかけに世界は次第に終末を迎えていきます。悲劇的にも広がっていくパンデミックの行く末と、その中でも懸命に生き残りを図ろうとする人々の姿を、ブラックユーモアたっぷりにミニチュアのようなルックで俯瞰して描きます。

■ep5「絶体絶命部隊」

百戦錬磨の米軍特殊部隊は、無残にも惨殺された同胞たちの姿を発見します。それはCIAが極秘に開発した殺戮マシーンであることが発覚します。わずかに生き残った兵士たちは、限られた兵器とユーモアで殺戮マシーンとの対決に挑みます。
監督を『カンフー・パンダ2』、『カンフー・パンダ3』のジェニファー・ユー・ネルソンが務めます。

■ep6「巣」

太古の昔より存在する地球外生命体の秘密を調査する2人の人間の科学者は、次第にその生命体を利用することを画策しようとします。しかしそれをきっかけに、2人は生き残るために恐ろしい代償を突きつけられることになります。
『氷河時代』や『おぼれた巨人』などシーズン毎に監督としても参加してきたティム・ミラーが、今回もこの『巣』で監督として参加しています。

■ep7「メイソンとネズミ」

老人メイソンの農場の納屋で、突如クロスボウを駆使するネズミが出現。武装するネズミたちに対して、メイソンは駆除会社の開発した兵器を投入して反撃を始めます。こうして始まったメイソンとネズミたちの戦いは意外な結末を迎えることになります。
これまでも『ラブ、デス&ロボット』で『救いの手』や『草むらに潜むもの』などを手がけてきたスコットランドのアクシススタジオが製作を務める新作です。

■ep8「地下に眠りしもの」

人質を救出に向かった特殊部隊は、救出に向かった洞窟の先で無残な死体と化す人々を発見します。引き返す間も無く、無数の未知の生物に襲われた隊員たちは、その洞窟の先でいにしえの災いを封じる牢獄へと繋がっていたことを知ることになります。
シーズン1で『ラッキー・サーティーン』を手がけたジェローム・チェンが監督を務めています。

■ep9「彼女の声」

輝く宝飾に身を包んだ伝説の魔物は、その声で多くの兵士たちを死へと導きます。しかし、耳が聞こえない一人の兵士は魔物の声が通じることなく、次第にお互いを求め合うことになっていきます。
The Windshield Wiper』で第94回アカデミー賞の短編アニメーション賞を受賞したばかりのアルベルト・ミエルゴの監督作です。

まだ観てない人はシーズン1&2から!
注目エピソードも紹介

■『ラブ、デス&ロボット』 シーズン1

シーズン1は2019年3月に配信を開始した全18作のエピソードからなります。
世界各国から指折りのクリエイターが集結し、多彩な手法やタッチで珠玉のエピソードを手がけます。中でもFilmarksレビューでおもしろい!と注目の2作品がこちら。

■ep8「目撃者」

向かいのビルで殺人現場を目撃してしまった女は、犯人の男から追われる身となってしまいます。ダンサーとして働いていた女はクラブへ逃げ込むのですが、男はお客として店に案内されて来てしまいます。
スパイダーマン:スパイダーバース』のコンセプトデザインを務めたアーティストとして紹介されることの多かったアルベルト・ミエルゴが本作を監督し、この作品でエミー賞やアニー賞で受賞を果たしたことでアニメーション監督としての名を知らしめていくことになりました。

■ep10「グッド・ハンティング」

人々を悪霊から守る霊の狩人の子供であるリアンは父親と、人間に化けることのできる妖怪退治に挑みます。その先でリアンは妖怪の娘と出会うことになるのですが、近代化していく文明の果てに二人は不思議な友情を育んでいくことになります。
本作は2016年の第47回星雲賞で海外短編部門を受賞したケン・リュウの「良い狩りを」を原作に、韓国のレッド・ドッグ・カルチャー・ハウス社がアニメーション化した作品です。

■『ラブ、デス&ロボット』 シーズン2

シーズン2は2021年5月に配信を開始した全8作のエピソードからなります。
シーズン1と同じく、フィンチャーとミラーが製作に名を連ねる他、『カンフー・パンダ3』のジェニファー・ユー・ネルソンがスーパーバイジング・ディレクターとして参加するなど、新たなクリエイターが参加しています。中でも注目の2作品がこちらです。

ep4「荒野のスノー」

宇宙のお尋ね者であるアルビノの男性スノーは、再生能力を持っていることから老いることもありません。その力を悪用しようとする賞金稼ぎによってその命を狙われるスノーでしたが、そんなスノーの前に手助けを申し出る一人の女性が現れます。
シーズン1で『わし座領域のかなた』を手がけたチームが、再び実写とも違わない精巧な3DCGで過激なアクションとラブロマンスを見せてくれます。

■ep8「おぼれた巨人」

とある海岸に巨人の青年の遺体が漂着します。地元の人々はその珍しい存在に興味を示し、各々に死体を弄んでいきます。学者であるスティーブは、その様子を詩的な表現を交えながら、遺体の顛末を語ります。
製作総指揮に名を連ねるティム・ミラーが監督を務め、激しいアクションの多いシーズン2の中でも異色と言えるほど静かでありながら、哲学的な深みを感じさせる内容となっています。

すでに30本以上の多彩な表現やテーマを描いた作品が『ラブ、デス&ロボット』に集まっています。世界最高峰のクリエイターたちが、大人に向けていかなるアニメーションを手がけるのか、ぜひその目で確かめてみてください。あなたに衝撃を与えるエピソードや、体験したことのない感覚をもたらすエピソードが見つかるはずです!

◆『ラブ、デス&ロボット』 シーズン3information

Netflixシリーズ『ラブ、デス&ロボット
シーズン1〜3 独占配信中
Netflix公式:https://www.netflix.com/title/80174608

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