プレチケレイトショー第二弾『セッション』チケット販売がスタート【Filmarksの上映企画・プレチケ】

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映画館で名作を観るプロジェクト・プレチケで『セッション』の上映が決定。

セッション』上映イベント詳細

“あの名作を映画館で”をコンセプトに上映企画を行っているプレチケで、ヒューマントラストシネマ渋谷21時からの時間帯で1作品を1週間ずつ計4作品上映する新企画がスタート!

第二弾はデイミアン・チャゼル監督の出世作・アカデミー賞3部門受賞《助演男優賞・音響賞(録音賞)・編集賞》の『セッション』を7月15日から7月21日までの1週間限定上映します!

世界的ジャズ・ドラマ―を目指し、名門音楽学校に入学したニーマンを待っていたのは、伝説の鬼教師フレッチャー。常人に理解できない完璧を求め、浴びせられる容赦ない罵声。やがてレッスンは狂気を帯び、加速の一途を辿る―。

衝撃の瞬間が連なり待ち受ける圧巻のラスト9分!ぜひ大きなスクリーンでお楽しみください。

■上映作品:『セッション
■日時:2022/7/15(金)〜 7/21(木)21:10  開映
■価格:1,600円
■上映時間:106分
■会場:ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷1丁目23−16

※システム利用料160円がかかります

プレチケとは

「プレチケ」とは、国内最大級の映画レビューサービス・Filmarksが企画する、映画館での上映サービスです。「あの名作をまた映画館のスクリーンで観てみたい」、そんな映画ファンの想いを映画館・配給会社と協同して形にします。一定数以上の購入枚数を達成すると開催が決定します。

公式サイト:https://premium-ticket.filmarks.com/
公式Twitter:https://twitter.com/Filmarks_ticket(@Filmarks_ticket)

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  • 概念
    5
    これほどラストで興奮した映画はない
  • 島豆腐lover
    4
    過去鑑賞作。鬼監督のしごき。激烈な教鞭に対する憎悪、反骨精神を爆発せせる作品。激しいしごきが、ただの暴力ではなく、しっかり音楽の教育になっているところがポイント。いつか見返してやると燃える兄ちゃんの姿が素晴らしい。
  • Kazuya
    4
    パワハラ凄すぎ。ちょっと引いたけど最後の演奏凄かった。
  • sp
    3.9
    最後の2分のために観る映画
  • プーの映画日記
    4.7
    2014年公開の『セッション』は、音楽映画という枠組みを借りながら、実際には才能と狂気、教育と支配、人間の執念を描いた心理劇として映画史に刻まれる1本である。ジャズという題材は物語の器に過ぎず、本質は「偉大さとは何を犠牲にして獲得されるのか」という普遍的な問いにある。スポーツ映画のような熱量、スリラー映画のような緊張感、そして人間ドラマとしての苦味を同時に成立させた完成度は非常に高く、21世紀を代表するアメリカ映画の1本と評価して差し支えない。 脚本は驚異的な密度で構築されている。物語自体は、天才を目指す若者と鬼教師の対立という非常に単純な構造である。しかし、その単純さを逆手に取り、無駄な枝葉を徹底して排除することで、観客を2人の心理戦へ閉じ込めることに成功している。特に序盤から終盤まで一貫して続く「勝敗」の概念が秀逸であり、演奏の場面すら戦場へ変貌させる構成力は見事である。一方で、恋愛や家族描写は意図的に削ぎ落とされており、主人公の人格形成を多面的に描く作品ではない。そのため、人物像に厚みを求める観客には物足りなさが残る部分もある。しかし、この極端な取捨選択こそが作品全体の緊迫感を維持しており、脚本として極めて優秀である一方、映画史最高峰の脚本群と比較すると一歩及ばない印象も残る。 デイミアン・チャゼルの演出は、若き才能とは思えないほど大胆かつ精密である。練習室という閉鎖空間を舞台にしながら、観客に息苦しさと高揚感を同時に与える空間設計は卓越している。編集もまた作品最大の武器であり、ドラムスティック、シンバル、汗、血、視線を高速で切り返すリズムは、音楽のテンポと映像のテンポを完全に一致させている。演奏シーンは単なるライブ映像ではなく、心理描写そのものへ昇華されているのである。撮影はシャロン・メール、美術はメラニー・ペイジス=ジョーンズが担当しており、暗く閉ざされた教室やステージが登場人物の精神状態を映し出す装置として機能している。照明を抑えた重厚な色彩設計が印象的で、光と影の対比によって支配関係を視覚化している。 音楽は当然ながら作品の生命線である。ジャスティン・ハーウィッツによる劇伴と、「Whiplash」「Caravan」などの名曲が映像との一体感を生み出している。特に終盤の「Caravan」は映画史に残るクライマックスであり、演奏そのものが会話となり、反抗となり、和解とも決別とも解釈できる複雑な感情を生み出している。この終幕は説明を拒みながらも、観客の感情を爆発させる稀有な成功例である。 マイルズ・テラー演じるアンドリュー・ニーマンは、成功への執着が人間性を侵食していく過程を圧倒的な説得力で体現した。特筆すべきは演技と演奏の境界を感じさせない身体表現である。流れる汗、潰れた手、震える呼吸、怒りと歓喜が入り混じる目線、そのすべてが言葉以上に主人公の精神状態を語っている。彼は単なる努力家ではなく、自ら破滅へ向かうことすら受け入れる危うさを宿している。その狂気が観客に共感と恐怖を同時に抱かせるのである。終盤の長回しに近い演奏場面では、俳優としての技術だけでなく、身体全体を使った表現が極限まで高められ、本作を代表する名演となった。 J・K・シモンズ演じるテレンス・フレッチャーは、映画史に残る助演演技の1つである。暴力的で人格否定を繰り返す存在でありながら、その教育哲学には一貫性があり、単純な悪役では終わらない複雑さを持つ。恐怖と畏怖、狂気と信念を紙一重で表現したその演技は、実質的にマイルズ・テラーとのダブル主演と言ってよく、本作を歴史的傑作へ押し上げた最大の功労者の1人である。 ポール・ライザー演じるジム・ニーマンは、ごく普通の父親として主人公との対比を担う。平凡な幸福を望む父親の価値観が、主人公の異常な執念を際立たせる重要な役割を果たしている。 メリッサ・ブノワ演じるニコルは登場時間こそ短いが、主人公が普通の人生を切り捨てる象徴的存在である。静かな存在感だからこそ、別れの場面が強い余韻を残している。 オースティン・ストウェル演じるライアン・コノリーも忘れてはならない。才能あるライバルとして主人公を追い込み続け、競争社会の残酷さを体現する存在となっている。 また、クリス・マルケイ演じるアンドリューの叔父をはじめとする家族の食卓の場面は短いながら印象深く、世間一般の成功と主人公の価値観の断絶を鮮やかに描いている。 本作は第30回サンダンス映画祭でグランプリと観客賞を受賞し、第87回アカデミー賞では5部門にノミネートされ、助演男優賞、編集賞、録音賞の3部門を受賞した。小規模作品から世界的評価を獲得した歩みそのものが、本作の描く「限界への挑戦」と重なって見える点も実に象徴的である。『セッション』は努力を美化する映画ではない。才能を賛美する映画でもない。人間が頂点を目指す時、その代償はどこまで許されるのかを鋭く突き付ける、現代映画を代表する傑作である。 【最終表記】 作品[Whiplash] 主演 評価対象: マイルズ・テラー(アンドリュー・ニーマン) 適用評価記号と点: S(10点) 助演 評価対象: J・K・シモンズ、ポール・ライザー、メリッサ・ブノワ、オースティン・ストウェル 適用評価記号と点: S(10点) 脚本・ストーリー 評価対象: デイミアン・チャゼル 適用評価記号と点: A(9点) 撮影・映像 評価対象: シャロン・メール 適用評価記号と点: A(9点) 美術・衣装 評価対象: メラニー・ペイジス=ジョーンズ 適用評価記号と点: A(9点) 音楽 評価対象: ジャスティン・ハーウィッツ 適用評価記号と点: S(10点) 編集(加点減点) 評価対象: トム・クロス 適用評価点: +2 監督(最終評価) 評価対象: デイミアン・チャゼル 総合スコア:[95.1]
セッション
のレビュー(274094件)