『心が叫びたがってるんだ。』水瀬いのりインタビュー（後編）直筆サインプレゼント♪

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9月19日公開の映画『心が叫びたがってるんだ。』のヒロイン・成瀬順役を演じた、声優・水瀬いのりさん。キャスティングが決まった時に感じた“もうひとつの不安”とは？水瀬さんお気に入りのシーンも語ってくれた、インタビュー後編をどうぞ！

■インタビュー前編はコチラ

《記事の最後に、水瀬いのりさん直筆サインプレゼント情報があります！》

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—キャスティングが決まった時の“もうひとつの不安”とは、何でしょうか！？

水瀬：自分の声がアニメ寄りというか、声が高い方なので、まわりのキャストさんたちの中で浮いちゃうんじゃないかなと、そういう不安や緊張がすごくあって。これまで舞台も含めて、ナチュラルなお芝居をあまりやったことがなくて…。なので、自分の芝居の軸にあるアニメーションの演技が、この作品の中で浮いてしまうんじゃないかなと。

—いま振り返ってみて、ご自分のお芝居はどうでしたか？

水瀬：どうだったんでしょう（笑）。自分で自分の声を聞くのにまだ全然慣れなくて、何度聞いても「何だかなぁ」という感覚がまだあるので（笑）。逆に観てくれた人たちが、そういうところを気にせずに観てくれていたらいいなぁと思います。最大限に自然体を心がけてお芝居をしたつもりなので、きっといつもよりはナチュラルな感じになっているのかなと思います。

—ファンの皆さんも、新しい水瀬さんを楽しめるかもしれませんね。

水瀬：そうですね、それこそ声の出せない女の子なんて、新しい挑戦だったので（笑）。

—なるほど。内山昂輝さん演じる坂上拓実など、3人のクラスメイトとのアフレコはいかがでしたか？

水瀬：はい、皆さんやさしい方でいい雰囲気の現場でした。事前に「こう来たからこう返そう」と打合せをしたというよりは、本番で投げてもらったモノをキャッチして、次の人に渡していくという感覚でやっていました。

アフレコの合間は、みんなで他愛もない話をしてたりして。それが、オンとオフのいいスイッチになったと思います。

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—最初は不安やプレッシャーがあったということでしたが、実際のアフレコではリラックスしてできたという感じでしょうか？

水瀬：そうですね、プレッシャーがあったのは、やっぱり順というキャラクターを遠目で見ていた自分がいたからかなと。「この子を私が演じるのか」という距離感がプレッシャーにつながっていたと思います。

順として実際に声を出していく中で、「次のシーンは順だったらどんな声を出すかな」という風に、自然と私と順の距離が近づいていって、緊張がいつの間にか成瀬順というキャラクターへの愛情に変わっていった感じです。

—作品の中で特に水瀬さんお気に入りのシーンはありますか？

水瀬：順が成長していく中で、彼女が叫ぶシーンがあるんです。いままでずっと胸に抱えて来たことを叫ぶっていう。そこは本当に心を込めました。

順にとって、心の中ではずっと叫んでいたことを、実際に目の前にいる相手にぶつけるっていうことは、きっとすごく久しぶりの出来事で。普通の人からすれば、他愛もないことなんですけど、順にとっては思い切り言い合える人に出会えて、やっと気持ちをきちんと伝えることができる、本当に大切な機会なんだって思ったんです。なので、思い切り気持ちををぶつけることを心がけてお芝居をしました。

このシーンは、特にお気に入りです。

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