1994年に発表された岡崎京子の傑作青春マンガ「チワワちゃん」の実写映画化が決定。若手監督の中でも圧倒的な映像と音楽センスを持つ二宮健監督のもとに、実力派女優の門脇麦、若手最注目俳優・成田凌、『心が叫びたがってるんだ。』(17)では、俳優デビュー作でありながら強い存在感を残した寛一郎、女優としての活躍も目覚ましい玉城ティナ、弱冠21歳でありながら圧倒的なオーラを放つ村上虹郎、さらには浅野忠信という豪華キャストの共演が実現した。
1980~1990年代にかけて、時代を代表する多くの人気作を手がけ、今なお熱狂的な人気を誇る漫画家・岡崎京子が、1994年に発表した「チワワちゃん」。この原作が発表される前後に誕生した、“原作と同年代”の監督・キャストの若いエネルギーで、新たな青春映画のバイブルが誕生する。
映画『チワワちゃん』あらすじ
東京でありったけの若さを謳歌する男女のグループ。そのマスコット的存在だった“チワワちゃん”が、ある日バラバラ遺体となって東京湾で発見された。残された仲間たちが集まり、それぞれがチワワちゃんとの思い出を語りだすが、分かったことは誰もがチワワちゃんの本名も境遇も素性も知らないまま一緒にバカ騒ぎしたり、恋愛したり、エッチしたりしていたということだった―。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】映画『チワワちゃん』キャスト
チワワを取り囲む若者たちの回想を軸に進む映画『チワワちゃん』。本作に鮮やかに彩りを添える個性派が一堂に会した。
主人公・ミキ/門脇麦
主人公・ミキ役には『愛の渦』(13)のヒロインを体当たりで演じて注目を浴び、2018年エランドール新人賞にも輝いた若手実力派女優の門脇麦。
門脇麦コメント
若いって楽しくて自由で滅茶苦茶で、でも寂しくて苦しくて不安定で痛くて。そんなたくさんの想いをみんなと現場で詰め込むことができればと思います。そして、そのたくさんの想いが映画の中で爆発しますように。二宮監督と力強い共演者たちと、この「チワワちゃん」という岡崎京子さんの青春の物語を一緒に創れること、とても嬉しく思います。精一杯頑張ります。
ヨシダ/成田凌
チワワの元カレ・ヨシダ役には、本作をはじめ『ここは退屈迎えに来て』『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』など出演作が続々待機中の成田凌がキャスティング。
成田凌のコメント
生きづらい世の中のちょっとした救いの映画になれば、と思います。プロデューサーが、革命を起こそうと言いました。起こせる気がします。何がどう革命なのかは、二宮健監督が分かっていて、僕達俳優部は監督を信じてただ前だけをみて仲間を信じてこれからの毎日を生きます。素敵なスタッフやキャストの皆様とこの映画を作れることがとても嬉しいです。役者をやっていてよかったと言える作品になる事を願い、ヨシダという役を愛し、生きたいと思います。
カツオ/寛一郎
ヨシダの親友カツオ役には『心が叫びたがってるんだ。』(17)で映画デビューし、頭角を表しはじめた若手俳優・寛一郎。父は佐藤浩市、祖父は三國連太郎という俳優一家に生まれた今後が楽しみな俳優だ。
寛一郎のコメント
まず岡崎京子さん原作の実写に出られることを嬉しく思います。最近こういった青春映画は少ないので撮影が楽しみです。原作にはそれぞれのキャラクターの詳細がほとんど書かれてないので、脚本を読むのが楽しかったです。カツオ、皆とコミュニュケーションを取りみんなのことを考えてるいい奴です。
ユミ/玉城ティナ
チワワの親友ユミ役にはモデルとしてティーンから絶大な人気を誇り、最近では女優としても活躍する玉城ティナ。
玉城ティナのコメント
私はユミを演じさせてもらいます。岡崎京子さんの作品も、10代前半からずっと読んでいるので、この「チワワちゃん」に携われる事が不思議なのと同時にとても光栄に思っています。チワワがいた。そういう瞬間や空気を他のキャストの皆さんと協力しつつ、嘘なく漂わせていければいいなあと思います。初の二宮組、ドキドキしていますが濃密にいい時間を過ごせますように!
チワワ/吉田志織
そしてチワワ役には、新人ながら大抜擢された吉田志織。
吉田志織のコメント
今回、チワワが決まってから乗り越えて行かなくちゃいけない壁があり毎日緊張感がある日々を過ごしてきました。チワワをどんどん知っていくとチワワは何にでも瞬発力が凄くて好きか嫌いかではなく、好きか大好き、の中で生きていて本当に真っ直ぐな女の子なんだと思いました。そんなチワワを全身で、全力で演じきりたいと思っています。
ナガイ/村上虹郎
チワワに思いを寄せるナガイ役には『2つ目の窓』(14)で主演デビューを飾り、映画・TV・舞台で活躍中の村上虹郎。
村上虹郎のコメント
内容が想像もつかずすぐに原作を手に取りました。初の岡崎京子さん作品にふわふわワクワクしました。僕が演じるナガイは原作にも登場しますが、映画では少し違います。鮮やかでスケールのおおきい映画づくりをする二宮監督と、強烈な”毒物”をみなさんにお届けしたいと思います。
ユーコ/栗山千明
ライターのユーコ役には、強烈なインパクトを残した『キル・ビル Vol.1』(03)をはじめ『鴨川ホルモー』(09)や『秘密 THE TOP SECRET』(16)など多彩な演技力を誇る栗山千明。
栗山千明のコメント
引き込まれるシナリオで映像になるのが楽しみです。率直にそう思える作品に参加できて嬉しく思います。チワワちゃんという女性を探ると見えてくる人間関係。そこに愛情や嫉妬、、、人間らしさを感じました。私の役は鑑賞して下さるお客様と同じような視点です。撮影はこれからですが精一杯、務めさせていだだきます。どうぞ楽しみになさってください。
サカタ/浅野忠信
カメラマンでチワワの新しい恋人のサカタ役には、国内外の作品で存在感を見せつける浅野忠信。
浅野忠信のコメント
二宮監督の作品に出れることが楽しみで仕方ありません!
映画『チワワちゃん』原作・監督・脚本
原作は1994年に発表された岡崎京子の傑作青春物語「チワワちゃん」。岡崎京子原作の映画化作品としては、『ヘルタースケルター』(12)、『リバースエッジ』(18)に続く3作目となる。
監督・脚本を手がけるのは、27歳の若手注目株・二宮健。
10代から映画制作をはじめ、2015年に卒業制作作品として発表された『SLUM-POLIS』が国内外の映画祭で話題を呼び、全国で劇場公開される。2017年、原案・監督・脚本を務め、桜井ユキ・高橋一生出演『THE LIMIT OF SLEEPING BEAUTY』で、商業映画デビューを果たした。その他、BiSH、DEAN FUJIOKAらのMVを監督するなど、ジャンル超えた映像の制作を行っている。
二宮健のコメント
岡崎京子先生の「チワワちゃん」が大好きで、絶対に自分が映画化する!と目標を掲げてやってきました。 34ページで描かれた青春の群像に、永遠に変わらない若者たちのダイナミズムと悟りがあったのです。いよいよ本格始動、とんでもない高揚感です。素晴らしいスタッフ・キャストたちと共に、新たな青春映画のバイブルをお届けできるよう、全力を尽くさせて頂きます!
映画『チワワちゃん』作品情報
2019年公開
配給:KADOKAWA
(C)2019「チワワちゃん」製作委員会
※2021年7月25日時点のVOD配信情報です。