進撃や電撃より衝撃?巨人や交際ゼロ婚を超える衝撃映画『トゥルーロマンス』の魅力

映画は人生のスパイス

橋本大介

今年の夏にファンを騒がせた話題といえば、公開中の映画『進撃の巨人』。続編を9月19日に控え、賛否両論の様々な意見が飛び交うのは大人気ゆえの宿命なのかもしれません。

進撃の巨人

同じ意味で世間の注目を浴びた話題といえば、堀北真希・山本耕司の電撃結婚でしょう。出会いから六年かけて猛アタック。そして恋が実ると同時に、交際期間ゼロで結婚。たしかに驚いてしまいます。

ただ今回ご紹介する『トゥルーロマンス』はもっとすごいんです

そのすごさ、3つのSでまとめると、、

かなり衝撃のStory。「出会い、結婚、逃亡」までたったの二日間!
さらに衝撃のStaff。「俳優、監督、音楽」などが豪華メンバーすぎる!
だから衝撃のS……。「それは記事の最後」までとっておきのお楽しみ!

トゥルーロマンス

Story 冒頭シーンから5つの衝撃!

衝撃その1 出会い

コミック店で働く草食系男子のクラレンスは誕生日の夜にひとりで映画館にいくと、肉食系女子のアラバマと出会い、すぐに意気投合。ふたりは激しく愛し合います。

衝撃その2 告白

ところがその直後、アラバマは衝撃の告白をします。「じつはわたし、、コミック店のボスに”誕生日プレゼント”として頼まれたコールガールだったの。それなのに本気であなたを好きになってしまったの・・・」と。

衝撃その3 結婚

彼女の告白に動揺をかくせないクラレンスでしたが、ここで彼のやる気スイッチON!!ここから先は肉食系男子に転身してしまいます。まずは彼女へプロポーズ、さらになんとその翌日に結婚してしまうのです。

衝撃その4 逃亡

ところが、、しあわせの先に待ちうけるのは、ハンパじゃない逃亡劇

警察60人、FBI40人、マフィア30人から追われるはめになり、物語の後半は衝撃的な暴力シーンが満載。(暴力よりも愛がテーマになっていますが、バイオレンスが苦手な方にはあまりおすすめできません。)

衝撃その5 対決

互いに殺しあう「動」の対決

”クラレンス” VS "ドレクセイ"のアラバマを賭けた壮絶バトル。セリフ、音楽、演出のすべてが超クールです!

互いに探りあう「静」の対決

"クラレンスの父で元警官のクリフォード" VS "マフィアのボス、ヴィンセンツ"の心理戦は通好みな迫真の演技!セル版の特典映像でアドリブだと知ったとき、かなりの衝撃を受けました。まちがいなく映画史に残るシーンです。

Staff 関係者が豪華すぎる衝撃!

そんな展開が読めないストーリーよりも衝撃的なのが豪華なキャスティング。ありえないほど贅沢なその顔ぶれをご紹介しましょう。

無名時代のブラピがチョイ役として出演

名だたるハリウッドスターが出演している本作。主人公は『ヤングガン2』のクリスチャンスレーター、その彼が憧れるエルヴィス役に『ウィロー』のヴァルキルマー、父親にはハリウッド殿堂入りした『イージー★ライダー』のデニス・ホッパー

ヒロイン役は『6才のぼくが、大人になるまで』でアカデミー助演女優賞を受賞したパトリシア・アークエット、彼女のヒモでデンジャラスな売人には『レオン』でもキレてたゲーリーオールドマン、その売人と麻薬の取引をする『アベンジャーズ』のサミュエル・L・ジャクソン、さらに『ジャージーボーイズ』でもマフィアのボスだったクリストファー・ウォーケン。極めつけは”主人公の友達の家に居候してるジャンキー役”に『セブン』のブラット・ピット

どうです?映画好きの方なら思わずニヤっとしてしまいませんか?

バイト店員VS有名監督の熱い想い

豪華なのは俳優だけではありません。脚本は『パルプフィクション』『ジャンゴ』でアカデミー脚本賞を二度も獲得したアクションバイオレンスの帝王クエンティン・タランティーノ監督。じつは、監督をする前に本作で脚本デビューしていたんです!

パルプフィクション

そして監督は『トップガン』で有名なトニースコット。兄は『グラディエーター』でアカデミー賞を受賞しているリドリースコット監督というエリート兄弟。しかし残念ながら2012年8月、橋から飛び降り自殺をして生涯の幕を閉じました。ちなみに遺書の詳細はいまだに明らかにされていません。

トップガン

そんな感情MAX同志のふたり、”映画の結末をどうするか?”について、撮影が終わるまで大ゲンカをしています。

原作ではバッドエンドになっているのに対し、監督はハッピーエンドを熱望。お互いにゆずらないので、どちらのエンディングも撮影することに。当時はビデオ店でバイトをしながら執筆していたタランティーノと有名監督が一歩もゆずらないというのですから、これまた衝撃的ですよね。

結局公開されたのは……それは観てからのお楽しみということで。未公開のエンディングは、ディレクターズカット版として販売されている特典映像(ふたりのコメントもあり見ごたえ十分)のみに収録されています。

輝かしい受賞歴を誇るハリウッド版「久石譲」

さらに本作の音楽を彩るのはドイツの作曲家ハンス・ジマー。日本ではあまり知られていませんが、アカデミー賞やグラミー賞、ゴールデングローブ賞など名高い賞を受賞している大物作曲家です。

その一部をご紹介すると『グラディエーター』『ミッションインポッシプル2』『パイレールオブカリビアンシリーズ』『ダークナイトシリーズ』『インターステラー』など、ここには載せきれないほど大ヒット映画の作品たちを手掛けています。Wikipediaでご確認いただければ、その偉大なる功績がおわかりいただけることかと思います。

最後の「S」はScore ★★★★☆の衝撃!

ここまで読んでもまだ観ようかどうか悩んでいるという貴方のために最後のひと押し。

現在公開中の映画『ジュラシックワールド』。その元祖である『ジュラシック・パーク』(当時は珍しかったCGで育った恐竜たち)が誕生したのが1993年。世間はそのリアルさに驚き、一気に注目を浴びます。

ジュラシック・パーク

その影でひっそりと公開されていたのが『トゥルーロマンス』なんです。ところが映画好きのFirmarksユーザーは知っていました。『トゥルーロマンス』は『ジュラシックパーク』の3.8よりも高評価となる4.0を獲得しているんです!(2015/09/16時点)

そんな知られざる名作、この機会にぜひお楽しみください!

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  • 歯が痛い
    3.6
    カーディガンプロデューサー巻きってこの時代からあんのね。 服装とかすごい好き。キャデラックも。 どこかの記事で見たけどタランティーノ自身が監督してたら結末は違ったみたい。 最初は刺さるかと言われたらそうでもない方に入るかもだけど何度か見返すうちにツボにハマるらしい。1年に一回は観るようにしようかな。
  • TEE
    4
    豪華すぎるキャスティング。 90年代を代表する俳優ばかりで知らずに観た人は痺れちゃいます。 リドリースコットとトニースコットって兄弟なのを知らない人が案外多いんですよねぇー。 あとトニースコットってトップガン、ビバリーヒルズコップ2も彼の作品なんですよ!あと天才の兄にこの弟あり。面白くないわけない。シナリオはあぁータランティーノだからねぇって感じで感覚描写が多いから単純なんでね。 ネタバレしちゃうから内容は書きません!先ずはサクッと観れるので観てみましょ〜。アラバマ可愛い♡
  • MASH
    4
    監督はトニー・スコットだが、どう考えてもタランティーノ臭しかしない作品。ポップカルチャーに関するどうでもいい会話、癖のある俳優たちも味を活かした会話劇、『地獄の逃避行』をモデルにしながらも香港ノワールのようなテイストになるなど。更に、主人公の2人が出会う場所がなんと千葉真一主演の映画を上映している映画館。完全にタランティーノの世界だ。 主人公2人よりも、むしろちょっとしか出てこないキャラの方が魅力的。デニス・ホッパー、ゲイリー・オールドマン、ブラッド・ピット、クリス・ペン。特にこの映画でのクリストファー・ウォーケンは最高である。そこにいるだけで笑ってしまうような雰囲気なのに、脚本の力もあってかヒリヒリしたシーンになっているのだ。ただ、多くのキャラが登場する割に、それらが本筋と分離してしまっている感じが少し残念かも。 最後のメキシカン・スタンドオフからの、壮絶な撃ち合いはまさにタランティーノ。タランティーノの全ての指揮権を持っていたらどんな映画になっていたのだろうと想像したりもするが、実際トニー・スコット監督は脚本の持ち味をそこまで消すことなく作り上げていると思う。当初から変更されたエンディングもまぁ個人的にはあり。タランティーノの映画が好きなら観て損はない作品。
  • あたし
    3.6
    キュートな犯罪者カップル、アラバマとクラレンス。ボニー&クライドと仲良くなれそう。電撃結婚からの逃避行(割と楽しんでる)。マフィアから盗んだ麻薬を巡って、警察、マフィアが2人を追うけれども、肝心の2人はずっとラブラブいちゃいちゃしてる。アラバマがめちゃキュート。 最初と最後のシーンを見比べたら、同じ映画とは思えないほどの劇的展開を迎えるから温度差にびっくりした。
  • anny63
    -
    鑑賞記録
トゥルー・ロマンス
のレビュー(16361件)