冬アニメ『大雪海のカイナ』弐瓶勉の最新作はラピュタ級 超大作ファンタジー!

本作は世界各国から高い評価を受けている漫画家・弐瓶勉作品を圧倒的なクオリティでアニメ化してきたポリゴン・ピクチュアズによって、生み出されたプロジェクト。
巨木から広がる「天膜」の上で暮らす少年・カイナと「雪海」に沈んだ世界に生きる王女・リリハの滅びゆく世界を変える壮大な冒険が描かれる。
2023年1月11日(水)より放送を開始し、現在4話まで放送されている本作品のここまでの見どころやポイントを振り返ろう。

弐瓶勉×ポリゴン・ピクチュアズによる壮大なファンタジーストーリー

■作品のあらすじ紹介

「雪海(ゆきうみ)」が拡がり続ける異世界。人々は巨木「軌道樹(きどうじゅ)」から広がる「天膜(てんまく)」の上でかろうじて暮らしていた。天膜の少年カイナと、雪海の王女リリハが出会うとき、滅びかけた世界を変える物語が、始まる──。

■作品概要

大雪海のカイナ』は、『BLAME!(ブラム)』や『シドニアの騎士』など世界各国から高い評価を受けている漫画家の弐瓶勉と、そんな弐瓶勉作品を圧倒的なクオリティでアニメ化してきたポリゴン・ピクチュアズのタッグによって生み出された新プロジェクト。これまでは、原作となる弐瓶勉の漫画の映像化だったが、今回はアニメオリジナル企画としてスタートしており、ポリゴン・ピクチュアズ設立40周年記念作品という立場も担う作品となっている。

そんな『大雪海のカイナ』の監督を務めるのは「亜人」シリーズや「シドニアの騎士」シリーズなど、ポリゴン・ピクチュアズ作品で活躍してきた安藤裕章
そしてメインテーマは、「進撃の巨人」シリーズや「機動戦士ガンダムUC」など多くのアニメーション作品に携わってきている澤野弘之が担当する。

大雪海のカイナ』の見どころやポイントとは?

■骨太な王道ファンタジー

近年は漫画や小説など、あらかじめ原作などが存在している作品をアニメーション化する例の方が圧倒的に多い中『大雪海のカイナ』では、誰もまだ観たことのない新たな物語を描いたオリジナル作品であることは、注目のポイント。
舞台設定からして観たことのないような異世界を舞台にしていながら、心優しい少年カイナとたくましく勇気に溢れる少女リリハの出会いをきっかけに物語が大きく動いていくという、誰もが馴染みのあるボーイミーツガール作品であり、王道ファンタジーとなっている。
物語を追っていくごとにその世界の秘密や住人たちも徐々に明らかになっていくなど、骨太な内容となっている。

■空の天膜と地上の雪海の二つの壮大な世界観

主人公であるカイナとリリハは、もともと別々の世界の住人だ。
カイナは、各地に点在しているという巨木・軌道樹に形成された村に住んでいる。樹から湧き出る水や近辺に生息している虫たちを食料として生活しており、外界では空気が薄いのか酸素マスクのような機器を装着して生活している。村の住人たちは唯一の若者であるカイナの将来を憂うほどの状態。そんな軌道樹からは、空を覆う透明な天膜(てんまく)が広がっており、謎の言葉が記された看板といったアイテムが残されていることから、失われた文明の存在を予感させる。
一方のリリハは、そんな軌道樹の遥か下に広がる雪海に住んでいたという人物。実は雪海に存在する王国・アトランドの王女であり、水を巡る争いから自国を救うべく、賢者が世界を救ってくれるという伝承を信じて、天膜へと登ってきている。
終末世界を思わせる雰囲気や、カイナの服装などからは『風の谷のナウシカ』のオマージュを思わせる一方で、異界からやってきた少女と少年が巡り会う冒頭は『天空の城ラピュタ』を思い起こさせる。天空からでなく、天空へと登ってきた少女は、カイナに果たしてどんな転機をもたらすことになるのだろうか。

■実力派キャストによる熱演

カイナ役には『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』のオルガ・イツカ役や『進撃の巨人』ライナー・ブラウン役など、TVアニメや洋画の吹き替え、ナレーションにキャラクターソングの歌唱など、幅広い活躍を見せる細谷佳正(ほそやよしまさ)が務める。
リリハ役には、『からかい上手の高木さん』の高木さん役や『エスタブライフ グレイトエスケープ』フェレス役などで知られ、A-Sketchレーベルより、アーティストとしての活動や、声優ユニット“イヤホンズ”のリーダーも務める高橋李依(たかはしりえ)。
幅広い役を務めてきた実力派の二人をメインに据えつつ、脇を固めるキャラクターたちにも、豪華な声優陣が集められている。リリハの弟であるヤオナ役には村瀬歩、アトランドの敵国であるバルギア国の士官アメロテ役に坂本真綾、アトランド国の親衛隊長オリノガ役に小西克幸、したたかなアメロテの副官であるンガポージ役に杉田智和、バルギア国の残忍な最高司令であるハンダーギル役に檜山修之、アトランド国の厳格な王ハレソラ役に堀内賢雄など、いずれも誰もがその声を耳にしたことがあるであろう豪華声優が集結している。

■独特な世界観を彩る音楽

忘れてはいけないのが、『大雪海のカイナ』を毎週彩るテーマソングだ。オープニング、エンディング共に豪華なアーティストが抜擢されている。
オープニングテーマを務めるのは、コンポーザーの“n-buna”がボーカル“suis”を迎えて結成したヨルシカ。無私の共感はテレパシーたり得る、という発想から生まれた新曲「テレパス」が選ばれている。
エンディングテーマを務めるのは、医療との両立のため顔を伏せて活動するボーカルグループGReeeeN。少年少女の冒険ファンタジー作品である本作にも合致した新曲「ジュブナイル」が使用される。

まとめ

アトランド国とバルギア国の対立や、失われた文明の秘密など、『大雪海のカイナ』は今後もまだまだ盛り上がっていくこと必至。まだ観ていないという人も、ぜひ今からでもこの独自の世界を体験して欲しい。
そして早くも『大雪海のカイナ』はTVアニメの続編となる劇場版の制作が決定したことも発表されている。まだまだ広がる『大雪海のカイナ』の世界に引き続き注目だ。

◆TVアニメ『大雪海のカイナ』information

TVアニメ『大雪海のカイナ
フジテレビ「+Ultra」ほかにて毎週水曜24:55〜放送中

また、Prime Videoにて見放題独占配信中
Prime Video:https://amzn.to/3Xtvvnr

(C)弐瓶勉/大雪海のカイナ製作委員会

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