【映画ファン必見】映画クリエイターを讃える映画の祭典「ハミルトン ビハインド・ザ・カメラ・アワード」って知ってる?

今年で10回目を迎える「ハミルトン ビハインド・ザ・カメラ・アワード」は、プロダクション・デザイナーや撮影監督など、映画製作の舞台裏を支えるクリエイターたちの業績を讃える目的で2006年に創立されました。

授賞式では、ハリウッド・スターたちがプレゼンターを務め、普段はスポットライトを浴びることがないクリエイターたちを讃える心温まるセレブレーションの場となっています。これまでにハリソン・フォードマシュー・マコノヒーナタリー・ポートマンなどがお祝いに駆けつけていますが、今年も今最も注目されているスターたちが揃いました。

映画の作り手と俳優たちとの深い絆を感じられるコメントや日本未公開の注目映画の裏話も聞けた授賞式の模様、そして、アワードを主催するハミルトンの想いも含め、以下ご紹介します。

ライアン・ゴズリングやジェイク・ギレンホールも絶賛! 映画製作を支える今注目すべきクリエイターをご紹介!

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11月4日、第10回「ハミルトン ビハインド・ザ・カメラ・アワード」が、ロサンゼルスのダウンタウンにあるExchange LAで開催されました。映画製作を裏から支えるクリエイターたちの業績を讃えるこのアワード。今年は例年にもまして素晴らしい作品が選ばれ、プレゼンターには、ライアン・ゴズリングラミ・マレックフェリシティ・ジョーンズジェイク・ギレンホールなど、豪華な顔ぶれが揃いました。

まず、デイミアン・チャゼル監督の新作『ファースト・マン』で、人類で初めて月に降り立った宇宙飛行士ニール・アームストロングを演じたライアン・ゴズリングが、マリー・ゾフレスに「衣装デザイナー賞」を贈りました。

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ライアンは「マリーのことを思う時3つのことが思い浮かびます。1つ目は、仕事に対する熱心さです。彼女はエキストラの衣装に至るまで、すべてを自分で手がけるんです。ドレスの裾の長さから靴を古く見せることまで。2つ目は、本物らしさへのこだわりです。時代背景、キャラクターの収入やライフスタイルや個性を物語る衣装を用意してくれます。3つ目は謙虚な人柄です。それらが彼女の類い稀な才能と組み合わさり、スピルバーグや14回も組んだコーエン兄弟といった監督たちの信頼を勝ち取ったのです。

デイミアンは、衣装があの時代に忠実であることや、宇宙服が、見た目だけではなく機能的にも本物であることを要求しました。最終的には、彼女の仕事があまりに素晴らしく、NASAにお墨付きをもらったんです」と大絶賛しました。

そして、大ヒット中の『ボヘミアン・ラプソディー』でフレディ・マーキュリーを熱演しているラミ・マレックは、グラハム・キングに「プロデューサー賞」を授与しました。

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「彼はこの30年間、ずっと忙しかったんです。アカデミー賞受賞作『ディパーテッド』や『ヒューゴ』、『トラフィック』など、多くの賞を受賞しています。でも大事なのは彼のストーリーに対するパッションです。そして10年も情熱を燃やし続けてきたのが『ボヘミアン・ラプソディー』なのです。

僕がこの役の候補になった時、もしもらえたらすごくラッキーだと思いました。でも、実際にもらえた時、「一体どうやって演じればいいんだ?」って思いました。ロックスターとしての演技だけではなく、彼は複雑な人だったからです。これほどユニークで革新的なアーティストを演じることに関して僕を信頼してくれてありがとう」と、キングに感謝の言葉を述べました。

また、60年代のモンタナを舞台に、家族の崩壊を描いたドラマ『ワイルドライフ』で、キャリー・マリガンと夫婦を演じたジェイク・ギレンホールが、今作で監督としてデビューしたポール・ダノに「ブレイクスルー監督賞」を贈りました。

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「僕たちがアトランタで午前4時に朝食をとっていた時、キャリアの話になり、ポールは監督作を作ろうとしていると話してくれました。その数年後に今作の脚本を送ってくれたんですが、ポールのように熟考され、表現豊かで魅力的な素晴らしい作品でした。僕はすぐにプロデューサー/役者として参加することにしました。彼は近年まれに見る将来有望な監督としての天性の才能を持っています。僕の友人、才気溢れるポールにこの賞を贈れることをとても名誉に思います」とジェイクはとても嬉しそうでした。

それを受けたポールは「僕は長い間、監督することを夢見てきました。でも、これほどカメラの後ろと前にいる人々に頼らないといけないことに気づきませんでした。初めての映画を通して僕はすごく学びました。ほんの短い瞬間をとらえるために、スタッフ全員がどれほど一生懸命働いてくれたことか。ジェイクやキャリーのような素晴らしい役者がいることは、すべてを価値あるものにしてくれました。みんなに本当に深く感謝しています」と感動の面持ちで語りました。

ハミルトン ビハインド・ザ・カメラ・アワード」その他受賞者一覧

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これだけの才能が一堂に会した華やかな「ビハイン・ザ・カメラ・アワード」。一緒に苦労して映画を作った仲間だけが持てる深い信頼と絆を感じさせる心温まる授賞式でした。

アワードを主宰するハミルトン CEOに突撃インタビュー!

ハミルトン・インターナショナルのCEOシルバン・ドラに、ロサンゼルスのホテルで「ハミルトン ビハインド・ザ・カメラ・アワード」(BTC)について語ってもらいました。

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シルバン・ドラCEO(左)と授賞式に出席していたダニエル・へニー(右)

まず、どのような経緯でこの賞を始めることになったのかについてですが、ハリウッド映画500本以上に、ハミルトンの時計を登場させてきたという長い経験から思いついたそうです。

「ハリウッド映画の舞台裏で仕事をする人たちが、どれほど重要かということに気づいたんです。彼らは、仕事に対して強い情熱を持ち、人々をインスパイアしてくれます。でも、一緒に仕事をしていて、彼らはいつも陰にいることがわかりました。俳優のためにはたくさんの賞がありますが、彼らの賞はほとんどない。もっと公に讃えられるべきだと思い、このアワードを始めたんです」

2006年にニューヨークで始めた時は、小さな規模のものだったそうです。

「でも、ハリウッド・コミュニティが、カメラの背後で働く友人たちを讃えるために集まる素敵な場だということで、年々大きくなり、今は錚々たるプレゼンターたちがイベントを支援してくれるようになりました。とても親密な雰囲気のあるイベントで、出席する人たちが居心地よく来れるように、今後も今のフォーマットをキープしたいと思っています。授賞式の間、エモーショナルなモーメントがありますからね」

ちなみに、ハミルトンの時計が映画の中で使われる時、既存のものが使われることもあれば、その映画のために特別に作られることもあるそうです。

「スタンリー・キューブリック監督の『2001年宇宙の旅』や、クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』のように、監督に特別な時計の製作を依頼されることがあります。ノーラン監督は、時間や違うディメンションを繋ぐもの、父と娘のエモーショナルな絆を繋ぐ時計を必要としていました。その時計を、私たちは3週間という短期間で開発しなければなりませんでした。普通は1年間かけるんですけどね(笑)」

最後に、世界の製作者たちにどんなメッセージを伝えたいですかと尋ねると、「ただ、ありがとうと言いたいです。なぜなら、彼らは本当にクリエイティブで、私たちをインスパイアしてくれるからです。私は映画の大ファンなんですよ」と満面の笑みを浮かべました。

(取材・文/吉川優子)

『インターステラー』も! ハリウッドに愛される、ハミルトンの時計に注目!

映画における衣装や小道具は、観客をスクリーンに引き込むための重要な役割を果たします。上記ご紹介したように、これまでハミルトンの時計は、多くの映画に登場しており、ハリウッド映画に欠かせない存在として愛され続けてきました。

ハミルトンの時計が初めてハリウッド映画に登場したのはマレーネ・ディートリッヒ主演の1932年の『上海特急』。それ以降、『2001年宇宙の旅』や『メン・イン・ブラック』3部作、『ジャック・ライアン』、『オデッセイ』、『インターステラー』など500本以上のハリウッド映画に選ばれ、キャラクター作りに貢献してきました。

特に『メン・イン・ブラック』では、黒いサングラス、黒いスーツ、白いシャツ、ハミルトンの「ベンチュラ」と、ハミルトンはエージェントのオフィシャルのユニフォームの一部として使用されています。

SF からアクションスリラー、スーパーヒーローが登場する超大作に至るまで、ハミルトンはプロダクションデザイナーやスタイリストたちから支持され続けているのです。

現在、FilmarksアプリのTrendタブにおいて、これまでハミルトンが登場した作品を一覧で紹介中!「あの名作にも登場しているんだ!」 なんて驚きもあるはず。映画の裏側で活躍するクリエイターたちの偉業を支えるハミルトンの時計にも注目ください。

ハミルトンと言えば、エルヴィス・プレスリーも愛用した「ベンチュラ」が人気! 映画との関わりが深い、ハリウッドスターからも愛されるハミルトンの時計を、映画好きの恋人へのクリスマスプレゼントとして検討してみてはいかがでしょうか。


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【提供】ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン

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