主題歌は福山雅治「想望」に決定!福原遥 × 水上恒司 W主演『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』予告編&本ビジュアルも一挙公開

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SNSで10代を中心に話題となり、シリーズ累計発行部数70万部を突破した汐見夏衛の小説を原作とした映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』。本作の主題歌が福山雅治に決定し、併せて予告編と本ビジュアルが公開された。

【予告編】『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』(2023)

不満ばかりの高校生の百合(福原遥)は家出をし、近所の防空壕跡に逃げ込むが、朝目を覚ますとそこは戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰(水上恒司(岡田健史))に助けられ、その誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。しかし彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった。

この度、福山雅治の新曲「想望」(そうぼう)が主題歌に決定した。「想望」とは「慕い仰ぐこと。心に思い描いて待つこと。」という意味で、福山が実際に本編を観て、登場人物たちに思いを馳せ、映画に寄り添って書き上げた壮大なバラードとなっている。

同時に解禁となった予告編は、女子高生・百合が1945年の日本にタイムスリップするところから始まる。助けてくれた彰に初めての恋をする百合。連れてこられた美しい百合の丘をバックに、福山の主題歌「想望」が入る。「あたらしい夏 百合薫る丘 去年は君を まだ知らなかった」という恋の始まりを予感させる歌詞が、戦時下の緊迫した空気を和らげる。しかし、幸せな瞬間は一転する。

迫りくるB29の襲来と、燃える街並みが映し出され「泣かないで 君よ幸せであれ」というサビで、この恋の切なく悲しい未来を暗示させる。勤労奉仕の女子学生・千代(出口夏希)からほのかな恋心を寄せられる石丸(伊藤健太郎(健太郎))、愛する婚約者を地元に置いてきた板倉(嶋崎斗亜)、去年の冬に生まれた娘と会わないまま出征する寺岡(上川周作)、陸軍家系に生まれ、家の名誉のために特攻に行くしかないと信じている加藤(小野塚勇人)、そんな彼らを見守る鶴屋食堂の女将・ツル(松坂慶子)。「愛する誰かとともに生きたい」という、今では当たり前の願いを胸に持ってる生きる登場人物の表情と、彼らに寄り添った主題歌が、胸を打ち、涙を誘う予告編となっている。

【ビジュアル】『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

同じく解禁となったビジュアルは、この作品にとって最も印象的な場面である百合の丘で2人が見つめ合い、彰が百合へ“百合の花”を手渡していもの。「あなたと一緒に生きたい」という百合の希望、「君のために生きたい」という彰の決意がキャッチコピーとして追加され、お互いを愛しく大切に思いながらも、交わることのない未来が暗示される。また、他キャスト6名の場面写真も追加され、笑顔や切ない表情、真剣な表情など、この時代を懸命に生きた日々の一瞬が切り取られている。

【コメント】『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。

さらに、福山雅治の主題歌「想望」についてコメントが届けられた。

福山雅治

福原さん水上さんたち二十代の俳優をはじめとする出演者全員が表現する1945年の夏。あの日々に想いを馳せた誠実なお芝居に胸を打たれました。本作は、運命がもたらす喜びと苦しみを教えてくれています。時代という抗えない濁流の中に飲み込まれる一滴の水のように出会った百合と彰の運命。人々の日常を破壊する戦争という行為が、何度も繰り返されてきた時代の果てである現在。その2023年に産み落とされた今作に寄せて「いま、日々を生きていることの幸せ」を歌で描きたいと思いました。毎日帰るべき場所へ帰れることの幸せを。世代や時代を超えて、この映画が多くの人に触れてもらえることを願います。

汐見夏衛(原作者)

物語は百合たち送り出す側の目線で語られますが、「想望」は彰たち送り出される側の目線で歌われていて、聴くほどに旅立つ彼らの思いが胸に迫り苦しいほどでした。最後には、何の屈託もなく空を綺麗だと思えることの尊さ、何の疑いもなく明日を信じられる幸せを感じると共に、それは決して手離してはいけない、大切に守らなければあっけなく壊れてしまうものなのだというメッセージが胸に響きました。今だからこそ全ての人に聴いてほしい楽曲です。

成田洋一(監督)

初めて楽曲を聞いた時に感極まったのと同時に驚きもありました。この映画の本質を見抜いていただいてたからです。戦争の悲惨さはなにか。それは、夢や希望を打ち砕くだけでなく、それ以上に「なんでもない日常」を奪い去ることなのです。

西麻美(プロデューサー)

この映画は戦争というどうしようもない出来事によって引き裂かれてしまう、男女ふたりの切ないラブストーリーです。戦争、平和ということに想いのある方にぜひ主題歌をと思ったとき、福山さんしか浮かびませんでした。ご快諾頂き初めて「想望」を聴いたとき、百合と彰のことだけでなく、当時を生きた全ての人の想いがこもっているような気がしました。それ程素晴らしい楽曲を主題歌に迎えられたこと、ただただ光栄です。皆様、映画だけでなく、主題歌も是非楽しみになさってください。

福原遥

「想望」を初めて聞かせていただいた時、感動して胸がぎゅっとなりました。百合や彰、特攻隊の皆の気持ちが繊細に描かれていて、この作品を通して伝えたいことが全て詰まっているような気がします。この曲を聞きながら撮影をしたかったです。本当に素敵な曲をありがとうございました。

水上恒司

まさか福山さんが曲を書いてくださるとは思ってもいませんでした。初めて聞かせていただいた時、撮影当時のことを一気に思い出しました。僕が演じた彰という役は20歳の特攻隊員です。大人びているとはいえ、特攻に行くことに怖さもあったのではないかと思います。百合と出会い、惹かれ、少しずつ気持ちが変わっていく彰の心情……その全てがこの曲に描かれているような気がしました。「想望」をきっかけに、多くの方にこの映画をご覧いただき、作品に込めた思いが伝わることを願っています。

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、2023年12月8日(金)全国公開。

あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』あらすじ

目が覚めると、そこは1945年の日本。初めて愛した人は、特攻隊員でした……。親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの高校生の百合。ある日、進路をめぐって母親の幸恵と喧嘩をして家出をし、近所の防空壕跡に逃げ込むが、朝目が覚めるとそこは1945年の6月……戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、軍の指定食堂に連れていかれる百合。そこで女将のツルや勤労学生の千代、彰と同じ隊の石丸、板倉、寺岡、加藤たちと出会い、日々を過ごす中で、彰に何度も助けられ、その誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった……。

原作:汐見夏衛「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」(スターツ出版文庫)
監督:成田洋一
脚本:山浦雅大、成田洋一
出演:福原遥、水上恒司(岡田健史)、伊藤健太郎(健太郎)、嶋崎斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、坪倉由幸、津田寛治、天寿光希、中嶋朋子、松坂慶子
主題歌:福山雅治「想望」(アミューズ/Polydor Records)
配給:松竹
公式:https://movies.shochiku.co.jp/ano-hana-movie/

(C)2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会

※2023年9⽉27⽇時点の情報です。

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