毎月13日にB級映画とホラー映画をご紹介させていただいております、やすゆきです。
2019年より生活拠点を東南アジア中心に海外へ移転しました。海外の生活では風習や文化の違いに驚きの毎日です。そして、それは映画館も一緒。
私が滞在している国や地域の映画館情報をご紹介する「世界の映画館を巡る」。インドネシア・バリ島編に続く第2回を現地からお届けします。
現在地
2019年の3月より私はマレーシアのクアラルンプールに滞在しています。
マレー系、中華系、インド系の人々が暮らす多民族国家マレーシアは近年、急激な発展を遂げております。そんなマレーシアの首都であるクアラルンプールは想像以上の大都市でした。
地図で見るとココですね。
というわけで、第2回はクアラルンプールの映画館情報を調査してみました。
クアラルンプール 映画館情報
日本人にも人気の旅行先であるクアラルンプールでは街の中心部にデパートやショッピングモールが並び、日本の某百貨店などもあります。
映画館は主にショッピングモール内にあり、確認できただけでも十数件の映画館がありました。主にハリウッド映画を中心に公開していますが、街外れの映画館などでは現地の映画も上映されているようです。
私が映画を鑑賞したのは観光客に人気の「Pavilion Kuala Lumpur(パビリオン クアラルンプール)」という大型のショッピングモール内にある「Golden Screen Cinemas(ゴールデン スクリーン シネマズ)」へ行ってきました。
パビリオンは、クアラルンプールの中心部に位置しています。
モール内には多くの店舗が入っており、平日・休日問わずたくさんの人が訪れるクアラルンプールを象徴する場所のひとつです。日本でお馴染みの大手100円ショップも出店しており、旅行中には何かと助かります。
そしてこちらがパビリオンの5階にあるゴールデン スクリーン シネマズのエントランスです。
入口には『ジャスティス・リーグ』のキャラクターの等身大フィギュアが飾ってあり、内装もかなり豪華な感じです。物価が他の東南アジアの各国より少し高めのクアラルンプールにおいて、この贅沢な感じ……、チケットの値段が高い予感。
チケットの料金
マレーシアでは「リンギット(Ringgit)」という通貨が使われており、1リンギットが約27円前後です。(※2019年4月現在)
物価については、例えば有名チェーン店のハンバーガーセットが350円前後。日本と比べるとそう変わらないか、物によっては高いケースもありました。
さて気になるチケットの料金は、以下の通り。
<2D作品> 6リンギット~34リンギット(約163円~約925円)
<3D作品> 12リンギット~40リンギット(約326円~約1,089円)
やや複雑な料金設定のため、公式サイトで確認したところ上記のようにかなり値段に幅があるようです。これは恐らく曜日やスクリーンの大きさに応じて値段が変わるのかなと思われます。
それでも日本に比べるとだいぶ安いですよね。
ちなみに私は平日の2日間で2作品を鑑賞しましたが『Us(原題)』を11リンギット(約300円)、『キャプテン・マーベル』を15リンギット(約409円)で鑑賞することができました。
どちらも公開直後にも関わらず、この値段で観られるのは本当に驚きです。またチケットは館内にある券売機で簡単に購入できました。
映画のお供
館内には日本と同じように売店があります。さらにハンバーガーなどを食べられるレストランも併設されていたので、ショッピングモール内のレストランに行かずともお腹は満たせそうです。
早速、スタッフさんにオススメを聞くとポップコーンとドリンクのセットをオススメされました。やはりポップコーンは万国共通、不動の定番メニューですね。
さらに三角形の不思議なチキンナゲットもあったので一緒に注文してみました。
合計のお値段は、
・ポップコーン&コーラのセット:10.7リンギット(約291円)
・チキンゲット:8.0リンギット(約218円)
チケットと同様にクアラルンプールの物価からすると、だいぶ安めの設定かと思います。
ポップコーンはキャラメル味で日本と変わらず美味しかったです。チキンナゲットはソースが付いておらず、このまま頂きました。こちらも日本と変わらず熱々サクサクで、とても美味しかったです。ソースはセルフでどこかに置いてあったのかもしれません。
上映中の様子
私は平日のお昼に映画館へ行きましたが、若いカップルや映画好きそうな中年男性など幅広い年齢の方々がいらっしゃいました。
ちょっとカルチャーショックを受けたのですが、上映中は小声で会話したり、スマートフォンを操作したりと、驚くほど自由な感じでした。映画の上映前にもそのような行為を禁止する呼びかけ映像はなく、日本と比べるとだいぶゆるやかな鑑賞スタイルだなと。一方で映画泥棒には厳しいようで、発見した際はスクリーン内にある電話からスタッフに通報できるようです。(こちらはむしろ日本より厳しい!)
また字幕スーパーはマレー語と中国語が2段になって表示されます。これは多民族国家マレーシアらしい特徴ですね。
近隣情報
冒頭でもご紹介したとおりクアラルンプールの中心街は本当に近代的な都市で、日本人が生活するにも何も不自由のない環境です。7のつく日本のコンビニもありました!
また食事も充実しており、マレーシア料理、中華料理、インド料理と飽きることはありません。そんなマレーシアでぜひ食べておきたいのが「肉骨茶(バクテー)」です。
豚の各部位を漢方たっぷりのスープで煮込んだ料理で、ご飯とも相性抜群です!
クアラルンプール市街には、ローカル店から高級レストランまで数えきれないほどお店が並んでいます。映画を鑑賞したパビリオン クアラルンプールには、DCコミックスのオフィシャルショップとカフェがありました。
日本ではお目にかからないグッズやDCコミックス作品をコンセプトとしたカフェメニューがあり、ファンの方必見です。
クアランプール 映画館のまとめ 〜ゴールデン スクリーン シネマズの場合〜
・チケットがとにかく安い
・映画館は清潔感のある空間
・上映中のマナーはちょっとだけ我慢
・DCコミックスショップ&カフェは必見
以上、やすゆきの【世界の映画館を巡る ~マレーシア・クアラルンプール編~】でした! 次回はタイ・バンコクの映画館を巡る予定です。どうぞお楽しみに。
Photo credit: ~ezs on Visual hunt / CC BY