映画『花腐し』憂を帯びた表情の綾野剛が雨の中を彷徨う シーン写真5点解禁!

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『赫い髪の女』(1979)などの日活ロマンポルノの名作や、『Wの悲劇』(1984)、『共喰い』(2013)など数多くの脚本を手がけてきた荒井晴彦監督の最新作、映画『花腐し』のシーン写真が公開された。

【シーン写真】『花腐し』(2023)

斜陽の一途にあるピンク映画業界。監督の栩谷(綾野剛)はもう5年も映画を撮れていない。梅雨のある日、栩谷は大家から、とあるアパートの住人への立ち退き交渉を頼まれる。その男・伊関は、かつてシナリオを書いていた。映画を夢見たふたりの男の人生は、ある女優との奇縁によって交錯していく。

荒井監督が自身の4作目の監督作品として選んだ本作は、芥川賞受賞の松浦寿輝による同名小説に“ピンク映画へのレクイエム”というモチーフを大胆に取り込んだ意欲作。

この度解禁されたのは、雨の中を彷徨う栩谷の姿を捉えたシーン写真。撮影は監督の前作『火口のふたり』(2019)の劇中で使われたモノクロ写真も手掛けた写真家・野村佐紀子。タイトルにも引用された万葉集の和歌“花腐し”(きれいに咲いた卯木(うつぎ)の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる雨)を体現するかのような美しくも憂いを帯びた印象的なカットとなっている。

『花腐し』は、2023年11月10日(金)テアトル新宿ほか全国公開。

花腐し』あらすじ

廃れていくピンク映画業界で⽣きる映画監督・栩⾕と脚本家志望だった男・伊関、そしてふたりが愛したひとりの⼥優・祥⼦。タイトルに引⽤された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯⽊(うつぎ)の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる⾬を表現している。そのタイトル通り、梅⾬のある⽇に出会った栩⾕と伊関は、⾃分たちの愛した⼥について語り始める。そして、三⼈がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、それぞれの⼈⽣が交錯していく……。

原作:松浦寿輝「花腐し」(講談社⽂庫)
監督:荒井晴彦
脚本:荒井晴彦、中野太
出演:綾野剛、柄本佑、さとうほなみ(佐藤穂奈美)、吉岡睦雄、川瀬陽太、MINAMO、Nia、マキタスポーツ、⼭崎ハコ、⾚座美代⼦、奥⽥瑛⼆
配給:東映ビデオ
公式:hanakutashi.com

(C)2023「花腐し」製作委員会

※2023年10⽉6⽇時点の情報です。

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