NYの片隅で生きる親子の葛藤と成長を描く『ニューヨーク・オールド・アパートメント』1月12日公開決定・ポスタービジュアル解禁

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アメリカン・ドリームを夢見る母と年頃の息子たちに訪れる悲劇と成長を描いた「The Saint Of The Impossible」が邦題『ニューヨーク・オールド・アパートメント』として、2024年1月12日(金)より公開されることが決定。併せて、ポスタービジュアルが公開された。

【公開決定】『ニューヨーク・オールド・アパートメント』(2020)

本作はニューヨークで暮らす貧しい移民家族に訪れた悲劇が描かれている。<何者でもなかった>彼らが恋をすることで、大切な何かに気づき、はじめて<自分>として生きる意味を見出していく。貧しくも懸命に生きる姿を、リアルな息遣いが感じられるニューヨークでのロケとウィットに富んだ詩的な映像美で紡ぎ出し、真の幸せとは何かを観客に問いかけていく。

欧米の映画祭ではすでに最優秀作品賞・監督賞・女優賞など9冠を受賞し、高い評価を受けている本作。監督を務めるのは、短編『ボン・ヴォヤージュ』(2016)が世界各国42の賞を受賞し、第89回アカデミー賞短編映画賞ノミネートを果たしたマーク・レイモンド・ウィルキンズ。本作で長編映画デビューを飾る。ユダヤ人移民の家庭で育ち、母親がアウシュヴィッツの生存者だったオランダ人作家アーノン・グランバーグの小説「De heilige Antonio」をもとに、アメリカが抱える移民問題を通して親子の絆をリアルに描いている。

主演の兄弟を演じるのは、南米ペルーのオーディションで選ばれたアドリアーノ・デュランとマルセル・デュラン。普段はLOS MORDOSというロックバンドで活動し、実際の双子でもある彼らは、本作が映画デビュー作となる。反骨精神を持つ移民の母ラファエラ役は、第59回ベルリン国際映画祭金熊賞を受賞し、第82回アカデミー賞外国語映画賞にもノミネートされた『悲しみのミルク』(2008)で知られる国際派女優のマガリ・ソリエルが演じる。ミステリアスな美女クリスティン役には、若手女優タラ・サラー。そして、ベテラン個性派俳優サイモン・ケザーが脇を支える。

【ポスタービジュアル】『ニューヨーク・オールド・アパートメント』

併せて公開されたのは、肩身狭く日々を過ごしている兄弟が、神秘的な魅力を持つ女性と出会い、日々の苦悩を忘れて楽しいひと時を過ごすシーンが切り取られたポスタービジュアル。キャッチコピーが示すように、不法移民として日陰で生きることしか出来なかった“大都会の弱者”の彼らが、恋をして初めて生きる意味を見出す希望の物語であることが表現されている。

『ニューヨーク・オールド・アパートメント』は、2024年1月12日(金)より新宿シネマカリテほか全国公開。

『ニューヨーク・オールド・アパートメント』あらすじ

安定した生活を夢見て、祖国ペルーを捨てニューヨークで不法移民として暮らすデュラン一家。母ラファエラはウェイトレスをしながら二人の息子を女手一つで育て、息子たちも配達員として家計を支えるギリギリの毎日。街から疎外された自分を<透明人間>だと憂う二人の息子はある日、謎を秘めた美しい女性クリスティンと出会い、恋に落ちる。一方、ラファエラも白人男性からの耳触りのいい話に誘われ飲食店を開業するのだが……。

監督:マーク・レイモンド・ウィルキンズ
脚本:ラニ・レイン・フェルタム
原作:アーノン・グランバーグ「De heilige Antonio」
出演:マガリ・ソリエル、アドリアーノ・デュラン、マルセル・デュラン、タラ・サラー、サイモン・ケザー
配給・宣伝:百道浜ピクチャーズ

(C)2020 – Dschoint Ventschr Filmproduktion / SRF Schweizer Radio und Fernsehen / blue

※2023年10⽉19⽇時点の情報です。

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