漫画家・土田世紀の未完の作品を実写映画化した『かぞく』の予告映像とポスタービジュアルが公開された。
【予告映像】『かぞく』（2023）
本作は、4人の男の4つの家族が複雑に絡み合い、喪失から再生へと向かう様を静かに描いた叙情詩。
脚本・監督を務めるのは、『十三人の刺客』（2010）、「るろうに剣心」シリーズ、人気TVCM「au 三太郎」シリーズの衣裳デザインとキャラクターデザインを務めてきた澤田石和寛。写真作家、映像作家として活動する澤寛として、満を持しての映画監督デビューを果たす。
この度、予告映像が公開され、4人の俳優陣が演じるそれぞれの家族の姿が明らかになった。吉沢亮が演じるのは、父親が失踪し、母と二人で新しい街へと向かうマコト。群青色に染まった空と海に挟まれ立つマコトは、覚悟を決めたような表情で何かを海へと捨てる。その選択が引き起こす未来とは……？ 永瀬正敏が演じるのは、内縁の妻・ハルカと密やかな生活を送っているケンジ。泣き叫ぶ妻・ハルカを後ろからきつく抱きしめるケンジと、その後に映る時効間近の指名手配犯のニュース。二つの関係が紐解かれるとき、未来もまた動き出す……。小栗旬が演じるのは、妻を亡くし男手一つで2人の子供を育てるタケオ。思いつめた表情で車を走らせる彼と、海岸に立つ2人の子供たちには何が待ち受けるのか……。阿部進之介が演じるのは、久しぶりに実家へ帰ったユウイチ。自分の名前を呼ぶ白いワンピースを着た女に出会い、森に誘われていく。出会うはずのない女との出会いが導く、彼の未来とは……？
【ポスタービジュアル】『かぞく』
さらに、ポスタービジュアルも解禁となった。こちらも4人の男たちが魅せる一筋縄では読み取れない表情と「未来へー」という言葉が、物語の展開を期待させる。
『かぞく』は、2023年11月3日（金･祝）公開。
『かぞく』あらすじ
父が失踪したマコトは、母と二人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父1人で2人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく。
原作：土田世紀「かぞく」（日本文芸社刊）
監督・脚本・編集・衣裳デザイン：澤寛
出演：吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介、鶴田真由、渡辺真起子、福島リラ、秋吉久美子、込江大牙、粟野咲莉、田代輝、根岸季衣、野口雅弘、瀧内公美、片岡礼子、山口馬木也
製作・配給：アニプレックス
公式：https://www.aniplex.co.jp/kazoku/
（C）土田世紀／日本文芸社，Aniplex Inc.
※2023年10⽉23⽇時点の情報です。
