劇場版ドルメンX』のワールドプレミアが開催され、舞台挨拶に志尊淳、浅香航大、小越勇輝、玉城ティナ、堀井新太、徳井義実(チュートリアル)、くっきー(野性爆弾)、小室直子監督が登壇した。
高木ユーナによるマンガをもとにした本作は、地球侵略をたくらむ宇宙人がトップアイドルを目指す青春コメディ。
志尊淳がイケメン宇宙人の絶対的リーダー・隊長、浅香航大がお人好しでムードメーカーのイチイ、小越勇輝がプライドの高いお姫様男子のニイ、堀井新太が楽曲制作を担当するネガティブ男子のサイ、玉城ティナがマネージャーでアイドルヲタクのヨイを演じる。
撮影期間わずか11日。あまりにも短い時間の中で、昼は撮影、夜はダンスの練習と、超ハードなスケジュールをこなした志尊、浅香、小越、堀井の4人。しかし、かえってその環境が彼らの絆を強固なものにしたらしく、堀井は「練習が終わるとみんなでフラフラになりながら満員電車に乗って帰って、途中でごはんを食べたりして部活のような気分になった。翌日もまたみんなで(ダンスの)練習するのが楽しみで仕方なかった」と振り返る。
しかし過酷な撮影期間だったことにかわりはなく、中でも特にきつかったのはアイドルに欠かせない“ダンス”だったとか。だからライブシーンの撮影では「心からこみ上げるものがあった」と浅香。
4人のユニット「ドルメンX」が所属する事務所の社長役を演じた徳井は、そんな4人との思い出を「うやらましかった」と回想。「小越くんがみんなのマスコット的存在で、空き時間にソファーに座っていると志尊くんや航大くんが小越くんを抱き寄せてて、俺も抱きたかったなぁって……俺もほんまに抱きたかった(笑)」。
その言葉に小越は、「淳は前から知り合いだったけれど、ほかの方たちはみんな初めましてで、でもありえない速度で距離が縮まっていって本当に助けられた」とにっこり。すると音楽プロデュースを担当したくっきーが「そこらへんのちんけなねーちゃんよりかわいい」と小越ににじり寄っていた。
そんなくっきーは本作で、ドルメンXが歌う2つの楽曲の作曲を担当。その音楽についてメンバーは「衝撃的だった。耳から離れず気づくと口ずさんでいる自分がいた」と絶賛した。
本作に強い想い入れを感じている志尊は、「いろいろな人のいろいろな想いが詰まった作品。観ていただいたものがすべてだと思っています」と自信をのぞかせる。「それぞれが未完で、最後の最後まで成長を求めているところが素敵だなと思いながらみんなで作った。その愛やアツさが伝わればいいなと思います」と最後をしめくくった。
ある惑星から地球にやってきたイケメン宇宙人、隊長・イチイ・ニイ・サイと、アイドルヲタク女子のヨイ。
彼らの使命は、緑と水が豊富な惑星・地球を「汚さず、戦争もせず、地球人に気づかれることなく侵略」すること。
しかし、そんな夢みたいな方法が簡単に思いつくはずもなく、何の進展もないまま2か月が過ぎてしまっていた…。
そんなある日、ヨイの誘いで男性アイドルグループのライブを見学に行くことに。そこで、熱狂する女性ファンたちの歓声を受けながら、熱いパフォーマンスを繰り広げるアイドルの姿を目の当たりにし、圧倒される隊長たち。
そして、ある途方もないアイデアが浮かんだ。それは…「地球一のアイドルになって地球人の心を掴み、地球を侵略!」
こうして無謀とも言えるアイドルへの道が始まった― 。
映画『劇場版ドルメンX』は、2018年6月15日(金)より全国ロードショー。
「第10回 島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」は4月19日(木)〜22日(日)、沖縄各地で開催。