シリーズ累計発行部数85万部を突破した汐見夏衛によるベストセラー小説を映画化した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の本編映像が公開された。
【本編映像】『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』（2023）
現代を生きる不満ばかりの高校生・百合（福原遥）が目を覚ますと、そこは戦時中の日本だった。程なく命がけで戦地に飛ぶ運命の特攻隊員の彰（水上恒司 （岡田健史））と時を超えて出会い、彰の誠実さと優しさに惹かれていく姿を描く。
W主演を務めるのは、NHK 連続テレビ小説『舞いあがれ！』（2022）など主演作が相次ぐ福原遥と、『中学生日記』（2018）での鮮烈なデビュー後、NHK 連続テレビ小説『ブギウギ（2023）と話題作の出演が続く水上恒司。
今回公開された本編映像は、ひょんなことからツル（松坂慶子）が営む陸軍指定の食堂で働くことになった百合に対して、彰と同じ特攻隊員らが、元気に自己紹介をするシーン。
自分たちをおなかペコペコ隊と名乗る陽気な石丸（伊藤健太郎（健太郎））は、「石丸です、高知の生まれぜよ。佐久間と同じ21歳、得意技元気、趣味元気、そして歌」と味のある歌声を披露しようとしたところで、一番末っ子の板倉（嶋﨑斗亜）に止められる。そして、チャーミングな笑顔を向け「自分は板倉。大阪生まれの大阪育ちの若さ溢れる18歳や」と自己紹介。板倉から促されるように「このむっつりしているのが加藤さん。千葉出身で空手の達人」と紹介され、軽く会釈するのは、加藤（小野塚勇人）。落ち着きのある雰囲気の寺岡（上川周作）は、「寺岡です。東京出身、32歳。隊員の中では2番目におじいちゃんです」と優しくはにかむ。そして最後に、彰が「俺は秋田の生まれで……」と説明をしようとすると、石丸が「生意気に早稲田の学生だ。秀才だ秀才」と遮るなど、出会って間もない彼らたちの和気藹々とした、家族のような絆を感じられる場面となっている。
主題歌は、福山雅治による書下ろし新曲「想望」。当たり前のことが許されなかった時代に出会った、百合と彰の物語を、壮大なバラードで物語のラストを彩っている。
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』は、2023年12⽉8⽇（金）全国公開。
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』あらすじ
親や学校、すべてにイライラして不満ばかりの高校生の百合。ある日、進路をめぐって母親の幸恵（中嶋朋子)と喧嘩をして家出をし、近所の防空壕跡に逃げ込むが、朝目が覚めるとそこは1945年の6月……戦時中の日本だった。偶然通りかかった彰に助けられ、軍の指定食堂に連れていかれる百合。そこで女将のツル（松坂慶子）や勤労学生の千代（出口夏希）、彰と同じ隊の石丸、板倉、寺岡、加藤たちと出会い、日々を過ごす中で、彰に何度も助けられ、その誠実さや優しさにどんどん惹かれていく百合。だが彰は特攻隊員で、程なく命がけで戦地に飛ぶ運命だった……。
原作：汐見夏衛「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」（スターツ出版文庫）
監督：成田洋一
脚本：山浦雅大、成田洋一
出演：福原遥、水上恒司（岡田健史）、伊藤健太郎（健太郎）、嶋﨑斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、中嶋朋子、坪倉由幸、松坂慶子
配給：松竹
公式：https://movies.shochiku.co.jp/ano-hana-movie/
（C）2023「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」製作委員会
※2023年11⽉10⽇時点の情報です。
