映画『正欲』豪華キャスト陣が登場するメイキング映像&写真解禁!

Filmarks公式

NEWS FLASH

第36回東京国際映画祭で観客賞と最優秀監督賞をダブル受賞し、今秋の話題作として注目されている映画『正欲』の、撮影メイキング映像と画像が公開された。

【メイキング映像】『正欲』(2023)

家庭環境、性的指向、容姿など、異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、5人のキャラクターたちが少しずつ交差していく様子を映し出す本作。人が生きていくための推進力は何かというテーマを浮き彫りにする衝撃的な作風は、観る者の心を激しく揺さぶり、SNSを中心に絶賛の声が相次いでいる。

監督は、『あゝ、荒野 前篇』(2017)、『前科者』(2022)などを経て、その手腕にさらに期待が高まる演出家・岸善幸。脚本は港岳彦が務め、原作を大胆に再構築し演出の可能性を拡げることに成功している。

背景の異なる5人には、豪華俳優陣が集結。検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜を稲垣吾郎、広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月を新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道には、磯村勇斗。ダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也を佐藤寛太、大也と同じ大学に通う神戸八重子を東野絢香がそれぞれ演じる。

この度解禁されたメイキング映像では、風船の膨らませ方について細やかな仕草を提案する稲垣や、セリフの言い方についてニュアンスをすり合わせていく磯村など、現場で岸監督とディスカッションを重ねながら撮影している様子が収録されている。岸監督は、「この作品ではみなさんとじっくり話しながら作っていくことができ、とても充実した作品になったと思います」とコメント。意義のあるテーマを扱う映画だからこそ、キャスト陣との入念な話し合いが非常に重要だったことを明かしている。

着衣のままプールに浮かぶシーンの裏側では、スタッフたちに囲まれながら撮影に挑む新垣の姿が。大学のシーンでは、共演した佐藤、東野、坂東希と岸監督が、劇中のシリアスな役柄とは打って変わって、和気藹々と写真を撮る姿も収録されている。そして、メイキング映像を締めくくるのは、主演を務めた稲垣のクランアップ時の挨拶。岸監督を始めとするスタッフや共演者たちの姿から「この作品にかける情熱と思いがすごく伝わってきた」という稲垣は、「みなさんが妥協することなくワンカットずつ丁寧に粛々とものづくりをされている姿に、やっぱり映画の現場っていいなと思いました。こういうところでお仕事ができるというのは、俳優として本当に幸せなことだと思っています」とコメントを添えた。花束を抱えながら笑顔で語る稲垣の姿からも、本作の撮影が充実したものであったことが伝わってくる。これから映画を観る人も、再び鑑賞する人も、味わい深い必見のメイキング映像となっている。

【メイキング画像】『正欲』(2023)

『正欲』は、大ヒット上映中。

正欲』あらすじ

横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、息子が不登校になり、教育方針を巡って妻と度々衝突している。広島のショッピングモールで販売員として働く桐生夏月は、実家暮らしで代わり映えのしない日々を繰り返している。ある日、中学のときに転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。ダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也。学園祭でダイバーシティをテーマにしたイベントで、大也が所属するダンスサークルの出演を計画した神戸八重子はそんな大也を気にしていた。

監督:岸善幸
脚本:港岳彦
原作:朝井リョウ
主題歌/挿入歌:Vaundy
出演:稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香、山田真歩、宇野祥平、渡辺大知、徳永えり、岩瀬亮、坂東希、山本浩司、鈴木康介
配給:ビターズ・エンド
公式:bitters.co.jp/seiyoku

(C)2021朝井リョウ/新潮社(C)2023「正欲」製作委員会

※2023年11⽉17⽇時点の情報です。

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS