ジュリアン・ムーアとフィン・ウォルフハード出演の映画『僕らの世界が交わるまで』を監督したジェシー・アイゼンバーグのインタビュー映像が解禁。併せて応援コメントが公開された。
【インタビュー映像】『僕らの世界が交わるまで』(2024)
本作は社会奉仕に身を捧げる母親と、Z世代の息子のチグハグな人間模様が展開されるヒューマンドラマ。もどかしくも愛おしい2人の関係性に思わず身悶えしてしまうような共感にあふれた一作となっている。
監督を務めるのは、『ソーシャル・ネットワーク』(2010)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた経歴を持つ俳優、ジェシー・アイゼンバーグ。製作は、『ラ・ラ・ランド』(2016)でアカデミー賞主演女優賞を獲得したエマ・ストーンとその夫であるデイヴ・マッカリーが設立した映画/TV制作会社「フルート・ツリー」が務め、本作が初製作映画となる。さらに、『ムーンライト』(2016)『ミッドサマー』(2019)などを世に送りだし、映画ファンから絶大な人気を誇るA24が製作・北米配給を手掛けていることや、2022 年サンダンス映画祭でのワールドプレミア上映を経て、第75回カンヌ国際 映画祭批評家週間のオープニング作品に選出されたことでも注目を集めている。
この度、本作で長編監督デビューを果たしたジェシー監督のインタビュー映像が解禁となった。元々ジェシー監督が書いたラジオドラマをベースにして制作されたという本作。製作のきっかけについてや、俳優としての経験をもつ監督が現場でどのように動いていたのかを明かしている。
【応援コメント】『僕らの世界が交わるまで』
併せて、映画好きとして名高い芸人のこがけん、映画監督の三宅唱、SYOほか、かいばしら、柿沼キヨシ、茶一郎ら6名よりジェシー監督の手腕を絶賛する応援コメントが到着した。
かいばしら(俳優/YouTuber)
捻じ曲げないこと。深呼吸して、フィルターを外しあるがまま、他者をまっすぐに見てみる勇気。そんな作品、沁みました。
柿沼キヨシ(映像ディレクター/YouTuber「おまけの夜」)
気がつけば社会や時代は変わってしまったかもしれない。けれども立ち止まって周りを見渡した時、やっと僕らの世界は交わり始める。わたしも、社会も、ここからまた新しく始められるかもしれない。そんな希望を持った優しい映画でした。
こがけん(芸人)
同じ家に暮らしながらお互いを拒絶する母と息子イタいほど空回る二人が救おうとするのは“世界”か、はたまた〝自分自身〟かジェシー・アイゼンバーグの眼差しはどこまでもシニカルで辛辣、そしてほんのり温かい二人の気持ちいいぐらいの“いたたまれなさ”が今も僕をニヤニヤさせる
SYO(物書き)
自己愛が強すぎて、他人の痛みが想像できない。拒絶され、修復不可能になってようやく気づく。同じ轍を踏む二人は、どうしようもなく親子だ。ビターで、寂しくて、どこか優しくて静かに救われる……。A24組×ジェシー・アイゼンバーグの初にして完璧な融合。自分が映画に魅せられる理由が、この一本に詰まっていた。
茶一郎(映画レビュアー)
とても繊細に暴かれる「私」と「世界」のすれ違い。『ソーシャル・ネットワーク』のジェシー・アイゼンバーグが描いたのは、交われている気になって実は交われていないSNSという多元宇宙(世界)、そして近いようで最も遠い「親/子」という二つの世界。鑑賞中、終始、心がむず痒くなる丁寧で美しい映画だった。
三宅唱(映画監督)
ジェシー・アイゼンバーグは『アドベンチャーランドへようこそ』などで鈍感にも繊細にもみえる人物を見事に演じてきたが、笑えるようで笑えない世界、笑えないようで笑える瞬間への鋭敏な感度は監督としても健在だ。
『僕らの世界が交わるまで』は、2024年1月19日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国公開。
『僕らの世界が交わるまで』あらすじ
DVシェルターを運営する母・エヴリンと、ネットのライブ配信で人気の高校生・ジギー。社会奉仕に身を捧げる母親と、自分のフォロワーのことしか頭にないZ世代の息子は、いまやお互いのことが分かり合えない。しかし彼らの日常にちょっとした変化が訪れる。それは、各々ないものねだりの相手に惹かれ、空回りの迷走を続ける“親子そっくり”の姿だった……! 親子間のジェネレーションギャップや、理想と現実の食い違い。誰にとっても身近なテーマを描く中で、母と息子、それぞれの失敗を経てたどり着くお互いへの想いとは? 見終わったあと、大切な誰かを抱きしめたくなる、ハートフルムービー誕生!
監督・脚本:ジェシー・アイゼンバーグ
出演:ジュリアン・ムーア、フィン・ウルフハード、アリーシャ・ボー、ジェイ・O・サンダース、ビリー・ブリック、エレオノール・ヘンドリックス、ジャック・ジャスティス
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
公式:culture-pub.jp/bokuranosekai/
(C)2022 SAVING THE WORLD LLC. All Rights Reserved.
※2023年1⽉12⽇時点の情報です。